正さん日記

世の中思いにつれて

御嶽山7年半ぶりの噴火、登山者多数が心肺停止状態に

2014-09-28 14:45:27 | 社会

 9月27日(土)午前11時53分、木曽の御嶽山が噴火した。御嶽山は長野、岐阜両県にまたがる3067メートルの活火山で1979年10月28日に5千年ぶりに噴火、2007年3月小規模噴火があった後7年半ぶりの噴火で、気象庁は危険度を示すレベル3とし入山を禁止した。

 この噴火で多数の登山者が山内に取り残されたものと思われ、今日午前6時20分ごろから、自衛隊、警察など550人態勢で救助に当たっているが、午後2時半時点で、山頂付近で30数人、御嶽神社付近で7人が心肺停止状態になっている模様で、まだ倒れている人も見掛けられ、さらに被害者が増える可能性がある。

 山内は、有毒ガス発生の恐れがあり、自衛隊の化学防護隊も出動し、有毒ガスを検知しながら山頂を目指した。また、数機のヘリコプターで上空からも登山者らの救助を行っている。 

 今回の噴火については、79年の噴火と同じく地下の水蒸気が噴き出したもので、水蒸気を含んだ噴煙が何百メートルも舞い上がったが、不幸中の幸いで、雨が降らなかったこともあり、土石流などには見舞われなかった。

 気象庁は事前に地震微動をキャッチしたが、噴火を予知するには技術的に限界があるとのことだ。折悪しくというべきか。昨日は紅葉盛んな時期の土曜日でもあり多くの登山者がいたようだ。

 御嶽山は、富士山と同じように神祇信仰の山で、1979年噴火までは死火山と見られていた。今回の御嶽山の突然の噴火により、富士山の噴火もいつあってもおかしくないという。

 今回の噴火が、今後、大規模なものにつながる可能性について、気象庁の北川貞之・火山課長は記者会見で「地殻変動もみられていないので、それほど大規模な噴火に至るとは考えていないが、今回と同程度には至る可能性があると考えている。活動がいつごろ収束するかを判断するのは、なかなか難しい」と話している。

 

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