正さん日記

世の中思いにつれて

チュニジアで市民の抗議から政権崩壊

2011-01-19 09:48:44 | 世界
 1月14日、職を求めた男性が、抗議の焼身自殺を図ったことをきっかけに、大規模な反政府デモが続いた北アフリカのチュニジアで、ベンアリ大統領(74)がサウジアラビアに脱出、23年続いた強権政権は崩壊した。ベンアリ大統領は、デモが激化し、多数の死傷者が出る中、政権の維持は不可能と判断しサウジへの亡命を図ったようだ。

 ベンアリ大統領がサウジに亡命した後、ガンヌーシ首相(69)が同日、大統領権限を暫定的に引き継ぐことを宣言した。しかし、ガンヌーシ首相はそれまでベンアリ政権を支えてきた立場にあり、同首相に対する拒否反応を示す市民は多く、首都チェニスでは、ベンアリ大統領の親衛隊と市民側に立った軍隊との小競り合いが続き、未だ情勢が沈静していない。
 
 チュニジア周辺の北アフリカ諸国には、エジプトやアルジェリアなど強権的な長期政権が多く、エジプトでは、焼身自殺が3名も続くなど影響が広がる可能性もある。
 アフリカでは、市民の決起によって、時の権力体制が崩壊したのは初めてとのことだが、市民のデモの広がりは、携帯電話などインターネット情報によって自然発生的に起こっており、今後も、強権国家の為政者にとって、IT網による市民の抵抗の連鎖が驚異となろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本圧勝、B組1位で予選突... | トップ | 南スーダン、住民投票の結果... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

世界」カテゴリの最新記事