こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
在宅緩和ケアのお話や、日々のあれこれを書き留めます。
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久しぶりの庭!

2009-05-31 16:19:34 | 草、花、収穫
やっと晴れましたね!
昨日と打って変って、今日は暑くて蒸し蒸しです。
満開を過ぎたカンパニュラを刈り入れ、アリストロメリアと、かすみ草で花束を作りました。ニゲラの風船もアクセントです。 
 
なぜか1本だけデルフィニュウムが咲きました。 
雨のおかげで、つゆ草が満開です。斑入りのつゆ草は真っ白でかわいい花が咲きます。 
庭で切った花束を抱えていたら、通りがかりの人が振り返っていました。
旬の花束如何ですか?

かすみ草と、カンパニュラがすっきりしたら、やっとニガ瓜が姿を見せました。
よく見ると、小さな実も付けています。 ミニきゅうりも元気そうです。
花に負けずに、すくすく育っています。

  

草や花は、初夏の日差しや、潤った大地からエネルギーを吸い上げ、光の中でその花をほころばせ、吹き抜ける風の中、葉をのびのびと広げます。
その花びらにたまった、命の一しずくが、疲れた人たちに元気を与えてくれます。

これからの季節、森も山も若葉から濃い緑に変わって、原っぱは、草いきれでむせかえるほどエネルギーに充ち溢れます。
キラキラしていて大好きな季節です。
エネルギーのおすそわけをもらって、また頑張りましょうか。


悪性だったらどうしよう??

2009-05-30 17:52:49 | 日々のあれこれ
今日、予定どうり大腸ファイバーやってきました。
ファイバー自体はすごく楽で、以前の苦痛は嘘のようでした。
鎮静剤が心地よく、ほんわりと効いていて、これなら何回でもイケそうでしたよ。
ポリープもなく、あと少しと言うところで、直腸にあやしい隆起が・・・
1センチほどの、コリコリと硬い腫瘤。
表面はツルツルで、粘膜の色は他と変わりなし。
先生「これは、外来では無理ですね。」と・・・・
あとで、画像を見ながらの説明では、
「粘膜下に出来る腫瘍のようだけれど、とってみなければわからない。筋腫にせよカルチノイドにせよ、とっておいたほうが安全よ。手術になるから、紹介状書きますね」とのこと。

べつにまだ、悪性と言われたわけじゃあなし、カルチノイドでも初期なら取るだけで大丈夫なはず・・・
でも、でも、やっぱり怖いです。
手術が怖いわけじゃなくて、もしも悪性で実は転移とかしていたら・・・
なんて考えると、本当に怖い・・・

あまりにも、たくさんの死を見てきた私です。
その人たちの恐怖や、心残りや悲しみなど、傍にいながらどんなにわかろうとしてもわからなかった思いが、近ずいて来ます。
その足音が、怖いのです。

家族や、仕事や目いっぱい詰まったスケジュール表を見て、ため息をついています。
入院は3日ほどで、肛門からのアプローチとのこと。
このスケジュールをどうやってやりくりすればいいのか。
去年も子宮筋腫のOPEで休ませてもらったし。

って、そんなこと考えていても、なんとかしなきゃあいけないじゃないですか。
とにかく頑張って、仕事も家庭も手術もしなきゃあ。
社員旅行も、納涼会も、研修会もいぱいあるし。
落ち込んでる場合じゃあないですよね。

今、「ノルウェーの森」を読み返しています。 
「1Q84」も買いました。
今、やれることとをやらないといけません。
きっと、細胞もいい子なことを信じて、がんがります。

ずっと雨なので・・・

2009-05-29 23:03:34 | 草、花、収穫
ずっと雨なので、せっかくの花が水滴の重さで傾いてしまいます。
毎朝、少しずつ開いていく蕾を見るのが楽しみなのですが・・・。
それでも、霧雨の中、カンパニュラが満開になりました。
白と、紫のツリガネ型の花がびっしりとついています。 

駐車場の正面は、こんなに背が高くて、後ろにアリストロメリアが蕾を付けています。   一緒に咲いていたニゲラは、風船になっています。
もう少し乾燥すると、中に黒い種がびっしりと入ります。(ここから、黒種草ともいわれます。)
これをまくと、また来年楽しめます。 

駐車場の左側には、宿根のかすみ草と、カンパニュラが一緒になっていて、まるで大きな花束のようになっています。実は中のほうに、ニガ瓜の苗も交じっています。大丈夫かな??
  中庭には、デルフィニュウムも咲き始めています。
週末は、晴れてくれるといいのですが・・・。
でも、天気予報は明日も雨です。

