降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★この記事に震え上がった。

2013年04月01日 | 新聞


4月1日が月曜日というのは気持ちがいいなぁーーということは、さておき。

新聞社上層部の偉いさんほど
「週刊誌なんか読まん。第一あてになるかい」
と言う人が多い(→僕の周囲ですけど)。
でも、下記の特集記事は........。

週刊東洋経済3月30日号第2特集「新聞・テレビ最終決戦」記事に震え上がった=写真。
以下、勝手に大雑把&独断ダイジェストーー。

▼新聞社「2015年危機」が目前だ
→消費税率アップが直撃することに加え(新聞社は実は軽減税率適用はアテにしていない)、
「税率引き上げに加え、過去勤務債務償却に伴う人件費減がなくなる2015年は、当社にとって崖。ここをどう乗り越えるかは、生き残れるかの死活的問題」( とある新聞社社長訓示)
「この1年間は、まさに正念場」(販売店の集まりで、とある社長)
さらに、とある新聞社の社長発言が衝撃だった(引っ張ります、笑。最下段に引用しました↓)

▼新聞社の経営の柱は広告収入と販売収入だが、広告はL字回復(早い話、下げ止まり)したが、販売は大幅下落中(泣)
→21世紀に入ってからの12年間で、総発行部数を11%以上593万部も減らした新聞業界は典型的構造不況業種。
2012年の各社部数(万部=日本ABC協会 )を見るとーーーー
読売=997(実は読売だけが数千部とはいえ部数を伸ばしている!)
朝日=770
毎日=344
中日=330
日経=298
産經=159
とはいえ、一番の問題は専売店への押し紙率。20~30%超が常態化している、とある大手新聞社OB。
健闘つづく、あの新聞社会長・主筆さえ新春懇談会席上で
「軽減税率が導入されなければ、内部試算では70万部以上の減紙じゃ」


ーー最も衝撃的で悲壮感ただようのが、築地新聞社社長の社員訓示(←これ、けっこう有名な話です)。
「2015年までの3年間戦争、食うか食われるかの戦いです。
体力のない(下位)新聞社がギブアップして、新聞業界地図が塗り変わることも頭に入れておく必要があります」

うーむ、新聞社の突然死あり得る、と思う........この先。


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