こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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受容

2010-05-31 23:09:05 | 訪問看護、緩和ケア
末期の悪性腫瘍で、すでに意識も朦朧としている夫を、どうしても自宅に連れて帰りたいと願った妻。

なかなか帰してもらえず、やっと数日前に退院しました。

帰宅後にみせた穏やかな表情に安どする妻。
そして、昨日の朝には「おはよう」と言う言葉も聞かれ・・・・

病院は、退院までに2週間もあったにもかかわらず、バルンカテーテルのバックの開け方も指導せず、予定していたポートも入れず、ただIVHをへパロックだけして帰してきました。

それでも、すぐにカフティポンプがつけられ、その日から訪問看護も入りました。

妻は、家に帰ればきっと良くなると信じたかったようです。
それは、かなわないこと。
ただ、大好きな家で、家族に囲まれて穏やかに最期を迎えるための帰宅であることは、最初に話し合い理解されていたはずでした。
それでも妻は、表情が良くなった、言葉が増えた、と喜び「良くなったということですよね。」と同意を求めてきました。

状態はいつも一定ではありません。
良い時もあれば、悪い時もある。
ただ、悲しいことですが、お別れがすぐそこまで来ている事は、確かなのです。

当初、「病院では、食事をポンと置いて行くだけで、食べさせてくれないんです。だから毎日私が食べさせに行っているんですが、食べないんです。嫌がって。これじゃあ元気にならない。」そう言っていました。

時々ご家族から聞く言葉です。

けれど、すでに消化管の機能は低下しており、腸閉塞や腹膜炎の症状のある方もいます。
だからこそのIVHです。
ご本人が、食べたいのなら私たちは止めません。
でも、そのリスクは分かってもらいます。それでも選ぶのはご本人です。
ですが、ご本人が食べたくないのに、無理に食べさせる事はしてほしくありません。

体が求めていないのに、無理やり口から入れても、おなかが張ったり、痛くなったり、吐き気がしたり辛いからです。
「体の声を聞来ましょう。」O先生がよく言います。

病状が悪化すれば、体は自分で自分の負担を軽くするために、食事や過剰な水分を受け付けなくなります。
そして、眠る時間が長くなります。

それを無理やり起こして食べさせても、決して元気にはなりません。

そういう話をO先生にされたあと、妻は茫然としていました。

「良かれと思って、一生懸命何とか食べさせようと思って・・・でもダメなんですね。そんなこと、病院の誰も教えてくれなかったんです。今どんな状態なのかも、先生からのお話もほとんどなかったから・・」そう言って泣きました。

比較的中規模の他区にある個人病院です。
緩和を目的に大学病院から紹介され、転院したらしいのですが・・・。
「かわいそうで見ていられない」と、「毎日泣いています。」と言って相談に見えた方です。

そして、昨夜から病状はさらに悪化し、チェーンストークス呼吸が出現しています。
荒い呼吸がだんだん小さくなり、そして止まります。
数十秒でまた呼吸が再開して、だんだん大きくなり、また小さくなって止まる。その繰り返しです。
中枢性の無呼吸で、終末期に見られる呼吸です。

明けがた緊急で呼ばれた看護師のみている前で、無呼吸が出るたびに家族全員で「おとうさん!おとうさん!」と叫び体をゆすっていたそうです。
長い無呼吸の時は、妻がマウスツウマウスで人工呼吸までしたと言っていました。

「今、お父さの表情は穏やかですね。呼吸は時々止まりますが、これは頭の中枢の命令なので、旅立ちの経過の中で起こってくることなんですよ。
せっかくうとうとしたくても、ずっと大きな声で揺り動かされたら、もしかしたら辛いかもしれませんよね。
まもなくお別れがやってきますが、どうしたら穏やかに、ご家族との時間を過ごせるのかを、みなさんで考えてみてくださいね。

呼吸のたびにペコペコとへこむ肋間筋をみてもらいました。
「おとうさん、今もこんなに全身の筋肉を使って頑張っていますよ。十分今までも頑張ってきましたよ。」と伝えました。

息子さんたちはもう良く分かってくれたようです。
それでも妻は、横にになる事も拒否し、食事もとらずふらふらでそばにいました。
ご家族の心配は、お母さんに移っていました。

その後酸素が入り、30度側臥位で気道が確保され、無呼吸も少し改善されました。
妻の血圧を測り、話を聞き二人の心強い息子さんに、少し任せても大丈夫とお話をして家を出ました。

愛する夫を失う悲しみや、わずかな時間でもそばにいたい妻の思い。
もう後は、ご本人の好きなようにするしかないと思いました。
後悔しないように。納得できるまで。

残された時間は、わずかです。

横浜ベイサイドマリーナ&コストコ

2010-05-30 21:10:54 | 日々のあれこれ
今日は娘とコストコに買い物に出かけましたが、道がすいていたので横横は使わず、2号線からのんびり行きました。

ベイサイドマリーナの近くまで来ても道がすいていたので、急遽ベイサイドマリーナものぞくことにしました。

今日は朝からうすら寒~い日で、風も強くて雨交じり・・。

この寒そうな鉛色の海で、何人かがあさりを掘っていました。
いいのかな?おおきな鋤みたいのでとっていましたが・・・。

マリーナは波も静かで、引き潮の海辺では、子供たちがカニを取っていました。



アウトレットモールもすいていて、雑貨を買ったりぷらぷらしていると、広場でなにやらやっています。

「猿だ―!かわいい!」と娘。 なかなか、よくしつけられていて、お利口でした。

奥の方に行くと、ヤマハのとなりに「見て触って買える動物園」とか言うのがあり、興味津津入って見ました。

何と、入場料大人500円。
一週間以内なら何度でも来れるらしいのですが、そんなに来ないでしょう。普通。

階段を上がってすぐに、大きなミミズクがお出迎え。
白くて、ハリーポッターのミミズクみたいのもいました。

それから、シベリアンハスキーとアイリッシュウルフハウンドが左側に。
アイリッシュウルフハウンド、ものすごい大きさで立つと私より大きいかも。
でも、お利口でなでても平気です。
中には、まあ、いろんな動物がごちゃごちゃといました。
すごい臭い。でもかわいい。