でも、どのみち明日は検査なので、何もできません。
とうとう、大腸ファイバー検査です。
今日は一日、低残渣食のセットで、空腹と変な腹具合で不快です。
さっき、マグコロールPという腸の洗浄剤と、緩下剤の水薬を一本流し込みました。
でも、まだあまり反応がありません。
私は、人より腸が長いので、下剤の効き目も悪いんです。
明日までに、ある程度きれいにしとかないと、検査が大変です。

その上、爆弾娘がこのところ、また不穏になっているので、ちょっと心配・・・。
いろんなことがありますよー。
草花に囲まれて、毎日庭の手入れして暮らせたらなー・・・とか思いますが、貧乏症なので、きっと無理ですね。
せめて、青空が見たいです。

今週もなんや、かんやで・・

2009-05-27 12:50:13 | 訪問看護、緩和ケア
今週も、なんやかんやで毎日が過ぎていきます。

そういえば、介護保険の認定方法が変わって、今までより2段階3段階下がる人が増えてくるようです。
と言うことは、初めに要支援だった人が、非該当になったりするわけです。

もともと、調査判定の基準が変だったのですが、ますます介護度がつきにくくなったようです。
介護保険をなるべく使わせたくないんでしょうか??

いろいろ調べてみると、調査した人の特記事項の書き方と、医師の意見書で大きく差が出るみたいです。
主治医意見書を書く先生が、適当に「病状安定しています。問題なし」みたいに書けば、それだけで取りつく島もなく却下になったりするわけです。
これから申請する人、どこが一番悪くて、どこがつらいのか、どこを強調してほしいのか、以前より身体機能が下がったのなら、下がったと書いてもらえる先生に意見書をお願いして下さいね。

今までは、認知もけっこう考慮されたのですが、今ではどういう基準か、調査項目にあまり反映されないようにできていますので、困っていることは、特記事項にちゃんと書いてもらって下さい。
不思議なのは、調査項目に「片足で立てる」って言うのがあって、片足で立てるか、立てないかなんて、全然関係ない気がするのは、私だけでしょうか?

実際、現場を知らない人が作っている介護保険。
おかしいことがたくさんで、最近は、いちいち腹を立てるのもばからしくなってきました。

それから、今週腹が立ったこと。

必要な時に往診できないのなら、最初からお看とり希望の患者さんの往診、引き受けないでほしいものです。
往診可の看板上げていても、ちょっと具合悪くなると、「救急車で病院行って」
とか「検査するから連れてきて」って。
連れていけるくらいなら、往診頼まないし、ましてはなから「延命はせず、自然に穏やかに、家で見送らせください。」ってお願いしているじゃあないですか。
最初から、「うちは定期往診はするけど、緊急時の対応はできませんよ。」と言ってくれれば、それが出来る先生を選べるのに。
連休前に具合が悪かったり、都合の悪い時になると、急に「できないものはできない。」って開き直られても困りますよね。

自分がどんな診療スタイルなのか、ちゃんと言わないのはなぜなんでしょう??

でも瀬谷には、ちゃんとその場でも対応してくれる先生がいるので、私たちはラッキーですが。
きっと世の中には、家で家族のもとで見送りたくても、データーとか状態だけで「病院行ってください!」の一言で泣く泣く病院でお別れする方がいっぱいいるんでしょうね・・。
最後の場所を選べる地域でありたいと、つくずく思いました。

火曜日は、県立がんセンターのナースが訪問看護の研修に半日ずつみえました。
それぞれ、訪問看護師と同行で在宅の現場を見ていただ来ました。
また、第4火曜日だったので、めぐみ在宅クリニックのデスケースカンファレンスにも参加していただきました。
ここでは、亡くなられたご遺族にも来ていただき、振り返りをする中で、ご遺族の言葉に涙ぐまれていました。
カンファのあとで、「『病棟では考えもしなかった視点』に気ずき本当に勉強になりました。かえって病院スタッフにぜひ伝えていきたい。」
と言って帰って行きました。
連携先といろんな場面で、共通理解できることはすごくうれしいことです。
まだいろいろな研修や実習が予定されていますが、在宅のことを少しでも知ってもらえたら嬉しいな、と思っています。



納棺夫日記を読んで考える。

2009-05-25 22:38:38 | 読書、漫画、TVなど
この「納棺夫日記」を読んで感銘を受けたモックンが撮りたいと願い、長年温めて実現したという映画「おくりびと」。
映画を見たあと、是非読んでみたいと思いつつなかなか読めず、この週末の電車のなかで、やっと読み終わることができました。

