県展見学

県展を見てきました。

私は車いすなので行くのが大変ですが、久しぶりに一人で運転して行ってきました。

会場で、絵の先生らしき方が、生徒さんにいろいろな絵を批評して、良い所や注意すべき点を指摘して、絵の見方を教えていらっしゃいました。

あまりに、ズバズバテンポよくお話をされているので、そのタイミングを計って、「私の絵を見ていただけますか」とお願いしました。
その先生は、私を見て、「あなたも出されているのですか？」と意外そうにおっしゃいました。私が車いすなので、出品者とは思わなかったようです。
丁度私の絵の前だったので、ちょっとぶしつけで申し訳なかったのですが、勇気を出して、お願いしました。

その先生は、私の絵を見て、床の表現が手を抜いているとおっしゃいました。
足が浮いているように見えると。私がちょっと気になっていることをずばっと指摘しました。それから、色相に問題があると。それも私が気になっていることでした。やや、モノクロ調に見えることです。
やはり、見る人が見ると同じように感じるのだなと思いました。それとともに、私が気にしていることも、ほぼ、間違ってないのだなと確認できました。

ただ、その先生がおっしゃる勢いが強かったので、私以上にそのことが気になるということなのだなと思い、私はまだ甘いのだなと考えさせられました。

ご指導ありがとうございました。

その後、いろいろ話していたら、その先生は私を知っていました。お会いしたのは初めてですが、絵を知っていてくれて、私が最近は水彩の風景画をよく出していることまで、ご存じでした。
そして、その後、私が本庄第一高校の先生だということにも気づいて、学校見学にもいらしたことがあるとおっしゃっていました。ということは、かなりご存じでしたが、私の顔だけ知らなかったということでした。

面白い出会いでした。

その後、県展の審査員の方にも指導をもとめましたが、手を振って何も言ってくれません。最近は、なかなか言ってくださる人がいなくなってしまったので、今日はとてもありがたいアドバイスをいただきました。

その方は、日展にも入選されている方で、上尾市の中学の先生のようでした。だから、本庄第一高校へ見学にいらしたことがあるのだと分かりました。