高齢者や、神経難病の患者さんの多くに、嚥下機能の低下がありますよね。
すでに胃瘻の患者さんも多く、消化管に障害があればIVHで栄養管理をしている方もいます。
その中で、誤飲性肺炎を繰り返し、腸閉塞の手術もしている80代の患者さんがいらしゃいます。
誤飲性肺炎の時は、気管切開もしてかなり長い間人工呼吸器もつけていたそうで、退院時は気切孔から、よく痰が噴出していましたし、吸引も頻回に行っていました。
でも、それも徐々におちつき、今では口から痰の喀出もできるし、小さくなった気切孔を手で押さえてとても良い声でお話もできます。
イレウスを繰り返していた既往があり、胃瘻では消化管の負担が多いので、IVHポートで24時間栄養をいれています。
そのAさんは、在宅生活にも慣れ、今では近くのスーパーまでIVHをキャリーバックに入れて買い物まで行けるようになりました。
途中、往診医に変わったことで、カフティポンプもつけられ、滴下や逆流の心配もなくなったため、ADLも拡大しています。
高齢のため心配された、輸液の交換や混和も問題なく出来るようになって、本当にお元気になってきました。
現在の彼の望みは、やはり「口から食べたい。なんでもいいから。」です。
病院では、嚥下の評価で二度と経口摂取は不可、と言うものでしたが、本人の食べたい思いに周りも答えてあげたいと思っています。
Aさんのケアマネが、訪問歯科の診療を勧め、その歯科医が嚥下を勧めるようになりました。
歯科の医師は、「食べられる。」と判断したそうです。
一応、クリニックの耳鼻科医にもコンサルをし、現在口腔体操のあとに、看護師の訪問時のみゼリーを摂取しています。
スプーンで薄くスライスしたゼリーを、一口ずつ愛おしそうに口に入れます。
意識を集中してゴックンと飲み込みます。
口中に残渣はの憩っていません。
が、しばらくすると咽頭に絡んだような音がわずかに聞こえ、声も湿性に変化してきます。
そのころにはゼリーもなくなりますので終了となりますが、今後はステップアップを目指したいと歯科医は言っているようです。
さらに、いちいち穴を押さえてしゃべるのが大変。
との訴えを受け、スピーチカニュレを入れたいとの相談もありました。
私的には、せっかく押さえるだけでいい声も出て、痰も少ない現状に、いまさら異物を入れることに抵抗はありますが、これって本当のところどうなのかと考えてしまいます。
食べたいし、食べさせてあげたいけれど、VFも内視鏡もしないで、食事形態を上げっていくのも、かなり不安はありますね。
かれは、今とてもADLがアップして、いろんな可能性が出てきていますので、ここで誤嚥性肺炎を再発させたくないな・・・と。
これはあくまでも、個人的な意見なので。彼が何を選択するのかは、彼氏だしと言う事でょうか??
