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花好きじじい

花を求めて山野を歩き回っています。
花好きの皆さん花にまつわる話をお聞かせください。

タコノアシの花

2013-08-27 15:43:01 | Weblog

 昨年9月8日、本荘市のタコノアシ生息地に撮影に出かけた時には既に開花時期
は過ぎていいましたが、特徴的な紅色に変色するのにもまだ少し早かったようです。

 しかし、11月25日に行った時には遅過ぎて褐色に枯れてしまっていました。
 
   今年は何としても花を見たいと思い、この場所に何度か足を運んでいます。
8月3日この地方に大雨が降り洪水の危険情報が解除された直後に行きましたが、
昨年タコノアシの生育していた川岸は泥で埋まりタコノアシは全然見当たらない
ため殆ど絶滅したものと大いに落胆しましたが、それから3週間後の8月25日
に訪れた時にはご覧のように見事に生えそろい開花していました。
   
  学名Penthorum chinenseは花ガ5数性・・萼片5、雄蕊10、花柱5から名付られた
とありますが、この場所のタコノアシでは萼片7、雄蕊13、花柱7からなっています。 

 


ホドイモは満開

2013-08-23 10:33:39 | Weblog

 職場近くの道ばたには蓬とか茅など丈の高い草にホドイモ(塊芋)が絡みつきマメ科には
見えないような奇妙な花を付けています(下の画像を拡大してご覧ください)。
 
  
 また、我が家の庭にもこれと同属近縁種のアメリカホドイモの花が咲いています。
アメリカホドイモは明治中期に食用として海外から持ち込まれたもののようで、主に東北地方
でホド、ホドイモ、アピオスの名で栽培されています。
 私も数年前、通勤の途中で立ち寄った道の駅の産直コーナーでアピオスと表示してあった珍
しい芋を購入し、蒸して食べた残りの芋を庭に片隅に埋めておいたものが毎年芽を出して周り
の木や草花に巻き付き下の様な花を沢山付けています。 

 
 
 この在来種、外来種ホドイモの違った花が面白いので載せてみました。

 

 

 

 


湿地に咲いた花

2013-08-05 11:48:29 | Weblog

 4日の午後、秋田市の郊外を散策中に立ち寄った小さな湿地に、仲良く生育した数種の植物を撮影しました。
 
 ミズバショウ:とっくに花が散り大きな葉を広げていました(下の写真の背景はミズバシウ                     の葉)。
 
 ミズオトギリ:数本開花していました。
   

 ミズタビラコ
  
 ミゾホオズキ
   


ゴゼンタチバナとツマトリソウ

2013-07-22 10:22:18 | Weblog

 今の時期、登山道の傍の浅い草叢にはゴゼンタチバナツマトリソウ
咲いています。
  この全く別の科に属する植物の花は白くてサイズが同じで、しかも同じ
ようなやや湿った場所を好んで生育するためしばしば混同してしまいます。

ゴゼンタチバナ
 ミズキ科の草丈の低い草本。花の付く茎には3対(6枚)の卵~披針型
に葉が輪生状に付けます。花は白い花弁状の総苞片に多数の管状の小花を
付けます。
   

ツマトリソウ 
 サクラソウ科の草丈の低い植物。広披針形の葉が互生し茎頂では輪生状
となり白い5~8(通常7)枚の花弁の花を付けます。
 

 ゴゼンタチバナツマトリソウとはしばしば入り混じって咲いている場所
にめぐり合うことがあります。
  
 両種の並んだ画像では違いは歴然としていますが、群生している場所
では殆ど区別出来ません。


コゴメバオトギリ

2013-06-16 21:04:53 | Weblog

 帰化植物はしばしばゲリラ状に出没すると何処かで見たことがあがります、ここに
あげるコゴメバオトギリもその例の一つかも知れません。
  コゴメバオトギリは1930年代に三重県で最初に見られ、その後各地で散発的に見
られるようになったそうです。

 平成14年6月26日の朝の通勤の折、道端の草むらにそれまで見たことのなかった黄色の花を付けた2本の植物を見つけました。

 オトギリソウ科とはあたりが付いたのですが、帰化植物のコゴメバオトギリの名に辿り着くまでは暫くかかりました。
 その後、毎年この場所にはこの植物は生育し、年を追うごとに増殖してきています。2枚目は平成18年6月27日に撮影、3枚目は平成20年6月21日に撮影したものです。
 
