降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★文章を書き直す校正者、いるいるいる。

2013年08月12日 | 新聞

僕は編集局整理部の前に、校閲部にいた。
新聞社の校閲部と出版社の校閲部は、仕事の内容やスピードが違うことは分かっているけど、買ってしまった。
月刊「本の雑誌」9月号イカ納豆からまり号(680円、本の雑誌社=写真左)の特集は
「いま校正・校閲はどうなっておるのか!」。
確かに知りたい。どうなっているのだ。

新潮社、早川書房、鴎来堂(業界最大手の校正専問会社)の校正担当者座談会は、さておき──。
(出版社の校閲部スタッフ数、さすが新潮社が正社員と契約社員含めて60数人。早川書店は6人........いろいろな意味でビックリ)

坪内祐三さんの怒りの奇行(下記タイトルは、本の雑誌らしくやわらかくついているけど)
「最近の校正ゲラを目にするとヘコんでしまう」
には、そうだそうだっ坪内さんのおっしゃるとおりだ!と思った。
以下、引用しました。

「最近の校正について言いたいことは山ほどある。
(中略)
三年前から私は同様の不満をいだき、その不満(校正者たちのコンピューター依存病への不満)はますます大きなものになってきているが(しかしウィキペディアだけしか調べない校正者って一体何なんだ!)、最近の(たぶん若い)、校正者はさらにひどい。
人の文章を平気で直してしまうのだ。
(中略)
それから事実関係で、何言ってんだコイツ、と思わされることもたびたびある。
ウィキペディアに頼り過ぎであることは最初に述べたが、そればかりではない。
(後略)」(引用終わり)

出版社系の若い校正者だけではなく、
新聞社の校閲者(→とくに外注プロの人ねっ)だって同じですよぉ~、坪内さん。
──長くなりそうなので、後日書きます(たぶん)。


【上記文章中の誤字はどこでしょう?】
▼校正専問会社→校正専門会社
▼早川書店は6人→早川書房は
▼怒りの奇行→寄稿


(°_°)