花好きじじい

花を求めて山野を歩き回っています。
花好きの皆さん花にまつわる話をお聞かせください。

キヌガサソウ・サンカヨウ・ズダヤクシュ

2015-06-21 20:40:21 | Weblog

 6月20日(日)に八幡平長沼の岸に生育するキヌガサソウの観察に出かけました。
キヌガサソウの花は開花の最盛期をやや過ぎていて外花被片(萼片)が薄緑色に変色したものが沢山ありました。
  興味あることには、この場所にはサンカヨウズダヤクシュも多く生えていて、3種が同じ画面に収まるような場所があちこちで見られたことでした。
 
       ↑ ズダヤクシュ                            ↑ サンカヨウ

         

                                                                                  

                                                                                                           

  


ハマエンドウ

2015-06-18 10:13:13 | Weblog

  5月になると秋田の海岸の諸所でハマエンドウの開花が見れれます。
海岸の岩場、砂地、そして海岸に接した草地などに生えたもでは見まちがうこともないのですが、、
  

  これが海岸からは離れた住宅地の空き地とか道端の草叢などで見かけるとクサフジなどと
見誤ることも間々あります。
  

 これはクサフジを探して秋田市郊外の荒地を歩いていた時にカラスノエンドウと一緒に大群落を作っていたものを撮したものです。
  

 その後、毎日通っている路の分離帯の草叢(実は、管理の悪い芝生)で咲く花をクサフジと見て通り過ぎていたのですが改めて見直してみたらハマエンドウの大群落にツルフジバカマが混じって生えていることが分かりました。


ミヤマタムラサソウ

2015-06-07 09:36:28 | Weblog

 ミヤマタムラソウ(別名:ケナツタムラソウ)は中部以北に見られる稀な植物で秋田県では絶滅危惧種 I類に分類されています。
 好天に恵まれた6月6日(土)秋田市から37Kmほど離れた雄物川畔の小さな雑木林に友人に案内してもらって出かけ初めて撮影することが出来ました。
 樹下のやや湿った草地にこの小さな淡紫色の唇状花がヒッソリと咲いているのを見て始めはあまり感激しなかったのですが撮影した画像を見て随分変わった花だと改めて感動しました。
 
 

 花の形はアキギリ属に入れられているようにキバナアキギリを小型にしたような唇状花で、花弁には沢山の毛が生えており、2本の雄蕊と1本の雌蕊とが長く突き出しています。




 名前の由来は不明で、キク科のタムラソウというアザミに似た花を付ける野草とは全く無関係です。