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大間で「全国クロマグロ漁師サミット  沿岸釣り・はえ縄の漁獲枠の大幅増を求める

2019-05-03 22:04:53 | ニュース

「全国クロマグロ漁師サミット」が4月27日 青森県大間町の北通り総合文化センターで開かれ、全国のクロマグロ漁師ら400人が参加し、沿岸クロマグロ漁業の未来に向けた「大間アピール」を採択した。このサミットは、JCFU全国沿岸漁民連絡協議会(全国沿岸漁民連)と大間町、松前さくらマグロはえなわ部会、福島吉岡まぐろ部会、津軽海峡まぐろはえなわ船団らが共催した。

 JCFU共同代表の高松幸彦氏と坂三男大間漁協組合長が主催者を代表して挨拶。記念講演では、ボリコ・M・チャールスFAO(国連食糧農業機関)駐日連絡事務所所長が『小規模家族農業・漁業こと食糧生産の主人公 スタートする国連「家族農業(漁業)10年」』をテーマに、9割以上を占める家族農業・漁業の果たす役割の重要性を強調した。国連決議により今後10年間、世界各国で家族農業・漁業への具体的な支援策の策定と実行が求められる。JCFUの二平章事務局長が「クロマグロの資源動向と小規模沿岸漁業の枠拡大」を報告した。津軽海峡マグロ女子会を紹介し、北海道をはじめ全国のマグロ漁師が意見を述べた。

 「大間アピール」では、沿岸クロマグロ漁民が生活できるよう大型魚・小型魚とも釣り・はえ縄漁業での漁獲枠を大幅に増やすよう求めている。


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