降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

●よし、僕も百寺巡礼。

2008年10月28日 | エンターテインメント
【前略】寺にも、仏像にも、建築にも、ほとんど無智のまま私は旅に出た。なにかを学ぶためではない、何かを感じるだけでいいのだ、と思ったからである。【後略】
--五木寛之「百寺巡礼の旅のはじめに」講談社文庫版から


後期高齢者76歳の作家・五木寛之さんに対抗して(?)僕も百寺巡礼と思ったが、時間とお金がないので
「まあ、小さなことからコツコツと--by西川きよし」
で行こう。
【お断り】あの…これから寺回りは大変なので、以前詣った奈良・薬師寺、唐招提寺、法隆寺、中宮寺、飛鳥寺、橘寺、当麻寺の7寺をカウントさせてくださいねm(__)m

というわけで、いきなり第8寺・秋篠寺(五木版では第5寺)。
ゆかしい名前で以前から訪れたかった寺。
平城京跡北西の佐紀路にある同寺は、香水(こうずい)を献上しているため皇室との関係が深く、宮号に由来。隣にはなぜか県営競輪場…ガランとしてたけど。

東洋のミューズ(by堀辰雄)こと伎芸天立像が有名で、伎芸天は日本ではここにしかいらっしゃらないとか。
本堂仏は手を触れられるぐらいのところにおはしました。なんとおおらかなのでしょう! 秋篠寺=写真。

み仏は当然麗しいけど、僕はビロードのような苔庭に魅了された。
何百年もかかって生長したコケに見入ってしまい、近鉄西大寺駅行きバスに乗り遅れてしまった。
コケのおかげで帰途の予定がコケた……おあとがよろしいようで。