記念市へ行きました。

昨日の午後は木材市場で行われる記念市へ行きました。

平日の午後から会社を閉めて出かけるので久しぶりでした。

片道５０分掛かるので昼食後すぐに出かける予定でしたが支払いに来たお得意さんがいたり

見積もりの電話があったりして出発は午後１時になってしまった。


父親が健在だった頃は木材市場の市日にはよく行きました。

競りは見ているだけでも勉強になるし材木は産地によっても値段が大きく違ってくる。

違いが何か？教科書ではなく現物を見て匂いを嗅いだりして学ぶのです。

材木の目利きなんて不要の時代になったがそんなの関係ない。

材木屋である以上は最低限必要な知識だと思うからね。


記念市は来場者も多く、同窓会みたいなノリもある。

市場側も他の市場（支店）から応援が来ているし社長以下取締役も勢ぞろいする。

あちこちで「お久しぶりです！」等の挨拶も聞こえてた。

同業他社のいろんな話も聞いた。

こういう場所に来ない人は井の中の蛙だと思うしね。




人垣の奥に立てかけてある木材に懐かしい製材所名を見つけて談笑していたが

ちょっと黒ずんだ木材に？？？

それらの木材は廃業したり倒産した材木屋の商品です。

いくらかにでもなればとか、市場への支払いが出来ずに差し押さえられたのかも？

破格値で競り落とすのも誰かを助ける事になるのです。

いずれ自分もこうなるかも知れないという戒めでもあった。