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道総研が2020年マガレイ漁況予測 オホーツク夏漁は増加 日本海も微増

2020-03-31 10:53:44 | ニュース

 このところ価格が戻っているカレイ類の代表的な資源、マガレイの2020年漁期の漁獲予測をこのほど道総研の稚内・網走水試が発表した。

 それによると、道北日本海からオホーツク海におけるマガレイの漁獲量は、1997 年度の 3,001 トンをピークに減少したが、2003 年度には 3,090 トンまで増加した。その後、漁獲量は 2008 年度(2,642 トン)や 2012 年度(2,091 トン)など一時的に増加する年も見られるものの、漸減傾向を示している。2019 年度は 12 月末までの途中集計だが、前年同期の 94%とやや減少した。  漁業区分別および沖合底曳の漁獲量をみると、2018 年度はオホーツク海での漁獲量が前年度に比べ 300 トン以上大幅に減少したが、2019 年度も前年より若干減少した。日本海側は春漁・秋漁ともにそれぞれ前年比約 1.5 倍、約 1.8 倍と増加した。また、沖合底曳の漁獲量も前年比 1.3 倍に増加した。  2020 年度の漁獲量については、2 歳魚(2018 年級群:2018 年生まれ)が前年よりやや増加し、漁獲の主体となる 3~5 歳魚(2015~17 年級群)のうち 4 歳魚が近年において比較的高い豊度と見込れる。このことから、日本海春漁・冬漁およびオホーツク海夏漁・秋漁の漁獲量は前年度よりやや増加すると予想される。



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