正さん日記

世の中思いにつれて

山本さんを撃ったのは、私服の政府側民兵=運転手が証言

2012-08-27 10:29:53 | 世界

  シリア内戦の激戦地アレッポで銃撃され亡くなった山本美香さんは、やはり、アサド政権を支持する民兵集団のシャビーハというグループに狙撃されたことが、山本さんを乗せていた車のシリア運転手が、現場取材の調整役だった反政府側の民兵から聞いた話として証言した。

 この運転手は、山本さんはジャーナリストで上司の佐藤和孝さん(56)やトルコ人カメラマンと共に、20日、シリア軍の空爆を受けた直後の救済活動を取材するため車を降りてアレッポのレイマン・ハラバ地区に歩いて入った直後、銃声や爆発音が聞こえ、運転手は調整役の民兵から山本さんの死亡を聞かされたとのことだ。

 民兵は、運転手に「山本さんはシャビーハを50メートル足らずの距離から撮影して腕と首を撃たれた」と説明したとのことだ。シャビーハは軍服を着ておらず、山本さんは彼らを一般市民と誤認した可能性があると語ったという。民兵は、山本さんらの一行に、「スレイマン・ハラビ地区は反体制派が完全に支配しておらず、軍兵士やシャビーハが活動している」と警告していたと言っているとのことだ。

 今のシリア情勢は、反体制派内でも様々な組織が入り乱れて活動しており、統制が取れていないようだ。敵味方の区別もままならない状態の中で、人々の疑心暗鬼が募っている。そんな危険極まりない状態の中で、山本さんは自らの思いを実らせるため、したすらビデオカメラを回していたと思う。不運という言葉を使っては不遜だろうか。「関連:8月25日

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