水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

2016年11月15日(火)発行/北海道漁協系統通信6204号

2016-11-15 14:34:11 | 系統通信

道連合海区漁業調整委員会
秋サケ不振は4年魚の減少が原因、根室海区で傾向顕著
4年魚の来遊数896万尾(年齢組成37.5%)と近年で最低

日ロ地先沖合漁業交渉に向け業界が要請行動
年内の一括妥結、漁獲割当量の確保、協力費の軽減など
サンマの混獲問題、アルゴス機器の継続も重点課題に

釧路・根室管内の秋サケ定置網漁
操業切り上げ前倒しを決定

散布の養殖バフンウニが想定外の抱卵
12月中旬の出荷再開目指し給餌作業続く

道南太平洋海域スルメイカ調査
分布密度は過去同時期調査との比較では非常に低い値

厚岸漁協の新ブランド「弁天かき」23日デビュー
現地でお披露目会 関係者つどい

第9回小樽しゃこ祭り大盛況
旬の秋シャコで多彩な料理を提供

基金協会が臨時総会で来春の「新設合併」を承認
全国漁業信用基金協会の設立委員に松居森漁協組合長


秋サケ不振は4年魚の減少が原因、根室海区で傾向顕著

2016-11-15 14:15:41 | ニュース

 道連合海区漁業調整委員会(安藤善則会長)が11月11日午後から札幌市水産ビルで開かれ、今シーズンの秋サケ前・中期群の来遊状況について道総研さけます・内水面水試が全道的な4年魚減少の影響によるものと報告し、その原因に言及した。

  会議の中で、道総研さけます・内水面水試の藤原真さけます管理グループ主幹が今年の秋サケ前中期の来遊の特徴を説明した。それによると、河川捕獲数(11月5日現在)と沿岸漁獲数(10月31日現在)を加えた前中期群の来遊数は2,387万尾で、前年比69.9%となっており、平成に入って最低。年齢別にみて、4年魚(平成24年級群)は896万尾と近年では最も少ない、総来遊数に占める4年魚の割合は、過去15か年平均で51.1%だが、今年は37.5%と低い。5年魚(1,387万尾)が平均的な来遊数であることから「全道的な落ち込みは4年魚の減少が大きく影響し、いずれの海区も共通して減少しているが、特に根室海区でその傾向が顕著」とした。