水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

月刊水産北海道2020年9月号が出ました!

2020-09-14 21:21:07 | 月刊水産北海道

 新型コロナウイルス感染は7月末をピークに減少に向かったとはいえ、簡単には終息せず、夏から秋への季節の変わり目で長期化の様相を強めています。気になるイカ、サンマ、秋サケなどの主要魚種の漁模様。少し寂しい感じですが、盛漁期が少しズレたと思って期待しましょう。

 コロナ禍は外食需要の減退、水産物消費の低迷を招き、価格は低空飛行。サンマなど極端な不良魚種は通常の3倍、4倍ですが、ホタテなどの太宗魚種は下方修正を余儀なくされ、売り方にも工夫が求められています。当面、国や道の事業を活用して学校給食に提供し、消費拡大につなげようとしています。小中学校1500に67㌧のホタテを出すということです。

さて、9月号の表紙ともくじはこんな感じです。

 


2020年9月11日(金)発行/北海道漁協系統通信第6508号

2020-09-14 21:18:51 | 系統通信

道議会水産林務委員会
日本海漁業振興方針と養殖成果、方向性で質疑
新陸上養殖の可能性に向けコスト削減、流通対策の研究進める

「JF共済」全道キャンペーン 9月1日~来年2月28日
改正チョコーの新規加入者225名に豪華景品プレゼント

「JF共済」8月末の新規実績
全道でチョコー推進保障金額114億円、くらし99億円

令和2年度根室管内第1回昆布共同値決会
なが・元1等ともに前年同で妥結

(公財)北水協会が研究助成事業報告

ロシア太平洋サケマス漁獲量26万㌧超える

噴火湾養殖ホタテガイ対策だより第14号
稚貝のカゴの様子 タイムラプスカメラで確認

函館水試が噴火湾環境情報
夏の海洋条件とホタテ稚貝の因果関係を調査
プロ考案のマイワシレシピ、道がHPで公開中

長万部・八雲・落部 麻痺性貝毒でホタテガイ出荷規制

猿払村漁協 新副組合長に佐藤義美理事を選任


道議会水産林務委員会 日本海漁業振興方針と養殖成果、方向性で質疑 陸上養殖の可能性に向けコスト削減、流通対策の研究進める

2020-09-09 13:20:03 | ニュース

 道議会水産林務委員会(三好雅委員長)が9月7日開かれ、3定道議会に提出する補正予算案、食の輸出拡大戦略の推進状況などの報告を受けたあと、市橋修治委員(民主・後志)が日本海漁業振興基本方針と養殖振興について道の対応を質した。

 補正予算は、佐藤卓也水産林務部長が説明し、水産林務部関係の今回の補正額は7億6,724万円で、令和2年度の予算総額は739億7,944万円となった。

 また金崎伸幸水産局長によると、2020年上半期(1〜6月)の輸出は、道内からの食品輸出額は241.9億円で前年同期より33.5億円・12.2%の減。そのうち、水産物は185.5億円で32.9億円・15.1%の減だった。これはホタテ貝が93.5億円と32億円・25.5%減少したことによる。輸出数量は5万2千㌧で前年同期に比べ5千㌧増加しており、新型コロナ感染拡大で運休していた香港行きの臨時貨物便が運航し、活ホタテ貝の輸出が再開している。

 質疑では、漁業が疲弊している日本海に対し道が平成26年に策定した日本海漁業振興方針、30年の同改定版によって成果があがっているかについて議論された。道によると、栽培漁業の割合は全道で生産数量45%、生産金額58%を占めるが、日本海は同43%、47%と金額が1割低い状況にある。振興方針後の取り組みによって生産額が約12%(27億円)増加し、漁船漁業にホタテ、ナマコ、カキの養殖を組み合わせた複合経営、乾燥ナマコの自家加工やサクラマスの活〆、ムール貝など2枚貝の新たな養殖、付加価値による経営安定など若手の意欲の向上につながる成果が出ている。一方、課題は投資規模が大きく、静穏域が少ない日本海では他漁業との調整が必要とされる。

 また、陸上養殖の可能性について、神恵内では平成30年からエゾバフンウニの飼育試験をしており、コスト低減につながる技術、販路開拓などの流通対策の研究を進める必要がある。金崎水産局長は「施設整備は複合的な経営を支援し、魚類養殖の事業化に向けた研究、養殖技術の普及に努める」とした。


2020年9月8日(火)発行/北海道漁協系統通信第6507号

2020-09-09 11:41:35 | 系統通信

9月8日から開会の第3回定例道議会に道が補正予算提出
根室の中型底はえなわ廃業救済、不要漁船処理に2億円

道議会で知事の寿都町文献調査の対応で質疑
片岡町長「精密調査」まで視野に、大臣は知事に意見尊重

道東沖マイワシ試験操業漁獲状況
8月末で3,339㌧、1億3,420万円 単価は40円

道東サンマの水揚げ動向(8月末)
約161㌧と前年同期の2割弱にとどまる

網走管内サケ・マス漁獲状況(8月31日現在)
マス約312万尾、16億5千万円と豊漁続く

太平洋スルメイカ中短期漁況予報
道東海域の来遊量は前年上回るが、漁場形成は散発的

道庁地下大食堂に「道産ほたて」メニューフェア

ホクレン大収穫祭がオンラインストアで開催

「十勝の水産2020」(十勝総合振興局まとめ)
 秋サケ、イワシを中心に4万7,028㌧、56億2,550万円

ロシアの今漁期漁獲量351万㌧(8月31日現在)