隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0144.東京下町殺人暮色

2001年11月08日 | 連作短編集
東京下町殺人暮色
読了日 2001/11/8
著者 宮部みゆき
出版社 光文社
形態 文庫
ページ数 303
発行日 2000/05/20
ISBN 4-334-71944-9

 

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荒川の土手を幼い娘と二人で散歩していた母親が、目の前に流れてきたいくつかの白いビニール袋からはみ出したバラバラ死体を発見する、というプロローグでストーリーは始まる。
八木沢順・13歳は、警視庁捜査一課に勤務する刑事の父と二人暮し。事情によりウォーターフロントと呼ばれる東京下町に引っ越してきた。
そこで出くわすバラバラ死体事件。
この家庭に雇われた家政婦"幸田ハナ"と順の会話が暖かく素敵である。子供を描いては定評のある著者だが、こうした会話を読んでいると、著者自身の少女時代も暖かな環境であったのだろうと想像してしまう。

 

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