ブルテリア君もおとなしく床でごろり。



この顔。なんなの~?笑えます。

シャ―ペイの子供だそうです。
2匹いて、ひと懐っこく身体を寄せてなめてきます。
しわしわで鼻がでかくてブルブルしてました。

ここは、「志村動物園」に出演する動物も貸し出しているところで、小爪カワウソの「エコ太郎」君もいて、柵から手を出して握手をしてくれます。
小爪カワウソ君、握手をしましたが、手のひら柔らかくて気持ちよかったデスよ~。

ミニブタ君も
気がつくと柵から身を乗り出して、背中をブホブホなめてました。

みんな人になれていて、ナマケモノも背中をなでてもへっちゃらです。

フェレットも触り放題、抱き放題で、手を入れると寄ってきて私の腕に登ってきます。
抱っこしてほしかったのか、そのままにしていたらガブっ「アイテテ!」穴は開かなかったものの、くっきり歯型が残りました。
子供は要注意ですね。でもこれも自己責任かな。

他にも、コウモリやらリスザルやら、タマリンやら、ミーアキャットやらいろんなワンコやネズミなどなど・・・

わんこはその辺にいろんな奴が座ってます。娘と二人でさんざん動物たちと遊びました。

外にアルバイト時給800円で募集していました。

近ければ、息子が絶対やりたいだろうな~と思いつつ、店を出ました。

それから食事を取りました。
あぶりトロ丼。娘はレディスセット。
レディスセットの海鮮丼は、うーん。残念な感じでした。
トロも炙りで正解ですね。鮮度が・・・・

となりのバイキングにして、サラダ山盛り食べればよかったねと、娘と言いながらベイサードマリーナを後にしました。

コストコに付いたのが4時過ぎてしまいましたが、それでも結構混んでましたね。

で、今日はコストコの巨大なピザをワンホール1500円でお持ち帰り。
そして、中華風チキンサラダも。これは前回も買いましたが、めっちゃおいしいです。おススメ!
刻んだ大量のキュウリやレタス、長ネギなどの上に、裂いた蒸し鶏が大量に載っています。そして、ワンタンの皮の揚げたようなものと、中華風ドレッシングがセットで、1100円ちょっと。
これをざっくり混ぜて頂きます。

今日の夕飯は、これで十分です。

デザートに買った、タイ産の生のマンゴスチン10個680円も、南国のお味でgoodでした。

休日の私のストレス発散法でした。


消費者センターって・・・何?!

2010-05-29 23:55:34 | 訪問看護、緩和ケア
あ~スーパー銭湯「ここち湯」に行ってきました。
入浴後にフットマッサージ20分2000円も超気持ち良かったです~。

本当はこのまま寝ちゃいたいのですが、昨日も寝ちゃったので今日は頑張ります。

以前にも書いたと思いますが、(悪徳業者の手口?)皇室関係の写真集を独居老人に送りつけたり売りつけたりしている業者がいます。

そのため、電話番号を換えていたAさんに、再び封書で請求書が届きました。

Aさん、確かに最初は電話での勧誘で言葉巧みに丸めこまれ、豪華な本を2冊ほど買っていまいました。
そのあとで、今度は頼んでもいない本が届き、これは本人も身に覚えがなく着いてすぐに娘に頼んで送り返しました。
そして今度は送られてもいない本の請求書が来たので、(相手の言う本が、どんなに探しても見つかりません。本人も覚えていないし、かといってあれば捨てるわけがないのです。)消費者センターに電話相談をしました。
すると「個人情報があるので、その会社で被害があったかどうかを教えられません。今後は周囲で気を付けてください。」という内容で何のアドバイスにもならずがっかり。

結局電話番号をけて、あきらめたと思っていたら督促状。

しつこいです。

消費者センターと交流のあるケアプラザに相談したところ、ケアプラから消費者センターに電話をしてくれました。
「ご家族から直接電話をほしいそうです。」とのことで再度娘さんが電話をしました。

さんざんいろんな書類やら請求書をFAXでも送りました。

その中に、申込書がか言っていたそうです。
本人のサイン入りではありましたが、娘さんが見てもあきらかにお母さんの字体ではない文字で。
されに、その申し込みシリアルナンバーは、最初に送られてきた箱にあるものと同じ。
おかしいです。明らかに偽造されたものです。

最初消費者センターの相談員は「申込書が出てきたんだから言えない。」と言っていたそうですが、それが怪しいものであると言ったら、「じゃあご自分で相手にそう言ってください。」と言われたとか。

なんのための消費者センター??

本人も娘さんも怖がっていて、今度は訪ねてくるのじゃないかと表札も全部はずしておびえています。

だいたい、たとえこの家の人が、とりあえず難を逃れたとしても、ほかの人が被害にあっているかもしれないわけで、そこで実情をきちんと把握する義務が、消費者センターにはあるんじゃないでしょうか?!

ケアプラの人いわく「あそこは相談員がいっぱいいて、誰が電話に出るかわからないんですよ。相談員によって対応が全然違うからそういう人に当たっちゃったのね・・。」といい、もっと上の人に話をもっていってくれるようにお願いしてくれることになりました。


しかし、消費者センターも何が「個人情報」だか!
老人食い物にしている悪徳業者に「個人情報」なんて言ってるからそういう被害が無くならないんでしょう!
話を聞くだけなら、子供でもできるんだから、そこで親身になって相談に乗ってくれて、ちゃんと対応してくれないと。
この会社は、ほかのブログにも悪徳業者として名前が載っていたくらいだから、かなり手広くやっているんだと思います。

悪徳業者のリストアップしてほしいぐらいなのに、なんでそっちを守るのか疑問です。

消費者センターって、ただ統計だけとっているところなのかな??