映画とかなりリンクした体験談なのだと思っていましたが、まったく違ったものでした。
確かに、モックンの人生観や、死生観を変えたものだと思いました。

もともと、著者である青木 新門氏は、詩人だったそうです。
詩人で、飲み屋の道楽おやじで、貧乏な文人ばかりをお客に、一緒に飲んだくれて身上を潰し、子供の粉ミルクも買えなくなって、葬儀社に努めたのがきっかけで、納棺師になったとのこと。
(妻に「けがらわし!!」と叫ばれたり、「そんな仕事はやめて」と懇願されたのは本当のことでしたが・・・)

しかし、もっとさかのぼれば、満州で終戦を迎え、8歳の時、腸チフスで瀕死の母のそば、すでに亡くなった弟の亡骸を背負い、遺体の焼却場に置きに行った経験を持っていたのでした。
実は、そこから「死」というものと、ずっと向き合ってきた方だったのです。

内容は、いつくかの体験談を通して、いろいろな死生観を知るにつけ、自分の中での死生観を追及しながら、親鸞の教義に傾倒していくものでした。
びっくりするくらい、宗教や哲学も勉強していました。
そしてたくさんの、死期をまじかにした詩人の詩を、そのとぎすまされた感性で、理解しようとしていました。

特に、宮沢賢治の詩には、強い衝撃を受け、その感性の琴線に触れるようでした。

親鸞の教えを理解しながら、「悟り」について、正岡子規の死の二日前に書いた随筆の一文を引用していました。
「悟りいふ事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思って居たのは間違ひで、悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であった」

うーん。
唸ってしまいました。

私なりに、「死」とは向き合ってきたつもりですが、やはりあくまで自分ではないのですから、わからないのが当たり前といえばそうなのですが。

私は、母の亡くなる前日の不思議な微笑みが頭から離れません。
お見送りした患者さんのなかにも、本当に笑みをたたえたお顔の方がたくさんいらっしゃいました。

エンドルフィンのためなんでしょうか?
それとも、青木氏の言う通り、穏やかな至福の光に包まれていたのでしょうか?

死を考えると、やはり宗教も切り離せないのが人間なのかもしれません。
私なんかは、「死」を自分に置き換えると、怖くて気が遠くなってしまうこともありましたが、これを読んでちょっと変わったような気がします。

もし「死」の意味を考えることがあるようでしたら、一度読んでみてください。
ちょっと、考え方が変わるかもしれません。 

管理者研修2日目

2009-05-24 23:39:11 | 訪問看護、緩和ケア
昨日は、朝から「訪問看護管理の実力アップ研修」2回目でした。
朝1本電車を乗り過ごして、ぎりぎりに滑り込みました。
午前中は、梅本先生の「経営分析」。
訪問看護ステーションを、事業として成功させるたための、マーケティングや分析についてでした。
なかなか難しくて、よくわからなかったのが本当のところですが、要するに「訪問看護ステーションも、きちんと提供するサービスに対して、正当な対価をもらわなければ、潰れるよ。」と言うことのようです。
そのためには、『ご利用者さんにプロとしてのスキルを提供し、ご利用者のみなさんが、安心して在宅で療養できるという「価値」を創造する。』必要があるわけです。

そりゃあそうですよね。
頑張っているスタッフに、ちゃんとした報酬を支払うためには、事業として成立しないといけないわけですから。
そのためにはプロとして、訪問看護の使命を達成しなければなりません。

お昼は、昨日隣の席に座った佐賀県から来ている方、その前の席の二人(一人は岡山、一人は埼玉の大宮の方)と、隣のビルで食事をしました。
なんか、ベジタブル専門店?なのか、超ヘルシーな定食を頂きました。
みんな、遠くから来て、頑張っているんだなあ・・・
自分でNPO立ち上げた人、病院の中で訪問看護への低い意識に立ち向かっている人など、みなさん本当に苦労されていました。
自分が本当に恵まれた環境なのだということが、よく分りました。


午後からは、萩原正子先生の軽快な語り口にも引き込まれながら、グループワークに入りました。
グループは、大規模中規模、小規模にわかれて、それぞれのグループで、ステーションの紹介や、現在の課題を話していきました。
10か所のステーションの管理者。
みんな本当に個性的で面白かったですよ。
関西から来た人たちは、さすがにいきなりボケと突っ込みを交わして、初対面とは思えない、盛り上がりを見せました。
ひどい労働環境や、低賃金で酷使されている事業所の実態もあり、訪問看護の地位の低さにまだまだだなあ・・と溜息。
しかし、逆境に立ち向かう管理者たちは、お互いの名刺を交換して、訪問看護の地位の向上を約束したのでした!

