絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

エジプトの番組 続き2

2016-07-22 | いろいろ
この番組の一番の見どころは、ツタンカーメンのお墓の奥に、ネフェルティティの墓があるのではないかという説です。

これは、興味がありますね。

墓の構造が、真直ぐ入った後、左に曲がるのがファラオの墓の基本形です。

しかし、女性のファラオとしてハトシェプスト女王の墓は、右に曲がります。
もし、女性の場合は、右に曲がるとしていたのなら、このツタンカーメンのお墓も右ですから、
これは、もしかしたらネフェルティティのために作っていた墓で、それを予想外にツタンカーメンが急死したので、
急遽、この墓をツタンカーメンの墓に利用したのではないかというのです。

壁の中に、ちょっと不思議な直線があります。
そこが実は通路で、その通路を塞いで、壁画を描いたのではないか?
それが事実なら、まだその奥があるというのです。

これは、面白い話ですね。そして、奥にネフェルティティの墓があるなら、
また、金銀財宝があるかもしれません。

壁画のある壁は壊すわけにはいきませんから、別の穴を掘って、小さな穴を空け、
ファイバースコープのようなもので、撮影してみると良いと
言っていました。

今後の探索が楽しみです。

ーーー
このことを予想した学者が出ていましたが、その人の研究では、ツタンカーメンの黄金の仮面も
ツタンカーメンの文字の部分が、どうも他の名前が入っていたのを、書き直した形跡があるというのです。
確かに、言われてみるとそう見えなくもありません。
また、仮面の顔とその外側との部分に不自然なつなぎ目が見られ、他の面があったものを外して、
付け替えたのではないかと思われるといいます。
それがこの墓が他の人のために作っていたものをツタンカーメンの墓に利用したのではないかと考えられる理由だと言っていました。

なるほどと思いました。
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エジプトの番組 続き

2016-07-22 | いろいろ
今回の放送では、ネフェルティティがヒッタイトから婿を迎える話がありました。

アクエンアテンが死んでしまい、ファラオがいなくなったので、ヒッタイトの王子をファラオに迎えたいと考えたのです。

私はこの話は、ツタンカーメンの死後、妻のアンケセナーメンが取った行動として理解していました。

私の以前の知識では、ツタンカーメンは殺されたかもしれないという話でした。そしてこの後、大神官のアイがアンケセナーメンと結婚してファラオになろうとしているという状況。
アンケセナーメンは、ツタンカーメンを殺したのはアイだと疑っていて、殺人犯のアイと結婚するのは嫌なので、ヒッタイトから王子を迎えようとした。それを知ったアイが、軍部の隊長のホロエムフェブを使って王子を国境付近で殺させたという話です。

実行犯は、パラムセスというホロエムフェブの部下ですが、後の第19王朝の先祖ラムセス1世です。

大神官アイは、アンケセナーメンと結婚しファラオになりましたが子供がなく、次のファラオはホロエムフェブになりますが、ホロエムフェブも子供が無くて、パラムセスがファラオになったそうです。

パラムセスは、あのアブシンベル神殿を作ったラムセス二世のお爺さんですね。

さあ、ヒッタイトから王子を迎える話は、どちらが本当でしょうか。




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エジプトの番組

2016-07-22 | いろいろ
火曜日に放映されたTBSのエジプトの番組で、アイがネフェルティティの父親であると語られていました。

私は、初めて聞きましたので、驚きました。
一説にはそういう意見もあるということでしょうか。
それまでのテレビで放映されたものでは、そのような話はありませんでした。

私が聞いていた範囲では、アイは、アメンヘテプ3世の妻になるティイをミタンニから連れてきた人という解釈でした。
だから、アイもミタンニの人だろうとは思っていましたが、ネフェルティティの父であるということは聞いたことがありませんでした。

アイは、エジプトに来て、どうしていたのでしょうか?なぜアイはアメン神の神官になれたのか、後に一番偉い大神官にまでなったというのはあり得る話なのでしょうか。アイはエジプトから見れば外国人ですからね。

それが事実だとすると、アイは、ずっとエジプトにいたのではないか?単身赴任だったから、たまにはミタンニに戻ったこともあるだろうと考えれば、戻った時に、妻との間にネフェルティティが生まれないこともないとは思いますが。

エピソードとして、アメンヘテプ4世がミタンニに行ったことがあり、子供時代のネフェルティティと遊んだことがあるそうです。
アメンヘテプ4世は、後のアクエンアテンです。
二人は、後に結婚するわけですが、ネフェルティティは初めは、アメンヘテプ3世の妻としてエジプトに来ます。
アメンヘテプ3世が死んでしまって、その後にアクエンアテンと結婚するのです。

アクエンアテンは、宗教改革をしてアメン神官の力を失墜させたわけですが、アメン神の神官であるアイとの関係はどうだったのでしょうか。妻の父親の地位を失墜させるということですよね。

まあ、どの情報が正しくて、どれを前提に考えるかで、いろいろ変わるので、その辺は難しいですが、エジプトの歴史は簡単に言い切れないと思っていないといけないと感じました。













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