ひどい話です。

胃瘻に尿道用バルンは・・・困ルンデス。

2010-05-27 22:38:12 | 訪問看護、緩和ケア
今日、ある患者さんの御家族から電話が。
「半固形化に今日からチャレンジしようとして、ハイネゼリーを注入しているんですが、固くて入らないんです。注入用のバックがあると以前お聞きしたのですが、明日ためさせてもらえますか?」

初回訪問の時に、胃瘻の注入に2時間もかけていて、患者さんも、娘さんもそれが辛いと言っていた患者さんです。
患者さんもADLが良好で、自宅内は自由に動けるだけに、1日3回2時間も縛られるのは、確かに辛いですよね。
滴下を早くすると下痢をするんです。とのことで、ずっと病院ではそれで指導されていました。

退院後、下痢も収まり注入速度も早くするように指導していたのですが、平行して半固形化による栄養注入の方法もご紹介していました。
主治医に半固形化の了解も得たと言う事で、どのメーカーを選ぶかなど検討し、今のところ食道と胃が分離しているので、逆流の心配がないことから、粘稠度は若干低いけれど15分で注入が可能な大塚の「ハイネゼリー」を選択しました。

その前には、使用しているラコールをイージーゲルで固形化したものでもためしてみたはずです。

「明日看護師が訪問した時に、加圧バックを持参し、一緒に注入して見ることにしましょうね。」と言って電話を切りました。

何で、そんなに固いのだろう??
そんなわけないのだけれど・・・。

と考えていたら、あ!あれだ!
と思い当りました。

確か、その患者さんの胃瘻からは尿道用のバルンカテーテルが入っていました。

ラテックス製で、胃瘻の入り口の皮膚に、バルンを縫いつけて固定してありましたっけ。
バンパーがないし、たぶんあれは尿道用のバルンカテーテルです。

たまにいるんですよね。
胃瘻に尿道用のバルンカテーテル入れている患者さん。
困るんですよ。
在宅で管理するには、とても不向きなんです。

あれは、膀胱に入れて留置するもので、風船から先端まで1cmほどあって、場合によっては、潰瘍を作ったりしますし、腸蠕動で十二指腸 まで入っていちゃって、最悪穿孔の危険性もあると言われています。

この方は皮膚に縫いつけてありますが、昔縫いつけていない方で、注入部を残して全部十二指腸 まで入ってしまう人がいました。


それに、中の風船も胃瘻用より小さくて抜けやすいので、そのたびに病院に駆け込んでいる人もいました。
その方は、病院の医師の方針で、絶対にバルン以外は入れてくれない事がわかっていたので、あきらめていますが・・・

なんで、胃瘻用のカテーテルを使ってくれないのか・・・
確かに、コストは全然違うようですが、リスクは高いと思うんですけど。

胃瘻のカテーテルもいろんな種類があって、半年に一度交換するバンパータイプと、1か月に1回交換するバルンタイプがありますが、胃の中に固定するものとして、安全性も機能性も備えているものなんです。


つまり、尿道用のバルンカテーテルは、内腔も細いし、先端の孔が尿を流すためのもので小さいんですよ。
ですから、粘度の高い半固形化剤は、抵抗が強すぎるんですね。

は~・・・
こんなところでつまずくなんて。
短時間で栄養注入が出来て、消化管の活動も活発になるし、下痢もしにくくなると、とても期待させてしまって、本当に申し訳ないです。

さっそく、帰ってきた担当看護師にその事を伝えました。

すぐに病院の連携室に電話をして、「在宅生活を快適に過ごすために、なんとか胃瘻用のカテーテルに交換してもらえないものか」を問い合わせました。
お返事は後で頂けるとか。
QOLを上げるためにも、何とかご協力お願いしたいと思っています。

尿道から入れて膀胱内に固定するカテ―テル  尿道に通すものだから、細くて長い。先がとがっている。
胃瘻用のカテーテル
 円板のようなもで、皮膚の上で押さえているので、中に入って行かないから縫う必要もない。
風船が大きくて、先がとがっていないから、中も傷つけない。
もちろん太いので、注入がスムーズ。








超短期のケアマネ業務

2010-05-26 23:26:05 | 訪問看護、緩和ケア
うちは、訪問看護ステーションなので、居宅の利用者さんもほとんどが医療ニードの高い人です。
なかでも、やはりターミナルの患者さんが多くご相談にみえます。

とはいえ、今は専任ケアマネがいず(募集しても、来ないんですよ~)出来る限りで、私がお引き受けしています。

ただ、私は管理業務と訪問看護の初回訪問や、少ないけれど訪問も廻っていて、数は受けられません。
お受けできない時は、訪問看護師として連携しやすいケアマネさんをご紹介したりするのですが、病院側としては、いっぺんにセットで依頼するのが一番いいのだと思います。

普段の連携と活動のたまもので、信頼頂いてのご依頼なので、なるべくお受けしようと思ってはいるのですが…

ここ半年くらい瀬谷区では、新規申請の方がすごく増えていて、申請から結果が出るまで2か月くらいかかるんです。
私の患者さんで、1月15日に更新申請をしたら、結果が帰ってきたのはつい1週間前で。
何と約3カ月です。
もちろん、なんども問い合わせましたが、2か月近くたって初めて「病院で意見書が紛失していたのが発覚し、再度送って書いてもらった。」からとのことでした。
いろんなサービスを使っているので、関係事業所の方には、えらいご迷惑をおかけしてしまいました。

そんなくらいでしたから、ターミナルの患者さんは、ほとんど結果を待たず旅立たれてしまいます。

ですから私の場合、ほとんどが見込みでプランを作っているわけです。

ほとんどは、医療機関と連携がとれているので、何とか医師の意見書をしっかり書いてもらって介護度が1以上つくように画策します。
介護度がつかなければ、うちでは出来ないので、まだ歩けていて、あやしい時は包括支援センターと連携しながら始めます。

