すでに両親は他界してますが
身体が不自由になって来ると高齢の親は外に出る事が億劫になります。
晩年の母も左脚に人工関節が入っているので歩行が困難な状態でした。
病院通いも車で迎えに行き病院の玄関で車いすに乗せて待たせて
駐車場に車を停めてから車椅子を押して受付を済ませる。
一人ですべてをやると結構面倒だが他の高齢の患者さんにもやはり子供が介助してるし
自分の親のことだからそんなに面倒ではないけど。
自分の体調不良から会社を畳み、田舎暮らしと畑仕事を始めたタイミングで
母の糖尿病が進行して自力での通院が困難となり母の付き添いをするように。
院長先生から呼び出しを受ければ妹や兄も同席して今後のことや病状について説明を聞き
大学病院で専門医の診察も受けた。
介護認定や有料老人ホームへの入所を検討してる頃に母が亡くなり
子供たちの手を煩わせることもなかった母に寂しさを感じたり。
いざ、親が亡くなってしまうと後悔ばかり。
イライラせずもっと優しく接してあげれば良かったと今でも思う。
兄は仕事を休んででも大学病院へ通院させるべきだったとか
妹は一緒に住んで自分が母の世話をするべきだったとか
兄妹そろって不眠症になってしまったのです。
母が亡くなって半年後、自身に癌が見つかり右手親指の切断手術を受けた。
仕事もしないのに何かと気ぜわしい2年です。
こうしてあげれば良かったとか、こうしてあげたら違ったかも?とか。
そういう気持ちは消えにくいし、もしかしたらずっと残るのかもしれません。消えないけど、痛かった心が少しずつ痛みが薄くなっていくってことなのかなぁって最近は思います。
今日は親戚が集まってランチ会です。