しゃちくんは野良猫ブログ

30年以上前になりますが自分探しのためにバイクで日本一周。
そして今、会社を畳んで田舎暮らしの準備中です。

職人の世界は荒っぽい

2017-03-29 10:28:30 | 仕事のはなし
明日30日大安は久しぶりに新築の上棟式がある。

昨年の正月、地元のどんど焼きをしてる時、川向こうで火災が発生した記事を書いたが

そこの現場です。

お寺の若住職の住まいなので結構大きな家です。


月曜日の午後3時に土台が先に現場へ届いたので荷降ろしを手伝いに行った。

建物を建てる前に土台を敷くので。

そして今朝(上棟式の前日です)4tユニック×2台分の建物本体の材木が届いた。

すべて予定通りに事が運んでいたのだが工務店の親方から電話があり

「こんなに材料持ってこられても置くとこねぇぞ!おめぇのトラックに積んで持って帰れ!」

まぁ、建設職人は言葉が乱暴です。

取り急ぎ、トラックで現場に急行しようとするがエンジンが掛からない(-_-;)

軽トラで出掛けようとすれば鍵が見つからない。正に踏んだり蹴ったりって感じ(笑)

後で探したらいつもとは違う引き出しに鍵が仕舞ってありましたけどね。

仕方ないので自転車で現場に急行した。


自転車で駆けつけた私を見て嫌味の3つ程浴びたけど4tユニック(クレーン付きの4tトラックの事です)は

1台3万5千円の運賃が発生してるのですべての荷物を現場に降ろしてもらおうと

親方とは言葉の駆け引きを続けながらの荷降ろしが続きます。

お客様の言う通りにすれば良いってもんじゃねぇのですぜ!

端から見ればまるで怒鳴りあいの喧嘩をしてるみたいに思われるが

現場ってこんなものです。

「もう1台は全部、持って帰れ!」とか理屈に合わない言葉を発する親方に

「建売住宅なんか基礎コンの中に全部積み上げて、当日クレーンで移動しながら建てているんだしー!」

「外壁下地のべニアなんて使うのまだ先だろ!持って帰れ!」

「いや、これはプレカット工場でしか入手出来ない状況だから積み合わせで持って来てるんだし」

材木屋の役割って不可能を可能にし決定を下すのが仕事みたいなものだからね^^


こうして持ち帰る材木は1つも無く、2台分の荷物をすべて現場に降ろしました。

この現場で使う材料なのですからね。


こうした荒っぽさが若い人材の確保を阻んでいるのでしょうが

料理人の世界も修業時代は厳しいと聞く。

仕事ってどんな業種でも厳しいと思う。

仕事が続かない人はこの我慢が出来ないからだと私は思うし。

石の上にも三年、何事も三年間は耐える事で次に進むはずです。





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