しかし、飛び込みが結構多いんです。

ある日突然先生から電話がかかってくるんです。
「大至急、ケアマネと訪問看護お願いします!ベットを早急に入れて、終末フォローお願いします。たぶん、日か、週の単位になるでしょう。」って。

普段から連携している間ですので、こういうときにお役に立たなければと、早急に対応するのですが、ケアマネも訪問看護もその日の夕方契約して、その夜に亡くなったり、数日から長くても1カ月とかで亡くなられてしまうのです。

そして、介護度は待てど暮らせど来ないし、サ―ビス担当者会議は、亡くなられた後で紙面紹介するか、一人でやります。
間に合わないです・・。やりゃあいいてもんじゃないでしょう。
とにかく「まず動く。」事が最優先ですから。
そして、アセスメントも記録も、もちろん計画書も後ずけになってしまいます。

なんだろうかなー。

ベットも1日とか、ヘルパーさんも1回とか、お風呂も1回とかで申し訳ないけれど、みんな嫌な顔せずに誠心誠意やって頂けるところばかりなので、ありがたいです・・本当

ただでさえ苦手なケアマネ業務・・兼務でやっているので尚の事、おっつかないです。
スタッフには、長くなりそうな人を訪問看護ごとお願いするので、ターミナルの方は必然的に私になります。

即戦力のケアマネさんがほしい・・・。

今日も亡くなった方の居宅ファイルをやっと2件かたずけました。

こういう超短期スピード勝負のケースには、それようの様式があるといいのですが・・・
1日でもサ担いるんでしょうか?
誰か教えて下さい。              

お骨がダイアモンド?!

2010-05-25 22:37:08 | 訪問看護、緩和ケア
今日は、デスケースカンファの日です。
T訪問看護ステーションがかかわったケースで、奥さまもいらしていて、とてもよいお看とりをされたようでした。

大事な大事なご主人さまで、認知がありながらもご家族に愛され、穏やかに逝かれたそうですが、その奥さまが最後にこんなことを話されました。

「今、主人のお骨はスイスにあります。そのお骨からダイアモンドをつくって、ペンダントにするんです。そうすれば、これからもずっと主人と一緒です。」

え!?
お骨からダイアモンドを作るって・・・
どうやって??

奥さまいわく、現在その手法を使えるのは、アメリカとスイスの会社だけだそうです。

帰って、ネットで調べてみました。
お骨から炭素を取り出して、人工ダイアモンドを作るのだそうです。
精度は高く、特殊な方法でないと本物と区別がつかないほどだそうです。

気になるお値段は、透明なものが一番高く、0.2カラットで498000円くらいでした。
そこから0.1カラット上がるごとに100000円ずつ上がっていました。

さらに、ジュエリーの加工料も6~70000円位かかるので、最低でも500000円くらいのようでした。

本当にご主人を愛していたんですね・・・。


うちだったら、そこまでしないだろうな~。
夫も望まないだろうし・・・。(すでに夫が先に死ぬ設定なのが怖いですが
でも、バカ高い戒名を付けるくらいなら、ずっといいかもしれない?

こういうことも、それぞれの死生観によってとらえ方は違ってくると思うのだけれど、喪失感で苦しんでいる人には、救いになるかもしれませんね。

体はなくなっても、なおその分身が自分とともにある・・・。

少なくとも、今日出会ったご婦人は、スイスから戻ってくるそのダイアモンドをとても心待ちにされていました。

「これからも、ずっと一緒。」と・・・

              

人の役に立てること。

2010-05-24 22:09:32 | 読書、漫画、TVなど
日曜日の昼に、たまたま付けていたテレビ番組で「ルビコンの決断」という新番組をやっていました。

何となく見ていた私は、途中から釘ずけになってしまいました。
あわてて娘に録画をしておいてもらったものを、さっき再生してみました。

今から30年前、日本理化学工業というチョークを作る小さな会社がありました。
ちょうど、先代の後を継いで30代の若き専務がまかされたものの、業績も振るわず仕事への意欲も持てずにいました。

ある日、そこへ知的障害者の養護学校の先生がやってきました。
間もなく卒業の二人の女子生徒を雇用してほしいと言う依頼でした。

当時、知的障害者を雇用する会社は少なく、養護学校卒業後は養護施設へ入所し、そこで一生を過ごすことがほとんどだったそうです。

ただでさえ大変な時期で、一度は「無責任にひきうけられません。」として断ったものの、先生の熱心さと、このまま施設に入る彼女たちへの同情もあって、一週間だけの体験就職として、給与も支払うことを約束しました。

1週間だけでも、働く喜びを体験できれば・・と先生も喜び、本人たちも意欲をみせました。

そして、工場のおばちゃん社員の指導のもと(伊藤かずえ、久しぶりにも見ました・・)まず、出来上がった箱にラベルを貼ることから始めました。
最初は、まっすぐに貼ると言う事が難しく、思うように貼れなかったのですが、彼女たち二人は、一心不乱に仕事を続けました。
無遅刻無欠勤。怒られても、めげることなく。
やがて上手に貼る事が出来、おばちゃんたちにとてもほめられ、うれしそうにしていましたが、そのころには1週間が終わろうとしていました。

「もっと働きたい・・。」彼女たちは呟きました。

一生懸命の彼女たちに心を動かされたスタッフたちが、雇用してあげてほしいと訴え、二人は就職することが出来ました。

このことがきっかけで、年に一人くらいのペースで知的障害者が増えて行きました。

しかし、彼らの障害はそれぞれで、注意力が途中で切れて席を立ってしまったり、ラベル貼り以外の仕事をさせようにも、数が数えられなかったり、複雑な工程が覚えられなかったりと、健常者のスタッフの負担が増えて行きました。
そのうえ、賃金が健常者とあまり変わらない事でも、不満の声が上がってきました。

