正さん日記

世の中思いにつれて

両院議員総会見送り、中川氏らは弁慶の立ち往生に

2009-07-17 05:37:16 | 政治
 自民党内は最早1つの政党の体をなしていない状態だ。党執行部は、中川秀直元幹事長ら反麻生勢力が求めていた両院議員総会を見送ることにした。中川氏らは総会開催に必要な所属議員の3分の1(128人)を超える133人の署名を提出したが、党執行部が署名を精査し、「128人に満たない」と判断した。
 その結果、21日午前に、両院議員総会に代え、麻生太郎首相を含む全議員出席の緊急集会を開くことになった。これにより、21日午後に衆議院解散、8月30日の衆院選投開票がほぼ確定した。
 
 中川氏らは、署名数は偽りのないものと主張、あくまでも両院議員総会の開催を要求している。
 しかし、党執行部や派閥領袖が署名議員に確認したところ、「署名に同意していない」などと取り下げる議員が続出。派閥別で最多の35人の賛同者を出した津島派の津島雄二会長は16日午後、緊急記者会見を開き、「総裁選や首相をどうするかということを念頭に置いているならば同調できない」と明言し、所属議員に署名取り下げを求めていく考えを表明、自民各派でも同様の動きが広がった。
 これを受け、若林正俊両院議員総会会長は署名の精査を進め、「(開催に必要な128人を)だいぶ割るかもしれない」と述べ、週内の総会開催を見送る考えを示した。
 また、一時は、解散詔書に署名しないと言っていた与謝野馨経済・財務相もトーンダウン、署名する意思を示し、石破茂農水相も造反の意思は全くないと釈明、執行部からにらまれたくない各議員は、御身大事と権力側に傾斜、このままでは中川氏ら反麻生派は「弁慶の立ち往生」になることは間違いない。
 果たして、中川氏ら反麻生勢力はこのまま座して死を待つのか。或いは抜いた刃をどのように収めるのか、極めて引き際が難しくなった。
 
 これらの党内騒動とは別に、先に自民党を離党した渡辺喜美元金融・行革担当相、平沼赳夫元経産相や麻生首相から離反した鳩山邦夫前総務相が会談、何やら新党結成の匂いも感じるが、中川氏や武部氏らに自民党を離党する度胸があるのか。これほど恥を掻いておめおめ麻生首相率いる自民党の旗のもとに選挙を戦うのか、今後の動きが注目される。一部には、麻生首相とは別の自民党を名乗るという噂があるが、それこそ姑息なやり方で、もし本当ならば、いっそう国民に指弾されると思う。「関連:7月16日



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