(テレ朝「サンデーステーション」の報道より)
教団への“積年の恨み”つづった手紙…山上容疑者が事件前日に?元総理“銃撃”を示唆
安倍元総理が銃撃された事件で、新たに、山上容疑者が書いたとみられる手紙が見つかりました。
手紙には、安倍氏の殺害をほのめかす内容や旧統一教会に対する恨みが綴られていました。
▽安倍元総理殺害を“示唆”する手紙か
「私と統一教会の因縁は約30年前に遡ります。母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、破産…この経過と共に私の10代は過ぎ去りました」
統一教会、現在の世界平和統一家庭連合との因縁が、生い立ちと共に綴られた、一通の手紙。
安倍元総理が殺害された事件で逮捕された、山上徹也容疑者とみられる人物が、ある男性に送ったものです。
「世界中の金と女は本来全て自分のものだと疑わず、その現実化に手段も結果も問わない自称現人神(あらひとがみ)」
そこには、旧統一教会に対する、積年の恨みが綴られていました。
「私はそのような人間、それを現実に神と崇める集団、それが存在する社会、それらを『人類の恥』と書きましたが、いまもそれは変わりません」
消印は、事件前日の7月7日。手紙は、この日に岡山市内から投函されたものでした。
この日、安倍元総理は、岡山市で候補者の応援演説を行っていました。
供述によると山上容疑者は、演説会場を訪れたものの、襲撃を断念。 手紙はその時に投函されたとみられています。
さらにそこには、安倍元総理の殺害に至った複雑な胸の内も書かれていました。
「苦々しくは思っていましたが、安倍は本来の敵ではないのです。あくまでも現実世界で最も影響力のある統一教会シンパの一人に過ぎません。
(中略)安倍の死がもたらす政治的意味、結果、最早それを考える余裕は私にはありません」
山上容疑者を追い詰めたものは、何だったのでしょうか?
ニュースサイトから手紙全文が一斉削除される、という異様な事態に「なぜ?」という声
この手紙について、手紙全文を公開した共同通信は数時間後に手紙全文の掲載を削除。他のニュースサイトまでもが手紙の全文掲載を軒並み削除する、という異様な事態に。
「なぜ?」「政治圧力?」という疑問の声があがっています。
(自民党と旧統一教会との関係の深さがわかるリスト)
(旧統一教会教祖文鮮明氏が日本で創設した「勝共連合」の機関紙「思想新聞」に載った、勝共推進議員名簿)
(デイリー新潮の記事より)
山上容疑者、父の自殺の真相 母がハマった“怪しい団体”と凄絶ネグレクト
「よく怒鳴り声が聞こえる家やったんですよ」
徹也の父親は、大阪市内でもトップクラスの進学校、府立天王寺高校の出身である。卒業後、京都大学工学部に進学し、土木を専攻。大学を1970年に卒業すると、大手建設関連会社などに勤め、大阪や千葉などを転々としながら、70年代末に奈良に本社を置く建設会社に入社する。それと前後し、徹也の父は妻となる女性と籍を入れるのだが、彼女は建設会社の社長の娘であった。
実はこの社長、すなわち徹也の母方の祖父も父とは別の大阪府内の大学の土木科を卒業していた。そして、63年に建設会社を設立。徹也の父は入社後、ヒラ社員から工事部長を経て、最終的に取締役にまで出世している。
70年代末から80年代前半にかけて、夫妻は徹也本人とその兄と妹を含む3人の子をもうけた。当時、家族が居を構えていたのが東大阪市内の木造2階建ての一軒家。母方の祖父が所有する25坪ほどの土地に建てられた、小さくしかしどこか不気味な家だった。
父の飛び降り自殺
しかし、と先の知人が裏事情を教えてくれる。
「旦那さんの勤め先は奥さんのお父さんが経営している建設会社でしたね。でも、奥さんが相当宗教に入れ込んでしまったみたいで、旦那さんはノイローゼやったようです。最後は近くのマンションから飛び降りて自殺しはってね、それは近隣で話題になりましたわ。それから1年と経たず、一家は引っ越していかれました」
自殺した場所は当時の自宅から歩いて5分ほどの距離にある79年築の12階建てのマンションだった。周囲では一際高い建築物だったため、度々飛び降りがあったという。
父を亡くした一家が身を寄せるのが、奈良市内にあった祖父が住む一軒家だった。
