花好きじじい

花を求めて山野を歩き回っています。
花好きの皆さん花にまつわる話をお聞かせください。

ジュンサイ沼の雑草

2008-08-27 08:45:47 | 旧blog
 ジュンサイという作物は結構デリケートで一寸手を抜くと忽ち雑草(ことに他の水生植物)が繁殖して負かされてしまうのだそうです。
 私はジュンサイ沼を巡って沼の中、岸に生育する植物(雑草)に興味を持ち写真を撮り続けているうちに、雑草が繁茂してジュンサイの栽培を放棄した沼が少なくないことに気付きました。
 繁茂する雑草には各種ありますが、ここには代表的なものとしてマルバオモダカ、タヌキモ、ハゴロモモの3種の写真載せてみました。
         
                   マルバオモダカ





                    タヌキモ





                    ハゴロモモ



 その他にも、コナギ、オモダカ、ヘラオモダカ、アギナシ、ヒシ、ヒルムシロ、ヒツジグサなどなどがジュンサイ沼に侵入して栽培農家を困らせている。

ウバユリ

2008-08-18 14:07:37 | 旧blog
 花が咲いているのに葉(歯)がボロボロであるところから姥百合の名が付けられた
されていますが、実際には葉が残っているものが多いのです。
 ウバユリには小型のウバユリと大型のオオウバユリとがあり、前者は関東以西に
多く、東、北日本では大部分が後者であるといわれています。
 秋田県で見られるのも殆どがオオウバユリで、10年以上秋田で山野草を観察し
てきた私もオオウバユリしか見かったことから、秋田県には存在しないとまで信じ
てきました。
 ところが、別の花の撮影のため入った能代市二ツ井の七座(ななくら)神社の裏
の林で偶然丈の低く、花1~3個しか付けていない小型のウバユリを初めて発見し
ました。
 8月15日再びその場所にでかけて花が終わった後の実の写真を撮影してきま
した。なお、比較のため、七座神社の米代川を挟んだ対岸にある七座山登山口に
群生していることが分かっているオオウバユリの実と葉とを並べて撮影しました。


             (ウバユリ)





             (オオウバユリ)




            (オオウバユリ・左とウバユリ・右の比較)