花好きじじい

花を求めて山野を歩き回っています。
花好きの皆さん花にまつわる話をお聞かせください。

秋田花の会写真展(27回)

2014-02-18 21:52:16 | Weblog

  『秋田花の会』は昭和62年10月16日に創立され翌年2月20日から29日まで会員による第1回の写真展を行なわれてから今回で27回を数えることになります。

  今回は平成26年2月15日から18日までの4日間秋田市総合生活文化会館
アトリオンで開催され、入場者は4日間で1.100名を超えたとのことでした。



  私も平成9年の写真展を観に行って感動してその会場でこの会に加えてもらい、平成10年の第12回写真展から出品させてもらっていますが、近年は聊かマンネリ化してきたような傾向は拭いきれないのも実情ですが、私も高齢とになり世間との交流もますます疎遠となってきていますので、この会の人達との関係だけは可能な限り保ち続けたいと考えております。
  なお、平成14年の第16回写真展からは企画展にも毎年参加させてもらい本年の写真展までに11回となります(下はそのテーマの一覧)。  


              企画展に展示したテーマ 

   平成14年 第16回 休耕田の花々

  平成15年 第17回 ムラサキ科の植物

  平成16年 第18回 腐生植物と寄生植物

  平成17年 第19回 鳥に因む名の花

  平成18年 第20回 ハギ(萩)の名のついた植物

  平成19年 第21回 蓴菜沼の迷惑な侵入者達 

  平成20年 第22回 山野草の果実

  平成21年 第23回 休耕田の草紅葉

  平成22年 第24回 春の恵み「山菜」の秋咲く花

  平成23年 第25回 金の名のついた花々

  平成24年 第26回 (共同展示)

  平成25年 

  平成26年 第27回 「イヌ」の名のつく植物 
 
    (今年の企画展に展示したパネルです)

 

蓴菜沼の雑草

2014-02-14 21:42:27 | Weblog

 秋田県山本郡三種町は蓴菜(じゅんさい)と温泉だけが売りものの鄙びた町です。中でも森岳地区には自然の沼沢のほか人工の蓴菜沼が沢山あり、シーズン中は至る所で箱船に乗って蓴菜摘みをしている情景が観られます。

   蓴菜沼の管理の難しさは常に奇麗な水が流れ込むようにしておくことと、沼の土手
や中に生える雑草を除去しておくことだそうです。 
 土手に生えたイネ科とかカヤツリグサ科、その他の草は容易に刈り取ることが出来
ますが 、水中から生えて来る植物には手を焼くとのことです。
  タヌキモは丹念に特殊なレーキで絡め採らないと大繁殖して下の写真の様に沼一杯に広がりじゅんさいは完全に追いやってしまいます。
 

  オモダカ科の植物もよく見られます。            オモダカ
 

                               ヘラオモダカ

                                 アギナシ
 アギナシとオモダカとの区別がよく問題になりますが、引き抜いて葉柄の付根を見ればアギナシには沢山の球芽が付いて一目瞭然です。
 アギナシは環境省から準絶滅危惧種に指定されているため引き抜くのが憚られそうですが、ここではむしろ歓迎されます。
 最も嫌われるのはやはり環境省の絶滅危惧種II類に指定されているマルバオモダカだそうです。泥の中に根が 頑固に広がっているため容易に駆除できず、根負けしてじゅんさい栽培を放棄したしまった沼を少なくとも3面見ています。
 

 なお、三種町にはオモダカ科のサジオモダカも見られますが何故かじゅんさい沼には生えておりません。