 ところが、平成21年になるとこの場所に見なくなり、平成22年にも見られなくなり消滅してしまいました。 

 ところが、数日前6月12日にここから5Kmほど離れた町道を通りかかったところ、歩道の縁石の間に数本のコゴメバオトギリが生えているのを発見しました。 
   
 この様な過酷な環境の中に明年もまた生えてくるのかどうか注意して見て行くつもりです。 

 


 

 

 


白花タニウツギ

2013-06-06 08:57:04 | Weblog

 毎朝夕通勤時に通る我が家からほど近い山道の土手に白い花を付けたタニウツギがある
のを数日前に初めて気付き、今朝、誰の車も通らないうちにと早めに自宅を出て撮影して来
ました。
   

 タニウツギは北日本の日本海側に多く秋田では何処にでも見られるため人からあまり関心
が持たれませんから、かなり稀にしか見られない白花種でも誰からも注目たれた形跡はあり
ません。
  


エゾノリュキンカが満開です

2013-05-19 08:14:03 | Weblog

 今年の雪解けが遅かった為か野草の開花が全般に遅いのですが、早春、残雪の残っている時期に開花するエゾノリュウキンカが今ようやく満開になっています。
 

 秋田市街地から車で30分ほどの郊外の窪地の群生地は県道傍にあり、眼下に容易に見ることが出来ますが、車はほとんど関心を示さず通過してしまいます。
   


ヒメスミレ:芝生の迷惑な侵入者

2013-05-15 14:45:55 | Weblog

   ヒメスミレは人家近くに生える小型のスミレで、これまでにあまり見かけることはなかったですが、

    

    何故か数年前からの我が家の庭の芝生に侵入して繁殖しはじめ、抜いても抜いても年々増え続けて現在ではご覧の様に開花時には一面紫の絨毯に化してしまいます。除草剤を散布して一気に枯らしてはと我が家の女房殿が申されるのですが、山野草を愛する私としてはそれが忍びなくて放置しているというのが現状です。

               


タチツボスミレの仲間5種

2013-05-10 11:51:09 | Weblog

 今の季節では、野に各種のスミレが咲き競っていますが、ここには近くの草叢で撮影したタチツボスミレとその近縁の4種(オオタチツボスミレ、シロバナオオタチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、ナガハシスミレ)5種の写真を供覧します。

タチツボスミレ
  

オオタチツボスミレ
  

シロバナオオタチツボスミレ
  

ニオイタチツボスミレ
  

ナガハシスミレ
  

                                      
                 葉の比較                
 
 


我が家の放射能汚染状況

2013-05-04 15:03:20 | Weblog
 5月3~4日、福島県本宮市の長く無人にしてある実家に行き、自宅近辺の放射能汚染
状況を測定してきました。
 測定に用いたのは写真の様な玩具に等しい簡単な器機(Quarta-Rad社製 RD1706)
で決して正確とは云い難かもしれませんが、それでも一定の傾向というのが分りました。
           
 私の家がある地域は福島第一原発から直線距離で丁度50Km離れた場所に位置している
ため、避難勧告を受けるほどの高度汚染地区とはされていませんが、高い汚染地区が点在
しているため至る所で除染作業が進められています。
 写真の様な除染作業で集められた表土や木の葉を二重構造のコンテナバッグに詰められ
て置かれている光景が至る所で見かけられます。

 しかし、この様にして集められた膨大な除染廃棄物の最終的な行き場は未だに決まって
いないのだそうです。
 なお、私の家の敷地内での測定値は場所ごとに違いがあるのですが大凡0.8~1,7μSv/h
の範囲でした。
 この数値だけからすると、国が健康に影響を及ぼす危険性があるとする年間被爆量の
20mSvには達しないのですが、本当に大丈夫なのかというと確証がある訳ではありません。
 私の家と道路を隔てた牧草地は昨年6月に除染(ゼオライトを散布して覆土)したとされ
ていますが、牧草の生えていない所では0.7μSvとやや低いものの、牧草の茂った所では
1.2~1.5μSvと殆ど低下していないことから除染の効果もかなり懐疑的だと思われました。