goo blog サービス終了のお知らせ 

花好きじじい

花を求めて山野を歩き回っています。
花好きの皆さん花にまつわる話をお聞かせください。

心に残る歌(1)

2011-10-24 08:51:18 | Weblog

 一般に心に残る歌というと素晴らしい名曲か、何か感動的な場面と結びつく曲などを連想するのが普通なのですが、私の心に残る歌というのはそれとは全く違って私の幼児期に母から教わった歌なのです。その母も平成4年に89歳でこの世を去ってから早くも20年経過することになりますが、母を偲ぶとき何時でもこの2っの歌が思いだされます。

 昭和9年12月23日に誕生された今上(平成)天皇の誕生を祝って発表された唱歌北原白秋作詞・中山晋平作曲皇太子さまお生まれになった」は国内各地で歌われたようですが、ラジオも一般には普及していなかった昭和9~10年当時この歌がどのように広まっていったのか分かりません。 いずれ、この歌は私の生まれた東北の僻村でも大いに愛唱され当時3歳になったばかりの私も姉達に混じって歌う舌足らずの歌が大人達から大いに受けたと後年母からよく聞かされたものです。 その当時覚えた簡単な歌詞は現在でもほとんど記憶しています。

 

       皇太子さまお生まれになった

      作詞 北原白秋

      作曲 中山晋平

 一、日の出だ 日の出だ 鳴った鳴った ポーオポーオ

   サイレン サイレン ランランチンゴン

   夜明けの鐘まで

   天皇陛下お喜び みんなみんな かしはで

   うれしいなお母さん 皇太子さまお生まれになった

 

 二、日の出だ 日の出だ 鳴った鳴った ポーオポーオ

    サイレン サイレン ランランチンゴン

         夜明けの鐘まで

         皇后陛下お大事に みんなみんな 涙で

     ありがとうお日さま 皇太子さまお生まれになった

 

 小学生の頃、明治35年生まれの母が小学生の頃に習ったという唱歌を聴かせてくれたのを良く記憶しています。 その後長い間この唱歌は分からなかったのですが、ある時明治後期の小学校唱歌を検索していたところ「飛行機のうた」というのが出てきたので紹介します。

 

    飛行機のうた

 

 一、僕が造った飛行機がハンドル取って舞え上がり

    日本国中とんで見た 其れは夕べの夢でした

 

 二、国語 算術 体操と何でも甲を貰ったら

    此の子は良い子ほめられた 其れは本当の事でした

        母から聴いた歌詞では、最後の箇所が違っていて、
              ・・・・其れは夕べの夢でそろ
                  ・・・・其れは本当の事でそろ

           でした。