10月1日からの山口国体開会式のため、天皇皇后両陛下が行幸されます。 明日は、奉迎式典が山口で行なわれます。 お天気が少し心配ですが、私も末席の一人として参加いたします。
皇族をお迎えする場合には、特に儀礼が重んじられます。 外務省研修所で在外公館赴任前に、席順、服装、慶弔事などなど徹底的に教えていただきました。 友田二郎氏の ”国際儀礼とエチケット”という一冊の本が、バイブルとして今でも使われています。
例えば、ドレスコードについては、ホワイトタイ、ブラックタイ、フォーマル、セミフォーマル・・・・・・・と。 正式外交の場では、綿、麻生地はダメ、パンツ（ズボン）はダメ、靴のヒールは5センチ、コンビ・バックバンドはダメ、色は黒・茶・べージュまで、もちろんスカーフはもってのほか、手袋は白のみなど、本当に細かく規定されています。 在外では、たくさんの皇族の方々をお迎えしましたが（私などは若かったこともあり、隅の方で立っていただけでしたが）、とてもよい経験をさせていただきました。 皇族が来られるからと、一番高い着物や洋服、帽子、宝石などを身に着けていくのだけはやめていただきたいものです。 一番儀礼に反することですから。 明日から、ホスト役をつとめられる方々は、とても大変だろうと思います。
プロトコールのバイブル（国際儀礼とエチケット） 美味しいパンをいただきました、事務所のみんなのおやつにします
