学校は「ブラック」
学校では教職員も子どもたちも疎外されている
学校は日本最大の「ブラック職場」です。教職員にとって「ブラック」というのは、教職員にとって労働環境が劣悪というだけでなく、子どもたちの教育環境も劣悪ということです。つまり、教職員も子どもたちも学校では疎外されているということです。
国連の勧告も頑なに無視する日本政府
セアートというユネスコとILOが設置した専門家委員会から日本政府は教職員の市民的権利について保証すべしという勧告を受けました。
Narashino Geography 111 「国連勧告無視」の日本政府 - 住みたい習志野
しかし、日本政府・文科省は「国際機関の勧告に履行義務を負わない」と頑なに勧告を無視しています。
国連は「教員も労働者として権利は保護されるべき」としている
セアート勧告は「教員の地位に関する勧告」(1966年)に基づいています。
https://view.officeapps.live.com/op/view.aspx?src=https%3A%2F%2Fwww.ne.jp%2Fasahi%2Foffice%2Ftakeda%2FRecom-1966%2F1966kyoin-tii-kankoku-full-j.doc&wdOrigin=BROWSELINK
国連(ユネスコ、ILO)は教員は労働者であり、その権利は特別に保護される必要があると宣言しています。
しかし、日本政府は「教職員は“滅私奉公”で献身すべし」という意識で、「定額働かせ放題」(残業代なし)を何十年もやってきた
しかし、日本では政府だけでなく、社会でも教職員は子どもたちのためなら“滅私奉公”で献身すべしという意識があります。これは、子どもたちを人質にして教職員を無制限に働かせることにつながっています。教員は何十年も前から「定額働かせ放題」でした。ボクが教職に就いたのは1978年、退職したのは2016年3月ですが、その間“時間外給与”は1円も払われたことがありません。
土・日も部活。表向きは「個人情報持ち出し禁止」とされているが、実際は持ち出して処理。教員の“デタラメ労働”は底なし
高校教員の年収は約680万円ですから、一般労働者の平均よりは高くなっています。教職員は教特法(国立の義務教育諸学校等の教諭等に対する教職調整額の支給等に関する特別措置法 )という法律によって「時間外勤務」分として教職員全員に給与月額の4%が支給されています。この法律は1971年に成立しました。月の勤務時間を8時間×20日とすると160時間ですから、その4%というのは月に6時間チョッとということになります。教職員は、この他に部活動などで土・日も働いたり、試験の採点などで、答案を持ち帰って採点することもあります。ボクは個人情報の持ち出しはしなかったので、成績処理を校外ですることはしませんでした。現在でも表向きは「個人情報持ち出し禁止」とされていますが、多くの教員は答案用紙や成績を学校から自宅に持ち出して処理しています。
(khbニュースより)
児童360人の個人情報を紛失 仙台市の小学校 これまでに流出は確認されず | khb東日本放送
仙台市青葉区の小学校で、児童360人の個人情報が入ったUSBメモリを紛失していたことが分かりました。 仙台市教育局によりますと18日、青葉区の小学校の教員が児童の...
KHB
教員の“デタラメ労働”は底なしです。(近)
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