宮内悠介さんの「ラウリ・クースクを探して」を読みました。
感想を綴ってみたいと思います。
今年初めて読んだ本は、、静かに感動が広がるような、、
優しい気持ちになれる本でした。
もちろん、感じたことはそれだけではないけれど。
1977年、エストニアに生まれたラウリ・クースク。
コンピュータ・プログラミングの稀有な才能があった彼は、
ソ連のサイバネティクス研究所で活躍することを目指す。
だがソ連は崩壊し……。
歴史に翻弄された一人の人物を描き出す、かけがえのない物語。
ラウリはエストニアの人で、子供の頃からの親友は、ロシアの人だった。
もう一人いつも一緒に子供時代を過ごした女性は、エストニアの人だったけれど、
ソ連崩壊の頃の独立運動の中で、怪我をし車椅子生活となり、
3人は、ソ連崩壊とともに、、ばらばらとなり、お互いの消息さえわからなくなっていた。
物語は、「わたし」なる人が、ラウリの消息を探して取材してまわる型式で展開
していくのだけれど、途中で「わたし」の正体が明らかになる。
そのあたりから、最後まで、感動しながらの一気読みでした。
友情の尊さと、国が異なると、、こうも違い大変なことがあるのか、、という驚きと、
ソ連崩壊から、今のロシアのウクライナ侵攻という時代を生きた人の人生が、
いかに大変だっただろう、、と想像しながら読みました。
234ページ、2~3時間で読了してしまった感じでしたが、
静かな感動が胸に広がる、いい物語でした。
おすすめしたくなる1冊です。
感想を綴ってみたいと思います。
今年初めて読んだ本は、、静かに感動が広がるような、、
優しい気持ちになれる本でした。
もちろん、感じたことはそれだけではないけれど。
1977年、エストニアに生まれたラウリ・クースク。
コンピュータ・プログラミングの稀有な才能があった彼は、
ソ連のサイバネティクス研究所で活躍することを目指す。
だがソ連は崩壊し……。
歴史に翻弄された一人の人物を描き出す、かけがえのない物語。
ラウリはエストニアの人で、子供の頃からの親友は、ロシアの人だった。
もう一人いつも一緒に子供時代を過ごした女性は、エストニアの人だったけれど、
ソ連崩壊の頃の独立運動の中で、怪我をし車椅子生活となり、
3人は、ソ連崩壊とともに、、ばらばらとなり、お互いの消息さえわからなくなっていた。
物語は、「わたし」なる人が、ラウリの消息を探して取材してまわる型式で展開
していくのだけれど、途中で「わたし」の正体が明らかになる。
そのあたりから、最後まで、感動しながらの一気読みでした。
友情の尊さと、国が異なると、、こうも違い大変なことがあるのか、、という驚きと、
ソ連崩壊から、今のロシアのウクライナ侵攻という時代を生きた人の人生が、
いかに大変だっただろう、、と想像しながら読みました。
234ページ、2~3時間で読了してしまった感じでしたが、
静かな感動が胸に広がる、いい物語でした。
おすすめしたくなる1冊です。