全国の、訪問管理者の方で、まだ管理者研修うけていないかたは。ぜひ一度は受けてみてくださいね。
根性だけでは、どうにもならないことがありますから。

帰りは、三ツ境で途中下車。
3年前まで子供がお世話になっていた、「なかよし学童保育」へ。
私たちの代から始まったお母さんを中心とした「ワインの会」にOBとして顔を出しました。
働きながら子育てしている元気なお母さんたちにエールです。 




管理者研修1日目。

2009-05-22 23:49:21 | 訪問看護、緩和ケア
朝、出勤のときに、カンパニュラがいっせいに咲き始めていました。
ミニバラも、かわいい花を咲かせていましたよ。
   

午後からは、訪問看護振興財団の「管理者の実力アップ講座」に出席するために、原宿の表参道ヒルズ前にある看護協会ビルまで行ってきました。

原宿までは1時間ほどですが、原宿まで出るなんてン十年ぶりです。
いやー。やっぱり東京ですわ。
だいたい、世間は豚インフルエンザで大騒ぎしているのに、外人観光客がガイドブック片手にキディランドに山盛りいるし、街角には、ジローラモ風のおじさんが佇んでるし。
これで、パンデミックが起こらないのが不思議なくらいでした。

看護協会も表参道のど真ん中で、燦然と聳え立っていました。

  ここにある、表参道訪問看護ステーション管理者のお話も聞きましたが、この人ごみの中、電動自転車で訪問に回るのは、大変なことだとお思いました。
だいたい、商業地域と公園を除いて、住宅地が散在しているので、逆に過疎地のような問題もあるようでした。
でも、やっぱりおしゃれですよね。
協会ビルの裏には、バラに彩られた素敵なレストランがありました。
少なくとも、瀬谷にはこんなレストランはありません。

講演は、萩原 正子先生の訪問看護ステーションの運営、経営の実践的なお話が面白かったです。
統計的に、どんな訪問が効率的に、かつクオリティを保って、収益を上げられるかなど、数字でも見られるように話してくださいます。
私は、いろんな研修で何回か先生のお話を聞きましたが、毎回引き込まれてしまいます。

それにしても、みんな遠くから来ていました。
私の隣の方は佐賀、前の方は岡山からだそうです。
飛行機や、新幹線を使って、とまりがけでこられているとの事。
頭が下がります。

今回は、宿題として昨年1年間の経営状況(訪問件数の内訳など、すごく細かく分類、計算して比率も出して)を書き出してきました。
私の場合、ほとんど事務と経理のお二人に丸投げでしたが・・・

でも、今日わかったことは、事務がいるほうが、経営効率が上がると言うこと。
管理者の中には、たった一人で給付から事務処理全般こなして、訪問もやたら回って、と言う方も少なくないと聞きました。
でも、これは返って効率が落ち、赤字になるきっかけになるそうです。
うちは、ヘルパーと居宅もやっているので、事務は二人常勤です。
ものすごーく助かっていて、面倒なことは全部やっておいてくれるので、管理業務や日々の訪問看護に集中できます。
もし、経営者が事務を雇ってくれないと言う方がいたら、ぜひ萩原先生の本を見せて、説得したほうがいいですよ。

明日は、いよいよ書き込んだ数字を見ながらの、経営分析をやります。
せっかくの土曜日、早起きはつらいけど、がんばって原宿まで言ってきます。

在宅緩和ケア研究会 その2

2009-05-20 23:40:10 | めぐみ在宅緩和ケア関連
昨日は、めぐみ在宅クリニックの、在宅緩和ケア研究会でした。

今回は、対話記録ではなく、
「どんな病気でも、どこに住んでいても安心して最後を迎えられる地域になれるか」
というテーマに沿った、フリーディスカッションをすると言うことで、かなりの人が集まりました。
進行は「瀬谷の母」と人が呼ぶNPO法人「ワーカーズわくわく」の代表中野さん。
区の高齢福祉課の人たち、ケアプラザの人たち、それに訪問看護ステーションや、あちこちのケアマネや、訪問入浴のスタッフ、病院の連携室ナース・・・
ぎゅうぎゅうずめの状態の中、A to Z 始まりから終わりまで。
プロジェクト「Z 40」(在宅死40%だって?!)と題して、地域で見取れるシステム作りの基礎を作る、と言うもくろみに皆見事に巻き込まれていったのでした。
今回は、そのために「今できることは何か?」をピックアップし、分類しました。
まとめると、
*支援の体制作り。
*情報の共有化。
*啓発や研修
*家族支援
*ボランティアや後進の育成
に大きく分類されました。
今後は、「在宅でも死ねるぞ」実行委員会を作り、このテーマに沿って、「支える人も支えられる」地域を作っていここうと言うことになりました。
・・・
しかし、これって大変なことです。
どこから手を付けていいのやら・・・
とりあえず、行政も巻き込んでのプロジェクトになりそうです。
川越 厚先生の「地域緩和ケアシステム」も参考に、瀬谷独自のネットワークができるといいのですが。

