新型コロナの感染者が道内で300人、札幌市で200人を超える急拡大をみせ、札幌市の医療体制が限界にあるとして秋元克広市長は5日「医療非常事態宣言」を発し、鈴木直道知事は「最後のカード」のまん延防止等重点措置を国に要請した。札幌市を対象にした外出・往来自粛、午後8時以降の飲食店への出入り自粛のほか酒類提供などさらなる時短要請を行い、道民、市民に新型コロナ急拡大の抑止、医療危機からの脱却に向け、理解と協力を求める。
道は5日、対策本部会議を開き、現状が10万人当たり1週間の新規感染者が道内28人、札幌市は59人と国、道の基準を超えており、5月2日には道内326人と過去最多となり、札幌市内の入院患者が4月30日の時点で362人と過去最多に達した。
そこで道は国にまん延防止等重点措置を要請し、札幌市を対象にした外出・往来を避け、緊急事態宣言区域との往来を控えるよう求める。飲食店には宅配・テイクアウトを除き、営業時間を午後8時まで短縮し、酒類提供時間を午後7時まで短縮する。カラオケ設備の利用自粛を要請する。時短は現在、実施中のGW特別対策よりさらに1時間短縮となる。事業者には、出勤者を7割削減し在宅勤務を促す。大規模集客施設にも営業時間の短縮、イベントの入場制限(5千人未満)を、交通事業者には平日の終電繰り上げ、週末休日の減便を要請する。
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