絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

麓原展(上里展)作品紹介2

2010-02-09 | 展覧会
3、枯れたモチーフを使っての静物画です。
  この絵も、見方によっては抽象的に見ることもできます。
  物の配置など、構成が上手くいっていると思います。



4、この絵は、麓原会の若手の作品です。若者らしい新しい傾向の絵です。
  最近は、空中に浮く人物をテーマに描いています。
私は、この取り組みに注目しています。因みに本庄第一高校の卒業生です。
現在は、独立美術で若手のホープとして期待されています。



  空中に人物が浮遊する絵は、ミケランジェロの天井壁画や最後の審判にも見られます。
  また、ゴヤの黒の時代の絵にも見られます。
だからそれ自体は新しいというわけではありません。
しかし、彼は、航空写真のような風景に人物を浮かせてみたりしています。
  そこが新しいのです。今回は、海岸から高校生が飛び立つようなイメージでした。
  今後の作品が楽しみです。

コメント
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