住みたい習志野

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殺人事件、「政権への忖度」で闇に葬ってはいけない(読者コメント)

2023-12-18 06:52:55 | 国政、県政

【警視庁が「事件性認めない」捜査結果を検察に送付】《記者会見詳報》「断言する。これは殺人事件。被害者が可哀想だ」 - 住みたい習志野

の記事について、ブログ読者の方から、以下のコメントをいただいたので、ご紹介します。

闇に葬ってはいけない

殺人事件というのは重大な犯罪だ。 
だから時効がない。
警察は徹底して真相解明をしなければならない。
そのタガが外れると国家は危険な状態になる。 
今のイスラエルは自国民に対して銃を向けることを厭わなくなった。
日本がそのような国家になるか、この事件はその分水嶺にいるような気がしている。
この死亡事件を殺人事件にしてはまずいとする政治が存在して、警察は殺人とする事実が存在するのに、「事件性はない」とする。再再捜査を3ヶ月で終了というのは、完全に捜査をスルーしている。 


今年10月までTV朝日の法務部長で弁護士の西脇亨輔氏が検証を始めた。 
週刊文春も粘り強く報道を続ける。
ここで、ごく簡単にこれまでの経過を時系列に書くので、みなさんもこの事件をこれからも、注目していただきたい。

安田種雄さん死亡事件経過
2006.4.9pm10時
安田種雄さん死亡
4.10 夕刻 大塚警察署が実父に「事件性がない」と伝える。
4.11 死体検案書作成
大塚警察署が「自殺」で処理

2018 過去の事件ファイルを見た女性刑事の指摘で、殺人捜査のエキスパートたちで再捜査が開始。佐藤誠氏を含む
2018 7月に木原誠二氏が自民党情報調査部長に就任すると、再調査が突然打ち切り。

2023年7月に佐藤誠氏が退職し、記者会見。「自殺を裏付ける証拠は何もない。事件性がある」と自殺として処理することの不当性を訴えた。
週刊文春が掘り下げた報道を始める。
実父が警察に告発状を提出し、再再捜査が始まる。
12月に警察は「事件性がない」と検察に報告。

以上です。 この経過を忘れずに、この事件に注目。闇に葬ってはいけません。

(編集部より)
このコメントの中でも触れられていた、弁護士の西脇亨輔氏の「週刊現代」の記事は以下のとおりです。(一部抜粋し、重要と思われる個所については太字、色付けなどをしました。)

「木原誠二君、遺族の慟哭を聞きなさい」東大法学部の同級生・テレ朝法務部長が緊急寄稿〈なぜ大手メディアは沈黙を続けるのか〉(週刊現代) @gendai_biz

「木原誠二君、遺族の慟哭を聞きなさい」東大法学部の同級生・テレ朝法務部長が緊急寄稿〈なぜ大手メディアは沈黙を続けるのか〉

東大在学中に司法試験に合格し、'95年にテレビ朝日へ入社した西脇亨輔氏(53歳)。アナウンサーとして「やじうまプラス」などの番組を担当した後、'07年、法務部へ異動し、今年、法務部長になった。

'19年7月には「SNSでプライバシーを侵害された」として国際政治学者の三浦瑠麗氏を提訴。今年6月、3年8ヵ月に及ぶ裁判の過程を記した『孤闘』を上梓し、話題を呼んだ。

その西脇氏が「木原事件」に対するメディアの沈黙に危機感を覚え、意を決して本原稿を執筆した。木原誠二氏の同窓生でもある西脇氏は、丹念に取材を重ね、事件の真相に迫った。

'06年4月、安田種雄さん(当時28歳)は自宅で血まみれの遺体で発見された。喉の刺し傷による失血死。そこには妻のX子氏と子供もいたが、大塚警察署は「種雄さんが自分で自分を刺した自殺」とした。X子氏は現職警察官の娘だった。