そんななか、毎日怒られても具合が悪くても、彼らは無遅刻無欠勤で出勤してきました。

「自分が休むとみんなに迷惑がかかるから。」そんな責任感の強さや、ひたむきさ、仕事への意欲はどこから来るのだろうと悩んだ専務は、法事の時にある僧侶にその事を相談しました。

「なぜ、彼女たちは、あんなに仕事に頑張れるのでしょうか?どんなに怒られても誰ひとりやめることなく、仕事に来ます。」
と。

その僧侶は言いました。

それは当り前のことです。人間は究極の幸せといものが4つあります。一つは、愛されると言う事。ほめられると言うこと。人の役に立つと言う事。人に必要とされるという事です。
愛されると言う事以外は、働くことを通じて得られる幸せなのです。のんびり楽しくと言う事だけが幸せではないんです。
真の幸せとは、働くと言う事。会社がその幸せをもたらすことが出来るんです。
」と。

「こんな小さな町工場の会社でも、彼女たちを幸せにする事が出来る。」

専務は、知的障害者の雇用と経営の両立を決心しました。

しかし、当初社員の反応は拒否的でした。
専務は、彼女たちの特性を生かした、作業効率の改善方法を一緒に考え、協力してほしいと頼みます。

そして、専務は色による分量の測定方法を考え、社員達からもつぎつぎとアイデアが出されました。

そして、それをみんな次々と覚えて行きました。

「出来る!」事を覚え喜び励む障害を持つ社員を見て、他の社員も一緒に意欲的となり、さらに新商品の開発にも参加するようになりました。
こうして「キットパス」というガラスでもどこでもかけるクレヨンも開発し、大ヒットとなりました。

現在この会社は新工場も設立し、ほとんどの工程を知的障害者で稼働することが出来ているそうです。

その最初の社員は、今も勤続30年社員として働いています。


その当時の専務であった大山会長も登場されました。

「自分が勉強になったのは、この子たちは人の役に立っている。必要とされていると言う事で、あんなに一生懸命働くことができるということです。
自分も、働く場所をこの子たちに提供していきたい。そういう会社を作っていきたい。」
「ある施設の人によると、知的障害者の人を施設で65歳まで面倒をみると一人2億かかる。小さな会社でもその人達を雇用する事が出来れば、その分の国庫負担の軽減にもなる。ぜひ今後もこういう社会を作っていく必要がある。」
と言っていました。

「人を雇う事は、人を活かす事。」

出来ない方法で仕事をさせるのではなく、仕事が出来るような方法で、仕事を人に合わせればいい。


愛されると言う事。ほめられると言うこと。人の役に立つと言う事。人に必要とされるという事。


究極の喜び・・・。うーん、確かに。  

5月 雨の庭

2010-05-23 23:22:40 | 草、花、収穫
今日は一日中の雨・・・
うっとうしいけれど、恵みの雨でもありますね。
シトシト降る雨の中で、草花たちは以外にも美しく輝いていました。



キンカンの木の下で、テッセンの花が人知れず咲き誇っていました。
雨にぬれたキンカンの幹がきれい。

雨にぬれても元気いっぱい。

ニゲラも目いっぱい花びらを広げています。

ニゲラの花、白やブルーや紫がかったものもあります。
今年はピンクはありませんでしたが、花びらも一重と八重があるんですよ。
本当にきれいな花です。
線香花火が、パッと散ったみたいでしょ?

バレリーナ

花壇

山椒の実がいっぱいついてきました。
まもなくジャコと佃煮に。

はやと瓜も伸びてきました。

 あさつき。



庭の花たちをむちゃくちゃに花瓶に入れてみました。
うーん。へたくそでごめんなさい・・


今、緊急訪問へ行ってきました。
誤飲性肺炎を起こしているようでしたが・・・。
ご家族は病院を選択され、救急搬送となりました。

明日まで、何もありませんように。

ケアマネが訪問看護師に望むこと。

2010-05-22 23:28:12 | 訪問看護、緩和ケア
今日、県の訪問看護ステーション連絡会に行ってきました。

一部に淀川キリスト教病院訪問看護ステーションの所長高沢洋子氏による講演があり、軽妙で迫力のある関西弁の語り口は絶妙で、何とも魅力的でした。
病院立と言う特性をフルに生かして、在宅と病院の連携がとても強く、各科医師や専門看護師との月例カンファや、老健との月例カンファも持つなど、羨ましい活動をされていました。
漫談とも言えるような、笑える語りの中で、十分な情報を盛り込んでの講演は、最近の講演の中で一番インパクトがありました。
うまい!!って感じですね。
機会があったら、一度お聞きください。
人を引き付ける話のしかたはこれだ!という勉強になります。

2部は、総会ですのでもろもろの報告が主でしたが、そのなかで「ケアマネジャーの訪問看護サービスに対する意識調査ー訪問看護サービス導入を選択判断する際の要素についてー」というアンケートの調査結果が報告されました。

なかなか興味深い内容でしたが、最後に「訪問看護ステーションに望むこと」という項目があり、いろいろ書いてありました。

24時間対応や土日の対応への要求、人材確保や連絡方法の検討などはまあ当然出てくると思いますが、「家族が在宅の選択をしたことをもっと考えて、家族への精神的支援をしてほしい。」「生活の視点でもっと見てほしい」「介護保険の仕組みをもっと理解して担当者会議やケアプランの実施という意識を持ってほしい。」「医師との間に入ってほしい。」「連携をもっととり、情報交換をしてほしい。」etc・・・

これって基本なんだけどな~。

あげく「ケアマネを下に見ている態度を感じることがある。対等な立場でチームとして、医療のプロとしてのオブザーバー的な役割を果たしてほしい。」というのがすごく多くて、は~って感じでした。

そうか、そう感じる人いるんだ。いやいや私は低姿勢だと思うんだけど・・・。
でもたしかに、とんでもなく勘違いした人もいるから、そういう人に当たったケアマネさんはむかっときますよね。

