1月31日深夜、札幌市東区の自立支援施設で火事があり、これまでに入居者とみられる男女11人の死亡が確認された。
火事があった施設には16名が居住していて、11名が死亡、5名が救出されたが、その内の3名は喉にやけどをしているとのことだ。
居住者は、40歳から80歳以上の人達のようだが、中には、足腰の悪い人もいたのではなかろうか。
この施設は元旅館、一人当たりの居住面積は6畳ほどでスプリンクラーは設置していない。札幌市は、「老人ホーム」扱いはしていないので設置義務はないと言っている。
火事のあった時間には、施設の職員は勤務していなかったとのことで、入居者は自主避難をせざるを得なかったと思うが、深夜のため多分就眠中で、大半が逃げ遅れたものと思われる。
この種の施設は、多くが簡易旅館的なもので、火事などの事故が起こり易い。事故があった後、必ず不備が指摘されるのは、やはり、それだけ行政などの関りが薄いためであろう。
札幌市には、2016年当時、東区内に約70人、北区内には約200人が複数の施設に分かれて入居していたとのことだ。
札幌市内では、2010年にも認知症グループホームが全焼し入居者7人が死亡する火災が起きている。
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