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道東サンマ漁(10月末現在) 水揚げまとまり全国で9万㌧、道内で5万㌧

2018-11-04 17:03:11 | ニュース

 道東太平洋のサンマ漁は、大不漁だった前年を大きく上回り、10月だけで全国5万6千㌧、道内2万4千㌧の大型供給を実現し、原料不足で悩む地域経済、加工流通に大きく貢献した。

 漁業情報サービスセンターによると、全国の生サンマ産地水揚げ量は10月末の累計で、約9万3千㌧と最低だった前年同期の2倍に達し、10月下旬は連日2千㌧〜2千㌧の水揚げが続いた。㎏平均価格は約200円で15%ほど安く、数量のまとまった10月は150円まで下がり、加工原料として扱える価格に落ち着いた。

 道内主要港の水揚げは約5万1千㌧で、前年同期の1.6倍。単価は前年を下回ったが、水揚げ金額はなんとか100億円を突破した。花咲が3万5,600㌧、厚岸が9,600㌧、釧路が5,200㌧、浜中が300㌧といずれも昨年の最終水揚げ(11月)を大幅に上回っている。漁業情報サービスセンターの中短期予報(10月30日発表)では「道東海域では、来遊量は減少し、11月上旬に終漁するが、襟裳岬沖に漁場が残る」としている。


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