本道沿岸に来遊する秋サケの定置網による漁獲量は、11月末で全道的に終漁を迎えた。下旬の10日間で16万7千尾漁獲され、うちえりも以西が16万尾を占めた。噴火湾地区で7万4千尾、道南地区で4万3千尾、胆振地区で3万3千尾が漁獲された。全体として水揚げ尾数は、前年同期に比べ3割増となったが、重量は約6万㌧と伸び悩んだ。
道連合海区漁業調整委員会によると、11月30日現在の秋サケ漁獲は全道で2,087万2,942尾と前年同期の132.9％。漁獲金額は439億2,230万円と同78.3％。
えりも以西の漁獲尾数は369万3,646 尾と前年同期の154.3％。漁獲金額は79億426万円と同96.5％となった。
網走管内（雄武〜ウトロ漁協）の秋サケ漁獲は、11月下旬の漁獲が2,500尾、7.7㌧にとどまり、終漁を迎えた。
網走海区漁業調整委員会によると、11月30日現在の秋サケ漁獲は、922万6,712尾（前年同期比134.4％）、2万8,825㌧（同117.3％）、206億3,337万円（同77.3％）。平均目回りは3.12㎏（同87.2％）、平均㎏単価716円（同65.9％）。
岩手県沿岸で漁獲される秋サケは、11月中旬に入って盛り返し、下旬も約70万尾、2,000㌧の漁獲があり、金額の前年同期との比較は３割減から２割減に縮小している。
岩手県農林水産部水産振興課によると、11月30日現在の秋サケ漁獲（累計）は、210万3千尾（前年同期比132.8％）、5,884㌧（同125.0％）、33億9,700万円（同81.1％）、平均単価672円（同66.2％）、平均目回り2.80㎏（同94.3％）。