この辺では、ケアマネさんとのトラブルはほとんど聞かないけれど、やっぱ不満はあるんだろうな~
チームとして仲良くやりたいと思っているし、医療保険で入ってもケアマネさんとは情報交換してるつもりでしたが、ぶっちゃけて話す機会も、もっと持たないといけませんよね。

そういう意味では瀬谷区ステーション連絡会でのセミナーは、いい機会だと思っています。

頼むから、「家族支援をしてほしい。」とか言われるような訪問しないでほしいなー・・。と思います。

                      

瀬谷区・西部病院訪問看護ステーション連絡会

2010-05-20 23:11:27 | 訪問看護、緩和ケア
今年度は、新たに1つ訪問看護ステーションが仲間入りをしてスタートしました。
それに、今年も瀬谷ケアマネットから男子二人、瀬谷区高齢担当から係長と保健師も参加してくれます。

今年度のセミナーの事例当番は、「らふぁ訪問看護ステーション」です。

お題はこれから、慎重に検討します。

地域のケアマネさんや介護サービス関係者が、在宅介護をするうえで、苦手とする「医療」と、訪問看護の活用方法を理解してもらえたらと、毎回半年かけて準備をします。

今年のお題はなににしようか・・・

このセミナーの最近の売りは、ただの事例発表でおわらず、テーマにあった医療の、在宅向けの講演を医師や専門家にしてもらう事です。

ちなみに去年は、テーマとはちょっと違った「在宅で良く見る皮膚疾患」のお話しを、西部病院の皮膚科医師にしてもらいました。

おととしは、在宅酸素療法がテーマだったのでやはり医師による「呼吸器疾患」についてのお話し。
帝人酸素さんのご協力も頂き、在宅酸素使用中に出火したらどうなるかの映像も見てもらいました。

その前は、嚥下困難から経口摂取が出来るまでになったうちの事例発表に合わせ、病院STによる実際の嚥下機能検査の映像や嚥下機能訓練についてなどでした。

ケアマネさんたちは、どうもこれが楽しみみたいで、毎回前のめりで聴いていますね。
みんなの知りたい事。どんどんお知らせしたものです。

ケアマネさんたちは、何が知りたいのかな―?
毎回アンケートを取りますが、いつもいろんな意見を頂きます。
どれにしようかと、みんなで考えるのも楽しいものです。

そのあとは、都合のいい人たち5人で、食事に行きました。
訪問看護ステーションの管理者たちですから、まあみなさん濃いですわ・・・。

大いに盛り上がっていましたが、そこで緊急電話が・・・。

「お腹が痛いと言っている。オキノーム飲んだけど効かないから、座薬入れようと言ったんだが、本人が看護師さんじゃないと嫌だと言うから、座薬を入れに来てほしい。」と言うものでした。

「これから痛みは、時々起ってきますから、ご家族がそこは担えないと、苦しい時間が増えてしまいます。オキノームは指示の通り重ねてもよいので、もう一回飲んでそれでもいたいときは、アンペック座薬を入れてみて下さい。」と話し、ご本人にも同じお話しをしました。
こういう話は、今までも何回かさせてもらったのですが、ご本人の不安が強く毎回大丈夫である事を伝えないと納得できません。

それから90分ほどして、こちらから再度確認の電話をしました。
『あれからお薬うまく使えましたか?』

御家族は座薬も入れられたし、落ち着いていると言いましたが、ご本人が電話を奪い取り、「痛いしなんか変だから看に来て下さい。」と訴えられたので、結局緊急訪問となりました。

麻薬の量もかなり増えています。
レスキューもすでにかなり飲んでいます。
その上に座薬を被せても、痛みは取り切れず不穏状態。
それでも、お話しをしているうちに落ち着いたので、再度服薬の順番を確認して、早めに眠前の安定剤を飲んで休んで頂くことになりました。
明日一番で病院に疼痛コントロールが出来ていない事を伝えないといけません。
そして強い不安への対応も考えないと、毎日緊急訪問になりそうです。

明日の課題も山積みです。
なんとか不安を緩和してあげたいんだけど・・・。



理解に苦しむのだけれど。

2010-05-19 23:42:17 | 訪問看護、緩和ケア
昔から年寄りが「今の若い者は・・」ってよく言いましたが、そろそろ私たちも言う年代になったのかなぁ・・・

夕方、スタッフが真っ赤な顔をして帰ってきました。
看護師が緊急訪問して、お母さんの処置をしているのに、何の用意もせず緩慢に対応していたと思ったら、兄弟そろってとなりの部屋にこもってしまったとのこと。
IVHのルートも新しくなったので、ちゃんと手技を覚える為に訪問したはずなのに・・・
お母さんは、体調悪くて辛いのに自分で物品を探そうとしているのに、となりの部屋を開けたら兄弟そろって、寝転がって上を向いてまんがを読んでいたとのこと。

訪問した看護師、怒ってました。

この家族は、なるべく早くベットを入れる為に土曜日曜に部屋をかたずけて週明けたら、ベットを入れたいって言っていたはずです。
が、そのベットを入れるはずの部屋で、お母さんが辛い時に、散らかった中で寝転がってマンガを読んでいる。
しかもいい年をした兄弟で・・・

私たちも人間ですから、あまりに目に余る時には、怒っちゃうときもあります。

その兄弟を呼んで「今から、私が見ているので、お母さんの点滴を交換してみて下さい。」とちょっときつく言ったそうです。
「俺はちゃんと出来るから、お前がやれよ。」兄は妹に言い、妹にやらせたとか。
ずっと病院で練習してきたはずですが、何だかいい加減で、IVHの液の混和から再指導。
お母さんは不安で不安でしょうがないようです。

「お母さんが、これじゃあまりにかわいそう!」
ピンチヒッターで訪問したナースが、ちょこっとお説教したみたいですが、当の二人はぜんぜん応えず「大丈夫かな―??」って嘆いてました。
この二人、入院中もずっとベットサイドでマンガを読んでたと、MSWも言ってましたから、どちらかというとこちらが怒っても無駄なのかも・・・
お父さんだけが頼りですが、日中はお仕事・・・。
これから、どうやってフォローしていこうかと思案中です。


そういえば、帰りに寄ったスーパーで、赤ん坊を「前だっこ」しているお母さんを見ました。
前抱っこといっても、子供も前を向いているんですよ。
生後1年もたっていないと思います。
お母さんと同じ方向を向いての抱っこです。
そういう「抱っこひも」みたいなものがあるんですかね。

これって、どうなんだろうかと・・

猿を見てもわかるように、赤ん坊はお母さんにしがみつける体制でいられるのが、自然な抱っこだと思うのですが。
この大雨の日に、あの恰好で外を歩いたら、雨も風も子供の顔や体に吹きつけると思います。
そこで、もしお母さんが転んだら、子供はどうなるんでしょうね?

