花好きじじい

花を求めて山野を歩き回っています。
花好きの皆さん花にまつわる話をお聞かせください。

ウバユリの群生地

2012-04-22 06:00:44 | Weblog

 ウバユリは福島県以西に成育し、北日本で見られるのは大形の変種オオウバユリであるとされるこれまでの通説を否定する秋田県北部の能代市二ツ井の七座神社境内にウバユリの群落を見つけたと以前の(ブログ:2008-08-18)に書きましたが、最近、キバナノアマナの撮影に出かけた(ブログ:2012-04-16)秋田市内の日吉八幡神社境にもウバユリと思しき群落が見られたので、七座神社の群生地と対比しながら開花時期まで追跡したいと思います。

 七座神社境内の群生地で撮影(2012ー4ー18

 

 日吉八幡神社境内の群生地で撮影(2012−04−21)

 


キバナノアマナの満開

2012-04-16 15:15:29 | Weblog

 4月12日朝のNHKニュース(秋田)で秋田市八橋の日吉八幡神社の境内のキバナノアマナが満開だと伝えていましたので、翌々日の14日(土)に撮影に出かけました。
 寛文2年(1662)に現在の地に創立されたという由緒ある神社の広い境内一面に広がる黄色の絨毯には圧倒されました。
 秋田ではキバナノアマナはそれほど稀な山野草ではないのですが、これほどに群生したのを見たのは初めてです。

 この機会に境内をくまなく歩き回ってみましたら、芽吹いたばかりの何種類かの山野草も見られましたので度々訪れて観察したいと考えています。

 


ヤドリギの花が見られた

2012-04-09 20:27:44 | Weblog

 永いこと写真に収めることが出来ずに悔しい思いをしていたヤドリギの花を偶然にも撮影することが出来たので、その顛末を書いてみます。 
 田沢湖西岸に生えたヤナギ属の大木の高い枝には多数のヤドリギが寄生しているのは以前から知っていて、これまでにも何回か撮影を試みてはみたのですが、望遠レンズを用いての撮影では葉とか果実だけは写せても花を撮影するということが出来ませんでした。


 

  さて、待ちに待った秋田の春も近づき、3日から4日にかけての台風なみの猛烈な強風も治まり、路面の雪も殆ど消えて、久しぶりのうららかな晴天となった4月7日にカメラを持って今年初めての山野草を探しに出かけてみましたが、野山にはまだまだ残雪が多くてフキノトウくらいしか出ていません。
  目的もなく車を走らしているうちに、ヤドリギの開花が早春だったことを思い出し田沢湖に向かってみました。
  遮るものの無い湖面をわたる風がかなり強かったと見えて西岸の多くの木々が沢山なぎ倒されていましたが、その中にヤナギの大木が一本あり、この木には沢山のヤドリギが寄生しておりました。

 千載一隅の機会と捉えてこの倒木の周りを巡りヤドリギを写真を撮りまくりました。
それで、分かったことは、一本の倒木に寄生したヤドリギでも雄株、雌株はもとより蕾の付いて株、若い実のついた株、昨年の実を残した株など株毎に独立しているということでした。 

   ↓ よく繁茂した雄かぶ

  

      ↓多分雄花

 

     ↓雌株の枝先に付いていた若い実 

   ↓若い実と雌花(不完全な花被片と花柱)

 

   ↓昨年の実が残っている株