そういえば、セミナーでも取り上げたり、嚥下機能訓練の勉強会をしたり、伝達講習もしたりしてきましたが、ちゃんとした資料がないことに気が付きました。
で、2冊ほどいろいろ探して購入しましたが、其の1冊がとても分かりやすくて、即実践につながるものだったのでご紹介しましね。
DVDつきで、そのDVDがとても分かりやすかったです。
VFの映像も少ないながらいくつか載っていました。
とにかく、個々に合わせてリハビリメニュー作りに役立ちそうで、昼休みには変わりばんこでスタッフが見ています。
「すごい、わかりやすいかも!」「なるほどねー」そんな声も聞こえます。
とにかくわかりやすいので、ヘルパーさんの食事介助にも、知っておくといいお話だと思いました。
食事介助は、結構リスクあるお仕事なんですが、どこの事業所も簡単な褥瘡のは断っても、こっちを簡単に引き受けますしね。
怖いもの知らずではなくて、プロとして食事介助をしてほしいなとおもいます。
すでに胃瘻の患者さんも多く、消化管に障害があればIVHで栄養管理をしている方もいます。
その中で、誤飲性肺炎を繰り返し、腸閉塞の手術もしている80代の患者さんがいらしゃいます。
誤飲性肺炎の時は、気管切開もしてかなり長い間人工呼吸器もつけていたそうで、退院時は気切孔から、よく痰が噴出していましたし、吸引も頻回に行っていました。
でも、それも徐々におちつき、今では口から痰の喀出もできるし、小さくなった気切孔を手で押さえてとても良い声でお話もできます。
イレウスを繰り返していた既往があり、胃瘻では消化管の負担が多いので、IVHポートで24時間栄養をいれています。
そのAさんは、在宅生活にも慣れ、今では近くのスーパーまでIVHをキャリーバックに入れて買い物まで行けるようになりました。
途中、往診医に変わったことで、カフティポンプもつけられ、滴下や逆流の心配もなくなったため、ADLも拡大しています。
高齢のため心配された、輸液の交換や混和も問題なく出来るようになって、本当にお元気になってきました。
現在の彼の望みは、やはり「口から食べたい。なんでもいいから。」です。
病院では、嚥下の評価で二度と経口摂取は不可、と言うものでしたが、本人の食べたい思いに周りも答えてあげたいと思っています。
Aさんのケアマネが、訪問歯科の診療を勧め、その歯科医が嚥下を勧めるようになりました。
歯科の医師は、「食べられる。」と判断したそうです。
一応、クリニックの耳鼻科医にもコンサルをし、現在口腔体操のあとに、看護師の訪問時のみゼリーを摂取しています。
スプーンで薄くスライスしたゼリーを、一口ずつ愛おしそうに口に入れます。
意識を集中してゴックンと飲み込みます。
口中に残渣はの憩っていません。
が、しばらくすると咽頭に絡んだような音がわずかに聞こえ、声も湿性に変化してきます。
そのころにはゼリーもなくなりますので終了となりますが、今後はステップアップを目指したいと歯科医は言っているようです。
さらに、いちいち穴を押さえてしゃべるのが大変。
との訴えを受け、スピーチカニュレを入れたいとの相談もありました。
私的には、せっかく押さえるだけでいい声も出て、痰も少ない現状に、いまさら異物を入れることに抵抗はありますが、これって本当のところどうなのかと考えてしまいます。
食べたいし、食べさせてあげたいけれど、VFも内視鏡もしないで、食事形態を上げっていくのも、かなり不安はありますね。
かれは、今とてもADLがアップして、いろんな可能性が出てきていますので、ここで誤嚥性肺炎を再発させたくないな・・・と。
これはあくまでも、個人的な意見なので。彼が何を選択するのかは、彼氏だしと言う事でょうか??
そういえば、セミナーでも取り上げたり、嚥下機能訓練の勉強会をしたり、伝達講習もしたりしてきましたが、ちゃんとした資料がないことに気が付きました。
で、2冊ほどいろいろ探して購入しましたが、其の1冊がとても分かりやすくて、即実践につながるものだったのでご紹介しましね。
DVDつきで、そのDVDがとても分かりやすかったです。
VFの映像も少ないながらいくつか載っていました。
とにかく、個々に合わせてリハビリメニュー作りに役立ちそうで、昼休みには変わりばんこでスタッフが見ています。
「すごい、わかりやすいかも!」「なるほどねー」そんな声も聞こえます。
摂食・嚥下リハビリテーション―動画でわかる | |
藤島 一郎,藤島 一郎,柴本 勇,柴本 勇 | |
中山書店 |
とにかくわかりやすいので、ヘルパーさんの食事介助にも、知っておくといいお話だと思いました。
食事介助は、結構リスクあるお仕事なんですが、どこの事業所も簡単な褥瘡のは断っても、こっちを簡単に引き受けますしね。
怖いもの知らずではなくて、プロとして食事介助をしてほしいなとおもいます。