子供は、あれで眠るのでしょか?あれで安心できるのでしょうか?

赤ちゃんを沐浴させる時に、からだにガーゼを巻いたりします。
これは赤ちゃんを安心させるためです。
すると赤ちゃんは、ガーゼの端をきつく握りしめて、ガーゼにくるまれるようにしてお湯につけると安心して気持ちよさそうにしています。

手のガーゼを取ると、逆にとても不安がり、手で宙をつかむようにして泣きます。

抱っこにしてもおんぶにしても、赤ちゃんはお母さんのおっぱいの匂いをかぎ、胸に頬を付け、お母さんの鼓動を聴きながら眠ります。
もし転びそうになっても、お母さんにとっさにしがみつきます。
これが前を向いていたら、場合によっては重心の関係で、前に飛び出すかもしれませんよね。

ここで思ったのは、母性の自然な形として、こんな抱っこをしようと思うのだろうか?と言う事です。

私にはできません。

我が子は、しっかり胸に抱いて育てました。

でも…古いのかなー??新しい育児法で、何かメリットがあるのかなー?
お母さんも肩こらないのかなー?

????と思いつつ、帰途に就きました。

うーん。理解の苦しむのだけれど・・・。



市訪問看護連絡協議会と37回地域緩和ケア研究会

2010-05-18 23:39:26 | めぐみ在宅緩和ケア関連
昨夜ギリギリまとめた事例、朝メールでめぐみ在宅に送りセーフです。

午前中に1件の訪問に行って、昨日の新患さんのサービス依頼だけして、11時30分にはステーションを飛び出ました。

今日は、横浜市訪問看護連絡協議会の総会であるととに、お声をかけて頂いた役員としての初仕事です。
と言っても、今日はご挨拶だけでしたが・・
市の連絡協議会は、会員数143人の大規模な協議会ですが、ややこしいことに県の訪問看護ステーション協議会というものもあり、ほとんどのステーションが両方に所属しています。
今のところ、県のステーション連絡協議会の下に横浜地区ブロックと言うものがあって、この地区ブロックが微妙な立ち位置で市の連絡協議会とリンクしていました。
でも、政令指定都市の横浜市の協議会は、すでに独立して活動をしており、県との間では縦関係ではなく協働関係でありたいと提案をしています。
そのことで今日も喧々囂々白熱した話し合いになりました。
とはいっても、県協議会の役員がいるわけではなく、どうやら来年度にまで持ち越されそうな問題です。

国も基地問題やら高速道路料金やらで、八方ふさがりの状況でもめていますが、「じゃあどうしたいのよ?!」っていうと、答えが出てこないラビリンスって感じですかね。

いや~、大きな組織になればなるほど、いろんな問題が出てきますね。
問題と言うより、問題意識が目覚めると言う事でしょうか。
言われるままに動くのが一番楽なんでしょうが、方向転換しようと思うと、何につけても大変です。
私的には、市の連絡協議会の役員として協働関係を支持していきたいと思っています。

白熱の結果連絡会が終わったのが17時半でしたので、そのまま瀬谷にとんぼ返りをしました。


先月のデスケースカンファレンスでも一度振り返りをしたケースです。

けれど、丁寧に記録(居宅と訪問看護合わせて)を読み返し、自分で経過をまとめてみると、改めて感慨深く思い返すことが出来ますね。

そして、このプレゼンを通して、グループワークをしていると、「あ、そうか!」と見えてくるものがあります。

今日、私もずっと気になっていて、みんなの話題にもなった事があります。

それは、「本当の事を言う。」のか、支えをはぐくむ為には「本当ではない事。」を言うのか、と言う事です。

Aさんは、自分の死が近い事をとてもよく理解されていて、そのための準備もしたいと思っています。
Aさんは、身寄りとも縁を切り、一人で死んでいこうとしています。
病状も、死にまつわるお金のことも、全く嘘偽りなく話をして、自分で選択しました。

彼の支えの一つに「母と同じ墓に入りたい。」と言うものがありました。
これに関しては、彼には確固として自分に入る権利があると信じていました。

しかし、その手配をしていた私は、いろいろな理由により、現実にはそれは不可能であると言う事がわかりました。

しかしその寺の住職のはからいで、敷地内の別の場所(無縁仏)での供養を約束してくれました。

彼はずっと、両親と一緒に眠るために、お金も蓄えてきましたから、もしこの事がわかったら支えの一つを失うことになるのです。

私は彼に「お寺の御住職が、受け入れてくれましたよ、」と言いました。
彼は『ああ、よかった。』とほっとしました。

先に亡くなった家族に逢う、また一緒に眠ると言う事は、時間であるとともに関係性の支えでもあります。
それを失う事は、この時期においては大きな苦しみとなってしまうでしょうね。

此処まで、私はすべて彼の自律に沿って支援してきましたが、ここでは私が選ばせてもらったわけです。
言葉の意味としては、どんな風にもとれる言い方をして・・・。
あの時、とて後ろめたい気持ちとともに、これだけは言えないと思ったんですよ。
実は、住職にも「そんなことは、言わないでください。」って言われましたし・・。

もしかしたら、今頃「話が違ったぞ!」って怒っているかなー?
それとも、「いいよいいよ、気を使ってくれてありがとう。」って言ってくれるかなー?

