2015−11−14『落ち葉の中に咲くカキツバタ』には秋田市千秋公園の「あやめ園」の落ち葉の中に咲いていたカキツバタが初夏にも咲くのかどうか知りたいと書きました。
昨日(6月11日)に出かけて撮影した画像です。昨年と同じ場所にカキツバタは咲いていました。
(6月11日撮影)
満開の時期はやや過ぎているようで、花弁が萎縮しかかっているものも少し見られましたがよく茂った葉の中に多数の花が見ることが出来ました。
ここに、先のブログにも載せた昨年11月13日撮影した画像を比較のために再度載せてみます。 初夏と違った印象では、葉の生え方が多少疎らというだけで花には全く違いは見られませんでした。
(11月13日撮影)
今回もまたカキツバタの自生地である大仙市宇津野に行き撮影したきましたが、画像(左)のように満開でした。
また、この画像との比較のため、昨年11月13日に同じ場所で撮影した画像(右)も並べてました。
大仙市宇津野の自生地で撮影
(6月11日) (11月13日)
通常、カキツバタの開花期は初夏から初秋とされていますから『あやめ園』の初夏と晩秋の二度に亘って咲くのは稀な種なのかも知れません。
シソ科の帰化植物ヒメオドリコソウの繁殖力は旺盛でしばしば大群落をつくりますが、これとよく似た在来種ホトケノザは少ない上にヒメオドリコソウに紛れて見逃され易いのです。
ホトケノザ(左)とヒメオドリコソウ(右)とが偶々並んで生えている下の画像を見ると一見区別するのが容易でないように思われますが葉と花の違いから簡単に見分けられます。
葉はホトケノザでは丸みを帯びていて葉間の間隔が開いていて茎が見えるのに、ヒメオドリコソウでは先が三角形に尖っていて葉間が詰まっています。しかし、葉の色には変化が多いのであまり参考にはなりません。
両者ともよく似た唇状花を付けますが、ホトケノザでは葉の間から突出しているのに、ヒメオドリコソウでは葉の間に隠れる様に顔を出しています。