すでに祖母は他界しており、ほどなく、母は父に代わり同社の取締役に就任。経理を担当するように。彼女が以前にもまして宗教にのめり込むようになるのは、これ以降のことだった。
学業も優秀で高校は県内でも有数の進学校へ。応援団と文芸部に所属し、生活での苦労を周囲に吐露することもなかったようだ。
しかし、98年、徹也が高校3年生の秋に突然、祖父が亡くなると生活は暗転する。奈良市内に祖父が所有していた二つの土地(計約360平方メートル)が徹也の母に相続されるのだが、時を置かずして母により売却されてしまうのである。一つは翌年の3月に、さらに同年6月にもう一つの土地が。そして、一家は同じ市内の賃貸マンションへと引っ越すことになる。
先の伯父が言う。
「徹也の父親が亡くなった時に生命保険が5千万円も下りました。加えて、自宅なんかも売却し、それらすべてを統一教会に寄付したんですわ。額は億は超えますわな。しかも、そうした金は1回のお布施だけで数千万円単位で吸い取られていたんです」
自衛隊任期中の2005年に自殺未遂
母が破産した年、伯父から経済的支援を受け、専門学校を出た徹也は任期自衛官として海上自衛隊に入隊する。しかし、ここでも“事件”は起きた。
「任期中の05年に自殺未遂を起こしているのです。一命は取り留めたものの、防衛庁が運営する自衛隊病院に入院しました。自殺を図ったきっかけは統一教会だった。母親のことで相当悩んでおり、結局、このことがきっかけで退官してしまうのです」(防衛省関係者)
退官後は、測量会社や派遣社員としてリフト作業に従事するなど職を転々。その間、徹也と親族間の交流は少なからずあったようだが、さらなる家族の断絶を招いたのが兄の死だった。今から7年ほど前、病を苦に自殺してしまうのだ。まさに不幸の連鎖である。
山上家の親族が重い口を開く。
「葬儀の時、てっちゃんは“何で兄ちゃん死んだんや”“アホやなあ、生きてたらええことあるのに”と言っていたので、この子は大丈夫やと思ったんです。だけど、寡黙だったのがその後ますます話さなくなり、飲みにでも誘おうと思い電話しても出てくれない。ここ数年、彼は妹とも必要最小限のことしか連絡していなかったようです」
この間、徹也が胸の内でたぎらせていたのは、統一教会、そして安倍元総理への憎しみだった。
(追記)
削除された手紙全文、公開しているニュースサイトもあるようです。
山上容疑者の手紙[全文]・書き込み = 安倍元首相銃撃 | The HEADLINE
この投稿を読んだ市民の方から以下のコメントを頂きました
山上容疑者の境遇はあまりに悲惨だ。
安倍元首相がこの宗教と信条を同じくし、布教を野放しにし、広告塔になっていたことは事実だ。
岸田首相は、国葬にするという。国葬は1947年に日本国憲法ができてから、失効したから、法的根拠はない。
首相は、内閣設置法が法的根拠だと言ってる(産経新聞)が、内閣設置法は国の儀式の所管事務を掌るだけで、そもそも国葬は「国の儀式」と認められていない。
国葬は、宗教的側面が強く、憲法20条の信教の自由とは折り合わず、国民に弔意と、安倍氏の政治的評価を強制するものとなる。費用は全額、国民負担となる。
山上容疑者は、安倍さんの政治的信条に対するテロではなく、統一教会を糾弾するために広告塔としての安倍さんの殺害を計画したと供述している。供述は一貫している。
容疑者の悲惨を知れば知るほど、たとえ法的根拠のない国葬を強行しても、国民は素直に安倍氏を悼むことはできなくなる。 国葬をやって、かえって死者を貶めることになるということに、気づかないのだろうか。
統一教会がこのままではいいとは思えない。
国葬は、議会が始まってから、国会で議論してからでも遅くない。
報道は、ネットで出回っている事実を隠しても、抑えられるものではない。 今はネットの方が、事実を知ることができる。
信教の自由や報道の自由は、現憲法では保障されている。安倍さんが、戦後レジームからの脱却を掲げ、現憲法を敵対視し、憲法を戦前の憲法に戻そうとやっきになっていたとしても、日本は法治国家。政権は法を守らなければならない。
それが民主主義国家。 安倍さんの国葬が民主主義を守るために必要というのは、チンプンカンプンだね。
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