(私たちだって、知りたくなかった事ってありますよね。
ただ、仕事人としてそれでよかったのかどうかは、個人的には良いと思って選んだものの、どうなのかな?と再び考えてしまいました。)

後者であればいいと思っている私です。    


時間がない!!

2010-05-17 00:23:00 | 訪問看護、緩和ケア
なんだかんだ、あっちもこっちも仕事が散乱していて、何から手を付けようかクラクラします。

それなのに、突然の訪問やらケアマネ依頼でますます首がしまってきました。

挙句、夜の7時から理事の先生方との定例会で、帰宅したのが夜の10時。

そこから、18日の緩和ケア研究会のプレゼンのため、ケースをまとめて今やっと終わりました~!!(0:30です)

明日は午後から市の訪問看護ステーション連絡協議会にいってから、夜は「めぐみ在宅」の「緩和ケア研究会」です。

ちなみに、明日のケースは「チームで支えた独居での看取り。」についての事例検討です。

お近くの方は是非どうぞ。


それにしても・・・
どなたか、分身の術教えて下さい。

庭と、衣替えと、鰻の話。

2010-05-16 23:57:37 | 日々のあれこれ
今日も朝から庭いじり。

これ、雑草なんですよ。勝手に生えてるんですが。
でも、この時期だけは毎年こんなきれいな花を咲かせてくれます。
雑草もよくよく見れば、こんなにかわいいんですよね
。名前は「メキシコ万年草」だそうです。
もうちょっと、かわいい名前にしてあげてほしかったですね。

今日は、やっと陽ざしも暖かくなって、庭もキラキラしていました。


矢車草。
畑の横とかに、群生しているとすごくすごく素敵ですよね。
風に揺れる姿もカントリーっぽくて好きです。

ニゲラも群れたほうが素敵ですね。
青く靄がかかったみたいで、やはり風に揺れる姿が美しい。
ニゲラとカンパニュラがお話し中のようです。

ストケシアの隣に咲いたアスター。

撫子も少しずつ、花が増えてきました。

キュウリもトマトも地面に植えかえました。

こんな日は、一日中庭にいたい私です。


そのあとは、やっと一家4人の衣替えを済ませました。
子供たちは、どんどん大きくなるし、なぜか私も成長するので結局ビニール袋5袋の衣類を捨てることに・・

娘のものは、学童保育に持っていけば、着れるのもは分けてもらい、さらにバザーに出してもらえるので、これも大袋1個作りました。

毛布やボア敷布なんかも全部圧縮袋で圧縮して押し入れに。

しかし、それでも多い我が家の荷物・・・どげんかせんといかん!
はぁ・・・。

途中、部活帰りの娘をオキタマ太鼓の練習場まで送ったりと、なかなか仕事が進みませんでしたが、夕飯はおばあちゃんのおごりで、「池田」の鰻だったのでご飯を炊くだけで済みました。
ラッキー!

宮沢にある「池田」はテイクアウト専門の鰻屋さんです。
九州産の鰻を、職人気質のおやじさんが丁寧にさばき、蒸し、備長炭で焼きあげます。
変に脂っこくなく、臭みも全くありません。
薄めの皮もぬめりはなく柔らかくて本当においしい。
特製のタレも、べたべたドロドロしていずに、さらっとしていてコクがあってめっちゃうまいです。

これをさっとあぶって、熱々のご飯に載せて、タレをたっぷり、山椒をかけて「いただきまーす!!」。
バカ高いお店に行かなくても、最高においしい鰻が食べられます。

我が家も、うちの職場のスタッフの子供たちも、ここのを食べたらスーパーの鰻を食べなくなってしまいましたが、それは大人も同じことなのでOKです。
しかも、この味で1串1000円前後なので、お店に食べに行くことを考えたらすごく安いと思います。
お勧めですがこの店、看板すら出していないので、知る人ぞ知る瀬谷の名店です。

おいしくて、食べることが優先でしたので、写真はありません。




今日の庭

2010-05-15 23:39:58 | 草、花、収穫
私の場合、自分でまいた種の名前とか、いつも控えておかないので、何を撒いたかわからなくなっちゃいます。
これも結構楽しいもので、花が咲くまで分からなかったり、花が咲いても分からなかったりします。
ずっと、分からなかった花が咲きました。
  

なでしこ系の花ですね。
撫子っていうと、もっと大きめので花が一個ずつ付いているものを想像しますが、いろんな種類があるんですよね。
それを総称して、撫子と言うらしいです。

カンパニュラもすごくいっぱい種類がありましよね。
我が家の庭に咲いたのは、カンパニュラ・メディウムです。

写真にしてから気がつきましたが、花の中にクモが住んでいます。
おじゃまします。

カラーも咲きました。

おだまきもたくさん種類がありますね。
今咲いているのは、薄い優しいクリーム色のおだまきです。

テッセンも咲きました。
クレマチスという名前のほうが一般的になっていますが、お年寄りは「てっせん」っていいますね。
うちのフェンスの内側にいつもひっそり咲いてくれます。

  

そして満を持して、1番乗りで丸い蕾が開きました。
私の大好きなニゲラです。

先日作った花壇のかおり番まつりも次々に花を咲かせます。


その隣に咲く黄色い花。蕾がいっぱいついてます。名前は分からず。

今年初めて、苗から植えたレースフラワーは巨大化して、キンカンの枝の中まで顔を突っ込んでいます。

小花が開くまであと一歩。

ミニキュウリの苗も、トマトの苗も、明日には地植えしようと思います。

午前中にコストコにも買い出しに行きましたが、コストコでも野菜の苗売っていてびっくり。
去年までは花の苗や球根は売ってたけど、今年は野菜の苗になっていました。
みんなが自給自足出来たらいいのにね。

明日からはやっと暖かくなるとのことなので、明日こそ衣装替えをしたいと思います!