8月も12日になりました。
特に、何もしていないのだけど・・・1日があっという間に終わります。
やはり時が過ぎて行くのが早く感じます。(汗)
さて。
先日、たまたまリンダ・マッカートニー(Linda McCartney)の唯一のアルバム『WIDE PRAIRIE』が目に留まり、ハッと思い出したのが「シーサイド・ウーマン」!
思わず聴き入って、盛り上がってしまった私でした。
今更書く必要もないとは思いますが、リンダさんはポール・マッカートニーの最初の奥様で、米国人、写真家として活動中にポールと出会い1969年に結婚、音楽の素人ながらポールのバンド、ウイングスのキーボードとしても活躍、残念ながら1998年に癌で他界されています。
ウイングス時代から聴いている私にとっては、リンダさんは忘れられない女性です。
リンダさんの他界後、ポールは2人の女性と再婚しますけど、やはり私にとってはポール&リンダ・・・その言葉の響きは永遠です。
リンダさんの死後、ポールがリンダさんが歌っている楽曲を集めてアルバムとしてリリースしたのが、この『WIDE PRAIRIE』です。
はっきり言って、リンダさんの歌声ははっきり言って下手くそです。楽曲的にグッと来るものもほとんどないので、このアルバムを通して聴くのは辛いものがあります。
コレクター・アイテム的な立ち位置のアルバムと言えるでしょう。
でも個人的には、リンダさんの歌声は決して嫌いではありません。下手くそだからこそ、逆に味がある!と思います。(贔屓の引き倒し?)
好きな楽曲がほとんどないので、アルバムを通して聴く事はないですが、うん、決して嫌いではないです。
そんなアルバムに収録されている楽曲の中に、私が唯一大好きな曲があって、それが上記した
「シーサイド・ウーマン(Seaside Woman)」
なのです。
この曲だけは異色の出来だと思います。
リンダさんが初めて作詞作曲した曲だそうです。
1972年に当時のウイングスのメンバーで録音され、1977年にリミックスされてスージー&ザ・レッド・ストライプス名義でシングル発表された曲。
スージー=リンダさんで、バンド名のレッド・ストライプスはジャマイカのビールの名前から取ったそうで。
リンダさんが好きなレゲエ調の、けっこうゴキゲンなナンバーです。
この曲では、リンダさんの下手くそなボーカル(何度も何度もすみません・・・)が、見事なまでに曲にマッチしていて違和感なく聴けます。
そして、バックの演奏はウイングスのメンバーが担当しているだけあって、これがまた良いです。
特にポールのベース、ヘンリー・マッカロウのギター(?)がお見事!実に印象的です。愛する奥様のために、バックで何かと盛り上げようと頑張っている?ポールのノリノリ具合が感じられるのが楽しいです。
どこかチープな響き、でもゴキゲンで、トロピカルな雰囲気を十二分に味わう事が出来る、本当に明るく楽しい「シーサイド・ウーマン」は、贔屓目なしにGood!です。
ウイングスの同じようなレゲエ・ナンバー「C Moon」よりも、私は数倍好きですね。(これ本当)
メンバー全員のボーカル曲が売り?の、ウイングスのアルバム『SPEED OF SOUND』に収録されている、あの「Cook Of The House」でのリンダさんのボーカルの下手くそさ、曲のグダグダ感で「あーあ・・・」と残念に思っている方々も、この「シーサイド・ウーマン」は気に入るのではないかと思います。
それだけ、異色の出来だと思います。
まあ、アルバム1枚は、やはり辛いですけどね。(苦笑)
リンダさん奇跡の1曲、とも言える「シーサイド・ウーマン」!
猛暑続く夏・・・このレゲエ調の楽しい雰囲気を味わうために、涼しい部屋で聴くも良し!暑い海辺で聴くも良し!の1曲だと思います。
夏に聴くのにピッタリです。
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