来月は、実際独居で看取りをしたケースを紹介し、検証することとになりました。
最初のケースは、めぐみ在宅とうちのステーション、下瀬谷ケアプラザ、輝きの杜ヘルパーステーションのチームで看取ったケースとなりました。

来月は、このケースをどのようにプレゼンするかで、今後の方向性が決まってくると思うので、十分練ってみたいと思っています。


どこまでが、訪問看護?

2009-05-18 23:29:42 | 訪問看護、緩和ケア
訪問看護といっても、全部がうまく訪問につながるわけではないですね。
退院前訪問に半日使っても、退院中止になったり、在宅の引継ぎのつもりでも、そのまま入院になったり、・・・
けっこう時間をかけて準備をしても、帰ってこなかっり、当日キャンセルだったりと・・・
でも、まあしょうがないです。
地域に根ざしているからこそ、こういうケースも混ざってきます。
でも、ケアマネも受けていて、ベットなんかも入れてしまっていると、福祉用具の事業所さんに、申し訳なかったりします。

在宅の場合、患者さんもそうだけれど、ご家族も丸めでフォローしなくてはなりません。
特に、老々介護や、認々介護、病々介護など、ご家族も大変なケースも少なくありません。
先日も、老老介護のご主人がよっぱらってひっくり返っていて、ケアマネからご家族へ連絡したら、「自分が行くのは時間がかかる。看護師さん行ってみてほしい」って。
契約は奥さんだし、指示書はないし・・・
でも、人道的にほっとけないでしょう??
とにかく、安否確認に行きましたが、これはどう処理すればいいんでしょう??

居宅管理指導なんて、相談業務で加算が取れる制度ができたものの、あんなもの、規制が多すぎて、実際適応になる人なんて、年に何人いるんでしょうか・・
はー・・
なんだか、ちょっとむなしいお仕事ですが、これも地域貢献って事で、納得するようにしています。

月曜日そうそう、ちょっと愚痴になりました。

明日は、めぐみ在宅での「在宅緩和ケア研究会」です。
ずっと、ケースで対話ケアの勉強をしてきましたが、明日は「地域で看取るには」と言うテーマで、いろんな事業所にも声をかけてのディスカッションになると思います。
私も、ちょこっとお話しなくてはなりません。
いい研究会になるといいな。



ハーブをちょこっと。

2009-05-17 22:59:20 | 草、花、収穫
休日だと言うのに、今日も朝から雨まじりです。
風は、台風前かと思うほどで、庭のカンパニュラやデルフィニュウムが、今にもなぎ倒されそうで、あわてて棒を立ててみました。

早く晴れないかなー。

      2回のベランダに、種をまいています。
 大量に芽が出るバジルですが、私は間引きがかわいそうでできず、小分けしてスタッフに配っています。
それでも、残ったバジルは育てて、収穫します。

私は、葉を一枚ずつとって、軽く洗って水気を取ってから、ジプロックに平らに入れて冷凍します。
凍ったまま、バリバリと握りつぶしてトマトソースに入れたり、パスタにかけたりします。

   セージです。   ローズマリーです。

今年、作った寄せ植えです。まだ2回のベランダで育てています。

先日、夫が買ってきたスズキを、ハーブを使ってムニエルにしてみました。

パセリ、セージ、ローズマリータイムなどのスカボローフェアセットを、採っておきます。
スズキの切り身は塩コショウし、軽く粉をはたきます。
フライパンにバターとオイルをひき、スズキをいれ、両面がこんがりするように焼き目をつけ、そのうえからハーブをバッサと投入。
ちょっと蓋をして蒸し焼きにすれば出来上がり!
ハーブのなんともいえない香りと、スズキの香ばしい香りがたまりませんよ。
好みで、お醤油をちょろっとたらしたり、バルサミコ酢で仕上げてもおいしいです。

もうちょっとして、ローリエの木の若葉が育ったら、枝を打って葉を乾燥させます。カレーやシチュー、トマトソース、ポトフの必需品です。

昨日、近くのホームセンターで、すごくかわいい鉢植えを買ってきました。
ウツギの種類なのかな?
でもすごくきれいなブルーで、可憐な花に一目ぼれしました。
大きくなったらうれしいな。           まだ小さな蕾がいっぱいついています。
名前は、オーストラリアベルズと書いてありました。

