函館税関の速報によると、今年3月の道内における輸出は20ヵ月ぶりにプラス、輸入も23ヵ月ぶりにプラスとなった。水産物(魚介類・同調整品)は、輸出が42億1,800万円と前年同月に比べ17.3%増加し、10ヵ月ぶりにプラスとなり、中国向けが伸び、香港向けが減った。
今年1月〜3月までの累計では、水産物の輸出が1万8,314㌧、84億6,300万円と数量で4.2%伸びたが、金額では同額だった。
このうち、ホタテ貝を含む甲殻類・軟体動物が8,590㌧、44億8,500万円と数量で36.7%、金額で52.3%と大幅に伸びた。主な輸出先である中国が18億1,800万円(72.1%増)と新型コロナ感染症の影響から回復したことによる。
一方、輸入は3月分が6,378㌧、42億5,000万円と数量で24.7%、金額で25.4%増加した。しかし、1月からの累計では1万8,126㌧、118億6,200万円と数量は前年並みだが、金額が15.6%減少している。増加した品目はカズノコ、カニ、イカで、ロシアからの輸入が増えている。
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