降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★これぞニッカン美学。

2013年04月10日 | 新聞

勝手に、紙面審査委員会しちゃいますーーーー。
レイアウトが、いい!
さらに、見出しもいい!
4月8日付日刊スポーツ(以下ニッカン)フロント面=写真左。
プロ野球開幕したばかりなのに、エンジン全開で日本シリーズまでもつのか、
ニッカン整理部(笑)。

巨人開幕7連勝の話だけど、
「巨人軍は永久に不敗です」
直球勝負、切れ味いいねぇ。
さらに、この見出しを生かす、余白を十分にとったレイアウトが実に素晴らしい(→写真部大喜び)。
これ、他紙が同じことをやると、たぶんいろいろ文字や見出しを縦横斜めに入れたがるはず(→写真右の3面のように、笑)。
グチャグチャ入れない&読みやすく&躍動感ある紙面構成がニッカン美学だねぇ。
【お断り=僕はニッカン関係者ではありません。やはり、いいものはいいと評価したいものです】

面担当者のレイアウト力もさることながら、
当夜の整理デスク・部長ら編集上層部があーだこーだ言わずに(助言ぐらいしたかもしれないけど)
「よしっ、1面はこれで行こう! スッキリしていていいじゃないか」とGOサインを出すのが、スポーツ紙を知っている証拠でしょう。


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