ほんとに、置き場所なくなってきました。とほほ。
 
      

今日は寒いです。

2009-05-16 18:59:52 | 日々のあれこれ
5月も半ばと言うのに、今日は寒いです。

午前中は、かねてよりやりたかった大腸ファイバー検査の予約に行ってきました。
大腸ファイバーっていえば、死ぬほど下剤を飲んでおなかを空っぽにして、お尻からファイバースコープを入れると言う検査。
あんまりしたい検査ではないのですが・・
でも、6年ほど前に1回やってみたら、ポリープがあってとったんですよ。
定期的にやっておかないと、便秘体質の私なので、大腸がんになってるかも・・・

こんな仕事をしているためか、かなりの癌恐怖症なんです。
ちょっと具合が悪いと、「がん?!」って思ってしまう。
そのわりに、丸々と太っている私をスタッフは冷ややかに見ていますが・・

ああ・・でも、前日から低残渣食を食べて下剤を飲むのもいやだなー。
さらに当日も、オエオエしながら大量の水と下剤を飲んで、トイレ通うのいやだなー。
あと、大腸ひとより長くて、前回結構辛かったなー・・・
近くで知ってる先生にお尻見せるのは、さすがに恥ずかしいし、前はわざわざ遠いとこまで行ったけど、それも面倒だなー。
なんて、考えていたら、どんどん先延ばしになってっていました。
でも、瀬谷に内視鏡専門のすごくいい女医さんが開業してくれたんです。
町田内視鏡クリニック!
しかも、町田先生は、私が市大病院にいたころに、よくお見かけしていた先生なんです。
なんか、すごく安心して受けられそう。
以前、ご挨拶したときにCFの約束していたので、やっと今日予約にいけてほっとしました。

前処置はいやだけど、がんばろう!

つでにHCVの採血もやってもらいました。

1ヶ月ほど前に、患者さんの点滴のラインをとっているとき、血液を自分の指にたらしちゃったので・・
HCV感染のある人なので・・・
直接刺したわけではないので大丈夫だとはおもいつつ、手あれがあるので、ちょっと心配。

午後からは、苗を植えたり、種をまいたりはしました。
土、日は貴重な庭いじりデーなので・・・ゴンベエさんになります。

降りそうで降らない曇り空で、草花も元気がありません。

そういえば、休日用に借りている職場の駐車場は草ボーボーなんですが、それがまた野っぱらみたいで、かわいい花がいっぱい咲いていました。

     
      かわいいでしょう?


デスケースカンファで思うこと。

2009-05-12 23:06:55 | 訪問看護、緩和ケア
毎月第2第4火曜は、連携先の「めぐみ在宅クリニック」で1時から「デスケースカンファレンス」です。

今日のケースは、半年ほど前にうちのステーションも訪問していたIさんでした。

Iさんは、転移性脳腫瘍。
夫の医療機関への不信感から、在宅を選ばれた方でした。

退院当日に、栄養の輸液をするために、IVH(中心静脈栄養)を入れて帰ってきました。彼女は、やや意識レベルがダウンしていたもの、うまく回らない呂律でニコニコしながら、まだよくおしゃべりをしてくれました。
まだ60代でご主人が失業中のため、医療保険の3割負担が重くのしかかります。

IVHが入っている場合、管の入っている部分の消毒や固定、フィルターやポンプのついている管の交換など、訪問看護師が行うことがほとんどなのですが、ご主人は訪問看護の回数を減らすため、ご自分でやるからといいました。

Iさんは、脳圧を下げるための点滴や、途中抗生物質の側管(管の横からさらに管をつなげて入れる点滴)等もあったため、まず、間違いなくご主人ができる様、絵を描いて順番を付けて、まず看護師がやるところを見てもらいました。
「なんだ。簡単ジャン。」
それがご主人の第一声でした。とりあえず、ご主人の手技も次の日確認して、かなりの部分を夫にゆだねることにしました。
とにかく病状もあまりよくないので、訪問看護を週1回だけは了承してくれました。
結局、何度かの緊急訪問はあったものの、最後まで週1回の訪問看護は増えることはありませんでした。