その後、X子氏は銀座の高級クラブで働き始め、ある政治家と出会い結婚する。

'18年、種雄さんの死について再捜査が始まりX子氏は事情聴取を受けた。しかし政治家の妻となっていたX子氏の聴取はわずか10日余りで打ち切られた。

その政治家こそ、木原誠二衆院議員だった。

これがいわゆる「木原事件」として週刊文春が報じた事案だ。

大手メディアがこの件を報じないのも、おかしい

一方、木原誠二氏は自民党で幹事長代理と政調会長特別補佐という要職を兼ね「岸田首相の分身」と呼ばれ続けている。

実は木原氏は私の東京大学法学部の同窓生で、1、2年生のときは「フランス語22組」という同じクラスだった。社会に出ると木原氏は財務官僚を経て有力政治家となり、サラリーマンの私はその姿を遠く仰ぎ見ていた。

しかし週刊文春報道の直後に木原氏側が報道機関に送った「御通知(至急)」と題する文書を見て強い違和感を覚えた。そこには文藝春秋社と記事掲載の関与者を刑事告訴すると宣言されていた。

それは、間違っている。

当時官房副長官として権力を預かる立場にありながら、記者会見などでの説明はせず真っ先に警察権力に訴える。それは公人が軽々にしてはならないことだ。しかも文書は週刊文春だけでなく報道全社に送りつけられた。報道の広がりを止める意図は明らかだった。

同じ学生時代を送り、木原氏は政治の世界に、私はメディアの世界に進んだ。その木原氏が政治家としての権力を誤って使っているなら、メディアの端くれにいる私は声を上げなければならない。会社員である私が勤務先に断りもなくこの原稿を書く以上、職を離れなければならないだろう。私もまたこの事案に焼き尽くされるのかもしれない。

しかし木原氏がこの件の説明をしないのは、おかしい。政治家が説明を放棄したとき民主主義は滅びる。そう強く思った。

そして大手メディアがこの件を報じないのも、おかしい。自省を込めてそう思う。

この件の報道の焦点は「犯人探し」ではなく、政治権力と事件捜査の関係だ。報道機関が目を光らせなければならない問題のはずだ。しかしこの件を正面から取り上げた全国紙やテレビ局はない。

奇妙な空洞だった。

自殺ではなく〈不詳の死〉だった

この件には触れてはいけないという空気が立ち込めていた。でもこうした空気のせいでこれまでも様々な事案が見て見ぬふりをされてきたのではないか。

安田種雄さんの遺体を父が発見したのは'06年4月10日未明。遺体は喉に穴が開き、目を見開いていた。だがその日の夕方、大塚署に呼び出された父に刑事が放った言葉はあまりに唐突だった。

「息子さんの死に、事件性はありませんから」

種雄さんの死は発見から半日余りで、事件ではないと決めつけられた。

「なんで事件性がないんですかね、あんな血の海だったのに。力抜けちゃってね。自動車で家に帰ったけど、どうやって運転していたかもわからなかった」(父)

しかし大塚署がこの時点で「事件性なし」と断じることは不可能だったはずだ。その動かぬ証拠がある。

死体検案書だ。

死者の死因は医師が遺体を検案(調査)して判断する。しかし種雄さんの死体検案書には、医師の検案日は「4月11日」と書かれていた。一方、大塚署が自殺と宣告したのは4月10日。医師が遺体検案する前だったのだ。

さらに検案書には死因がこう書かれていた。

〈不詳の死〉

医師は〈自殺〉を選ばず、あえて〈不詳の死〉に丸を付けた。これは医師が自殺とは判断できなかったことを意味している。それなのに大塚署は「事件性なし」と早々に宣言した。

これは、おかしい。なぜ遺族は遺体発見当日に絶望の底に落とされなければならなかったのか。

〈大塚署が遺族の告訴状を受理〉「木原事件」をテレ朝法務部長が独自取材…東大法学部同級生が見た木原誠二の「栄光」と「奢り」

 

コメント (1)
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