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日ロさけ・ます漁業交渉が妥結 サケ・マス漁獲枠前年同、曳き網の試験操業も継続

2019-03-26 09:28:13 | ニュース

 日本200海里水域内のサケ・マス漁業の操業条件を決める「日ロ漁業合同委員会」が3月18日〜22日までモスクワで開かれ、漁獲枠は前年と同じ2,050トンで妥結した。漁業協力費は2億6,412万円~3億13万円の範囲(前年2億6,484万円〜)で下限が72万円減額された。このうち、シロザケは500㌧で、その他カラフトマスなどが1,550㌧。サケ・マス流し網漁船が所属する太平洋小型さけ・ます漁業協会によると、昨年の操業隻数は47隻で、4月10日から出漁し7月始めまで813㌧・4億4100万円を水揚げした。いずれも前年の6〜7割にとどまった。

 また、ロシア200海里水域のサケ・マス漁業の操業条件を決める日ロ政府間協議は、昨年に引き続き、漁船1隻による曳き網の試験操業を行う。漁獲割当量は前年と同じ95㌧だが、ベニが30㌧(前年25㌧)に増加。その分入漁料は2,432万円と75万円引き上げられた。操業期間は6月1日〜7月31日のうち30日間となった。


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