それは、めぐみ在宅クリニックの先生も同じだった様です。

そこで、今日の振り返りです。

よかったこと:最後まで家にいられたこと。

このケースでは、夫の支えを支援することが必要だったわけです。
では、夫の支えは何なのか。

「なるべく、お金をかけずに、最後まで自分の手で妻を看る事」

そこで、週1回の訪問看護で、清潔援助とIVHの確認、服薬指導、夫が行える介護指導をしていきました。
病状経過の確認と説明を行う事で、次に何が起こりうるか。
また、そのときどう対応するか。
とにかく、こんなときには「電話だけでもください。」と言う説明が重要になってきます。

そして、主治医からの予測指示。
とりあえずの問題を回避し、苦痛を速やかに緩和するために。

こちらからの電話での確認もしました。
(医師が、電話相談を受けると、それも点数になってしまうそうです。)

悪かったこと:やはり夫だけでは清潔が維持できず、結果IVHの感染を起こしたこと。

参加した医師から、「コストや、感染のリスクを考えたらIVHを継続する必要があったのか?」と言う質問もありました。
そのときの主治医は今はいないので、はっきりとはわかりませんが、夫の「妻に生きていてほしい」と言う思いを尊重したかったのでは。と言う話でした。
「しかし、その選択はいつもとても難しいですね。」と小澤先生。

これから、経済的に厳しいご家庭が増える傾向にあるということを踏まえ、この地域でどう支えていけばよいのだろうかと。

このとき、横浜にある日本3大ドヤ街と言われる寿町にある「ポーラのクリニック」の話が出ました。
NPO法人さなぎ達http://www.sanagitachi.com/cn35/cn31/pg105.html
が行う、ドヤ街での看取り。
完全ボランティアによる、見回り介護を利用して、訪問診療、訪問看護を実践している。
さっき調べたら、「すごいなー!」とうなってしまいました。
「さなぎ食堂」は。そういえばテレビで見たことあるなー。

じゃあその方法が、瀬谷でできるかと言うと、なかなか難しいですよね。

ボランティアというのは、大きな格差社会があってこそ成り立つのだと言う話を聞いて納得でした。
時間と、経済的に恵まれた階級の人たちの、奉仕の活動が始まりなのだそうです。
だから、アメリカで盛んなのだと聞いて納得。

今後のこの地域での課題となりました。


お金じゃないんだけど、やっぱり世の中はお金が大事なの!?





今日も一日庭いじり。

2009-05-10 23:49:59 | 草、花、収穫
この季節、天気がいいと、庭にいるのが一番楽しくて、持病の腰痛もなんのそので、あっちこっち掘り返しています。
今日は、やっと本葉が出てきたミニきゅうりを庭の片隅に植え付け、ミニトマトのわき芽掻きをして、ニームを追肥しました。
さらに、猫よけに木酢液をまいたり、ベランダにハーブの苗を寄せ植えにしたりと、予定の作業を終えることができました。
お花も大好きですが、食べられたり、香りが楽しめるものも楽しいですねー。
今年の夏は、苦瓜、ミニきゅうり、ミニトマトが楽しみです。
本当は、インゲン、伏見唐辛子等もやりたいんですが、さすがに植えるところがなくなりました。
香辛料で取れるものは、鷹の爪、茗荷、山椒、ベイリーフ、紫蘇、柑橘系ではゆず、スダチ、夏みかん、柿。
そしてハーブは、パセリ、セージ、ローズマリー&タイム

お花なの方は、今は クレマチス   おだまき

 シラン  キンギョソウ     
白いのは名前忘れました。カンパニュラ、まだ蕾です。早く咲かないかなー。

ちょっと前までは、モッコウバラも咲いていたので、駐車場前はこんな感じでした。 
 ほかにはイキシアや、ガザニアの仲間?、コバノランタナ、ラベンダーなどなどです。

欲張りなので、ありもこれも植えたい衝動を抑えるのが大変です。
でもでも、秋咲きの種もまかなくちゃ!

「象の背中」テレビで見ましたが・・・

2009-05-07 23:31:12 | 読書、漫画、TVなど
先日「象の背中」テレビで放送されましたね。
10分のアニメDVDにめちゃくちゃ泣かされたし、ケミストリーの「最後の河」もすごく好きなので、期待してみたのですが・・・
う~ん・・残念。
だって、つい最近「風のガーデン」DVDBOXみちゃったばかりなんですよ。

