緩和ケア医の日々所感

*** がんの症状緩和と子育てと ***

視点変換

2012年02月12日 | 医療
ある外来で・・主治医から後1〜2年と言われ、この後の過ごし方や緩和ケアのことを知りたくて受診しました。と、患者さん。がん治療医の主治医が書きながら説明された用紙を持参されていました。わかりやすい絵でがん性腹膜炎を説明され、起こる症状や予後について読みやすい字で書かれていました。そこに、Best supportive careとも書かれていました。高齢の患者さんには、ちょっとわからなかったようです。 . . . 本文を読む
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生きる気力を取り戻す医療用麻薬(3)

2012年02月04日 | 医療
ここで、ふと思いました。「痛みがあると何もヤル気がでない」患者さんもおっしゃいますし私自身、体の一部が痛いだけで全身やる気を失っていると感じたこともあります。痛みがあると、この内因性物質がドパミン遊離を抑えている。その結果、側坐核は発火しない・・おおお・・ なるほど・・ 改めて、痛いとヤル気がでないというこの機序に納得できます。 ということは、痛みを止めるとヤル気がでる・・ということモルヒネなど . . . 本文を読む
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医療用麻薬は中毒にならない?側坐核と麻薬(2)

2012年01月29日 | 医療
以前、掲載していた記事ですが、緩和ケア研修会でも、こうした質問は医師からも少なからず受けます。痛みがあると κ(カッパー)作動性内因性物質が分泌されるということはすでに知られています。この内因性物質がκ受容体を活性化します。κが活性化されるとドパミン遊離が抑制されます。側坐核にはこのκ受容体が高密度に存在しており疼痛がありκ作動性内因性物 . . . 本文を読む
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ヤル気中枢の側坐核(1)

2012年01月23日 | 医療
ヤル気をつかさどる中枢は大脳の側坐核という小さな核です。この神経細胞は中々発火してくれないという性質・・つまり、ヤル気中枢なのに中々、ヤル気を起こしてくれないという特徴があります。それは、そうですよね。簡単に人のヤル気がでてしまうと猪突猛進に突進してはシマッタ・・なんていうことを起こしてしまいますからこれは、ヒトを守るためにも無意識に制御しているのかもしれません。 この側坐核・・実は、麻薬の耐性 . . . 本文を読む
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NHK ここが聞きたい名医にQ

2012年01月16日 | 医療
NHK・・1回目の収録が終わった後、自己嫌悪に陥っていました。緊張して笑えない自分とか、もろもろ・・・一晩落ち込んだ後、自問していました。私が、この仕事を引き受けた理由はなんだった?早期からの緩和ケアっていっても、今なお、抗がん剤治療を諦めてもらうための緩和ケアになっている現状を少しでも変えたいと思ったから。ああ、私の喋りがどうとか、そんなことは恥ずかしいだけで本質的なことではないでしょ・・・自ら . . . 本文を読む
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人を育てることは、夢をかなえる手伝いをすること

2012年01月15日 | 教育
教育ってなんだろうか。そんなことを考えることがこの1年、続いていました。過日、ある知り合いの医師にメールを書いていました。”業務を行ってもらうのではなく、夢をかなえてもらうために・・”このような文章を書いていて、はっと思いました。教育、人を育てるとは、将来、こんなことをやりたい、こんな風になりたい、そんな思いをもった若い人の夢をかなえる手伝いをすること。自分の中にあった無意 . . . 本文を読む
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食道がんの患者さんのこと

2012年01月05日 | 医療
このブログ、昨年も多くの方に支えられ続けることができました。緩和ケアが根をはってくれることを目標にゆっくりとではありますが、本年も更新していきたいと思います。どうぞ、宜しくお願いいたします。4年近く前に書いた記事・・下書きのままで、保存していました。こうした記事も、不思議なもので、なんだか、埃をかぶっていたような懐かしさがあります。1月5日にNHKの収録があり、ブログの更新が延び延びになっていまし . . . 本文を読む
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ジェネラリストというプロフェッショナル

