初出品初入選の二人

県展の会場で、写真を撮ってきました。

この方は、６０代女性です。
昨年の秋から絵の指導を始めて、この絵が二点目です。
一点目は、昨年の麓原展で特選を取って驚きましたが、
今年は、それに続いて、県展に入選しました。

荒川の長瀞よりも少し下流の岸辺を描きました。枯れ枝や草などの
複雑な絡みがよく描けました。

この方は、慌てないというか、とにかく仕上げるのが遅く、
最後までやきもきさせられました。しかし、ラストスパートが
すばらしく、かなり良い作品になりました。


70代男性です。
５０号の水彩画です。県展の会場で撮影しました。

まだ、指導を始めたばかりで、約二ヶ月でこの絵を描きました。
実は、その二ヶ月で５０号を二枚描きました。
同じ絵ですが、これよりも広く描いてしまい、主役の木が小さくて
貧弱に見えました。そのため、もっと木が大きく見えるように構図
をやり直して描き直しました。それが、この絵でした。

展示された場所が、会場の蛍光灯を反射してしまうので、このようにしか撮影できませんでした。
描いた場所は、長瀞です。石畳の質感がよく出ました。何回も描き直しては
私の家に持ってきて、アドバイスを受けました。その度にダメ出しをされて、
それでもめげずに、言われたところは、必ずやり直して持ってきました。

この年齢で、このファイトはすごいと思いました。７０歳から始めても、根性があれば、やれるということを示してくれました。頭が下がります。