比べちゃあいけないんですが、作り話的要素が多すぎて、がっかりでした。
大好きな役所広司が主役なのに、全体にこぎれいにまとめすぎて、なんか本質を見落としちゃってる感じです。
だいたい、なんであんなできのいい、物分りのいい、上品な美人妻がいるんでしょうか?
愛人に「主人がいつもお世話になっております」って、席をはずすんですよ。
おかしいでしょう?まもなく死んでしまう夫が、愛人に会いたがるんですよ。
もう、その苦しさと言ったら、耐え難いものじゃありませんか?
もっともっと、葛藤があるはずですよね。hiyo_ang1/}
妻も愛して、愛人も愛して、挙句に愛人に「分骨」するんですよね。
迷惑じゃあありませんか?
「俺のことは忘れて、若いんだから早くいい人みつけて幸せになれ」って言ってやるべきでしょう?あとで捨てるに捨てられないし。
そのくせ、奥さんから「今度生まれ変まれ変わっても、また私と結婚してくれますか?」って言われて「うん」というんですよ。
都合のいい女だから?とか、かんぐってしまいます。
なんか、しっくりこないんですよね。きれいごと過ぎて。

それに、あのホスピス。いったいいくらかかるんでしょう??
まず、一般ピープルには入れないんじゃあないんでしょうか?
普通の、ホスピスでも1ヶ月50万~60万ですよ。
緩和ケア病棟だと、保険適応になりますが。
あのロケーションと、あの個室料金を考えると、気が遠くなります。

死や別れをテーマにするのなら、もっと現実をちゃんと調べてから、きちんと掘り下げないと、単なるお涙ちょうだいになってしまいます。

自分で言うのもなんですが、私は涙腺壊れてるんじゃないかと思うほど、涙もろいのですが、ポカーンと見てしまいました。
中学生の娘や、その友達は、結構うるっときたみたいですが・・

多くを語り過ぎない、DVDアニメの象の背中のほうがずっとよかったです。

倉本總さんは、風のガーデン書き上げるのに、ものすごく現場をリサーチしたそうです。うそにならないように、些細な表現もすべて綿密に調べたそうです。
医療現場から、看取りも在宅死も、緩和ケアも、家族看護も・・・

なんか、こんなに怒ってしまうのは、期待してたからなんですよ。

何せ、普段の生活の中で、人生の終末と常に向き合っているので、あんまり表面的な表現は、すごく違和感を感じるのだと思います。

言うだけ言ったらすっきりしました。
いい映画や、いい本に出会いたいですね。

  我が家の都忘れです。ホッ

明日天気になーれ!

2009-05-06 23:21:30 | 草、花、収穫
せっかくのゴールデンウィーク、最後の二日はずっと雨。
なんか肌寒いし、洗濯物は乾かないし、憂鬱になりますよね。
本当は、今が一番きれいな季節。
芽吹いたばかりの若葉が、競い合うように葉を広げ、色とりどりの花達も一斉
に咲き誇り・・・
お日様なんて、あふれるように降り注いで、木も草も花も土も水もキラキラ輝いている季節ですよね。
雨も大事だけれど、せめて続けて降るのはやめてくれませんかね・・・
って、言ってもしかたありませんが。

とりあえず、先日来撮りためた、我が家の花の写真をアップします。


あふれるように淡いクリーム色の花を付けていたモッコウバラもそろそろ終わりです。
金盞花も種を付け始めました。 ツル紫はこれからもずっと紫色の花を楽しませてくれるかな。


ナスタチウムは小説「西の魔女が死んだ」のなかで、おばあちゃんがサンドイッチに葉をはさんで食べるところが何回か出てきましたよね。
種は、すりおろすとわさびのような、ホースラディッシュのような風味があります。



このほかにも、都忘れ、桜草やフリージア、スノーポール、それから名前を忘れてしまったお花がいっぱい咲いてくれました。

ここ数日で咲き始めたニゲラです。去年できた種をばら撒いておきました。
花はかわいらしいし、種は風船のような袋の中にびっしりできます。

  

今、蕾なのはイキシアとツリガネソウ、宿根カスミソウ。
アリストロメリアは、咲くのか不安です。

庭に出て花をいじっていると、いやなことも、辛いこともしばし忘れて、すごく穏やかな気分になれるんです。

それから、近くの泉川。
今が一番素敵です。

川沿いの遊歩道を、ぷらぷらいくもよし、

川べりに降りて、深呼吸をするもよし。

お日様いっぱい浴びて、うーんと背伸びをすれば、また元気がでてきますよ!


皮膚科の増田先生も、耳鼻科のキムシノ先生も、往診の途中でお連れしたら、
「きゃー!!ここはどこ!?きれい!!」と、すごーく感激してくれました。
きれいな景色を見て、きれいな空気を吸って、キムシノ先生が素敵な新曲できるといいなー。
春の小川には、小さな魚が群れていましたよ。
ほんの近くに、こんな場所があってラッキーです!
さーて、もうゴールデンウィークも終わりました。
気分一新。がんばりましょうね!
明日天気になーれ!