2011年12月25日 | つれづれ
週末は、大学生達が6人ほど集い、楽しい時を過ごしておりました。皆熱い思いを語っており、”今時の若者”という言葉に代表されるような印象と大きく違い、自分の意見を語り、共に議論してくれたことにちょっと、びっくりしながら、その逞しさに、感嘆していました。そんな中で、総合〜学科という学科が増えてきたことに時代の流れを感じました。今までは、専門学科に特化していた学科が主流でしたが、例 . . . 本文を読む
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目を向けていなかったこと

2011年12月18日 | 医療
写真は、カレッタ汐留の癒しの森 オープン前日に偶然出会ったクリスマスイルミネーションです。最近、知り合いの医師のフェイズブック記事を読み、思い出すことがありました。結婚してすぐに消化管のがんと診断され、治療を行っていた患者さんでした。私がお目にかかったときには、がんがダクラス窩に転移をしていました。ダグラス窩とは、子宮と直腸の間の窪みのことで、女性にだけある窪みです。若い患者さんでした。痛みのこと . . . 本文を読む
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'Women hold up half the sky,

2011年12月11日 | 社会時事
http://cnn.com/video/?/video/world/2011/12/10/nr-nobel-peace-prize-ceremony.cnn(CNN, yahoo ニュース) ノーベル平和賞の授賞式(10日、オスロ)今年の受賞者は、リベリア大統領のエレン・サーリーフ氏(73)同国の平和活動家リーマ・ボウイー氏(39)イエメンの人権活動家タワックル・カルマン氏(32)女性への差別や . . . 本文を読む
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Passive-Aggressive PD

2011年12月05日 | 医療
汐留から見た今日の富士山快晴で、夕焼けに浮かんでいました。左は東京タワーです。   痛いときは、がまんせず伝えること。何度も伝えてきました。でも、時に、本当にその訴え通りにレスキューを使ってよいのだろうか・・・疼痛の客観性と副作用を観察し続けます。患者さんの訴えを疑うといったことではなくそのことが、患者さんにとって、害にならないようにつまり、予想外な過量投与とならないために、重要なこ . . . 本文を読む
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緩和ケア勉強会

2011年11月27日 | 医療
http://www.teikyo-u.ac.jp/hospital/topics/index.html?mode=topic&contents_id=333&data_id=291&condition=created;down;1;0;0;1#contents_333     ↑チラシと申込み用紙です。 震災でお休みしていた緩和ケア勉強会を2月、3月に開催します。これは、緩和ケア研 . . . 本文を読む
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緩和ケア研修会のお知らせ

2011年11月23日 | 医療
がん診療に携わる医師のための緩和ケア研修会平成24年1月14日、15日で開催予定です。http://www.teikyo-u.ac.jp/hospital/topics/index.html?mode=topic&contents_id=333&data_id=262&condition=created;down;1;0;0;1#contents_333   ↑申込用紙、ここからダウンロ . . . 本文を読む
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30年経ってからの遅発性放射線障害

2011年11月20日 | 医療
婦人科がんに対して、放射線治療を受け、治癒した患者さんを在宅で何年も前(もう10年以上も前です)に診療していたことがありました。診療を始めた時には、すでに、両下肢に運動神経障害と知覚障害を認めていました。足が両方とも、びりびりとしびれ、上手く動かすことができず、室内を伝い歩きされていました。もともと、糖尿病があり、他院では、糖尿病性末梢神経障害と診断されていました。ただ、糖尿病にしては、左右が非対 . . . 本文を読む
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ニューヨーク大学リハビリテーション病院の壁

2011年11月13日 | 医療
前の週は、病院のことであまりに色々あって、1週間、疲れているのにぐっすり眠れない日が続いていました。土曜日は色んな方にお目にかかれたので、ちょっとリラックス・・その続きで、今日は、紅葉が始まっている銀杏並木と公園で一息。沢山の親子連れが遊んでいる中、夫とゆっくりしていたのですが、渡米中、よく近くの公園で子供たちとボートに乗ったり、バーベキューをしたのを思い出していました。その子達も、今月下 . . . 本文を読む
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