昨夕からファン待望のプロ野球公式戦が始まった。当初予定よりほぼ3カ月遅れとなり、試合数も本来の143試合より13試合少ない120試合となり11月7日までレギュラーシーズンを戦う。
クライマックスシリーズは、セリーグは行わず、パリーグが11月14日から、日本シリーズは11月21日に開幕することになっている。
今季は、東京五輪・パラリンピック開催のため、この期間は休み、例年よりシーズンを終えるのは遅くなることにはなっていたが、新型コロナ禍による五輪・パラ延期と、イベント自粛要請によって大幅に予定が変更された。
しかし、そんな中で、ともかくも120試合できることと、日本シリーズも行うことになったことは良かったと思う。
当面は、無観客で行うが、新型コロナの推移と、政府の対策を参考にして徐々に観客を入れていくことになっている。
昨日の試合を見ると、球場の観客席にファンの顔を載せたボードが置いてあり、少しでも応援の雰囲気を醸し出していた。
無観客により球場は静寂状態だが、打球音や選手の声などが響き、何時もとは違った緊張感がある。ベンチでは、マスク姿や、腕タッチ、空握手などコロナ予防にも注意払っていた。
平時でもテレビ観戦専門のファンにとっては、無観客試合でも関係なく、昨日は、巨人対阪神、ソフトバンク対ロッテなどの放送があり、ソフトバンクが10回サヨナラ勝ちの試合を見ることができた。
なお、通常の延長戦は12回までだが、今季は10回までとなっている。そのため、投手リレーは通常よりもやや楽になったと言われている。
近隣国のプロ野球は、既に台湾と韓国が無観客の公式戦が行われているが、本場のアメリカ大リーグでは、コロナ禍に加えて、コミッショナーと選手会間で年俸の削減問題の話がつかず、50試合案でもいつ開会されるのか分からない事態になっている。
今季、ベナントレースの予想では、セリーグが巨人、広島、DeNA。パリーグは西武、ソフトバンク、楽天が優勝候補に上げられている。「関連:6月11日」