花好きじじい

花を求めて山野を歩き回っています。
花好きの皆さん花にまつわる話をお聞かせください。

ユウシュンランが咲いています

2016-05-19 11:08:51 | Weblog

 ユウシュンランはギンラン、ササバギンランに近いラン科の植物ですが、それらに比べてかなり小型でひ弱で全く見栄えのしない蘭なのですが、生育場所も生育数も限定されているため絶滅危惧種に指定されています。秋田県でも男鹿半島でしか見つかっていません。
 5月15日、曇り空で小雨のパラつく中を友人に連れられて男鹿半島に出かけ、男鹿本山への登山道傍の薄暗い樹下に数本のユウシュンランが開花しているのを見つけ撮影してきました。
 
 

   ユウシュンラン(祐舜蘭)Cephalanthere erecta var. subaphylla (Miyabe et Kudo)はギンランの変種として宮部金吾・工藤祐舜によって1932年に報告されたもので、和名には工藤祐舜の名を冠されています。

 なお、工藤祐舜(1887~1932)は秋田県湯沢市増田町の出身の植物学者で死亡時は台北帝国大学理学部教授だった方です。


ベニバナミヤマカタバミ

2016-05-19 10:40:11 | Weblog

 5月15日(日)玉川ダム湖から3Kmほど遡った場所にある戸瀬プレーパークに山野草の撮影に出かけました。
 カタクリは既に終わっていましたがエゾノリユウキンカ、ミズバショウ、ミヤマカタバミ、オオバキスミレなどが満開でした。
 ここの場所は八幡平に向かう際にしばしば立ち寄るいわば馴染みのスポットなのですが、これまでに気が付くことがなかったベニバナミヤマカタバミを初めて発見して歓喜しました。
  
 白花の群生する中に紅花の小さな群落と、薄紅色の数本からなる群落が見られた。
            






キジムシロ

2016-05-06 20:32:16 | Weblog

 今日の夕方、帰宅の折りに回り道して通りかかった山道の道肩にキジムシロが咲いていました。
 キジムシロという和名は、横に広がる葉の様をキジ(雉)が座るむしろ(蓆)にたとえたとのことですが写真の放射状に伸びた茎はその表現がまさに適切です。
 

 また、興味あることには、ここでは大型と小型の2種のキジムシロ(?)が見られることです。
 たまたま、この2種が並んだところも写真に収めることが出来ましたが、サイズの違いだけではなく花弁の形にも違いがあるため同一種として良いか否か悩んでいます。