マリオネットオーケストラの公開練習と、そのあと1時間程度の、弾き方に関する(主に右手)
吉田さんのレクチャーがあるというので、出かけてきました(^^)
高槻で下車したのは、初めて^^
会場です。

その日の夜から、ちょいとダウンしまして、ほぼ1週間、、床に臥せっておりましたゆえ、
レクチャーでお聴きしたことなど、自分の頭の中で、ぐるぐるしていて、
私の妄想も、、、含まれてしまっているかもしれず、その場合は、ご容赦くださいm(._.)m
15時以降は、誰でも練習見学自由・・・って書かれてたのだけれど、
あまりにも、真剣に、、練習が進められていたので、入っていいの??
と、廊下でしばし躊躇いつつ、そぉ~っとドアから覗いたら、ベースの方が気づいて
くださって、「どうぞどうぞ」と、入れてくださいました。
指導される先生によって、合奏練習がどんな風に進められていくのか?というのは、
かなり違いがある(個性がある)ので、どんな風に?というのは、
この日の、大きな好奇心の1つでもありました^^
どんな風に、、なんて、ちらっと練習を見ただけだから、うまくは言えないけれど、
1音1音、とても大事に、指導されていました^^
そして、レクチャータイム^^
マリオケの方々が、見学者は前へどうぞ~と、一番前の席を空けてくださり、
有り難く、一番前の席に座り、かぶりつきで聴かせていただきました^^
写真は撮ってもいいよ、、、的なことを言われていましたが、撮れる余裕もなく、
吉田さんのfacebookページから拝借させていただきましたm(._.)m
まず最初に、心構え的なお話がありました。
よく「頭ではわかってるんですけど、できないんですー」とかいう人がいますが、
できないということは、「わかった」とは言わない。
聞いたことを理解して、自分の身体に落とし込んで、初めて「わかった」と言えるのだ。
・・・う…手厳しいです(^^ゞ
私も、そう言うこと、あったかも^^;と。
それから、
レッスンを受けたりして、言われるがままにするだけで、自分の頭で、
何故なのか?とか考えようとしない人には、成長はない。
自分なりに理解すること、落とし込むことが大切である。
・・・これは、大丈夫^^
いつも、どうしてかな?と、考える習慣は身についているから(^^)
それから、ピックの持ち方のお話。
大きなピックの模型(?)みたいなのを作ってくださっていて、
遠くからでも、わかりやすいよう工夫してくださっていました。
私は、イラストを描くのが下手っぴなので、うまく描けませんが^^;
・人差し指の第一関節にかかってはいけない
・深く持ちすぎたり、力を入れて、ピックを固めてしまってはいけない
・小さな音で弾く時は、特に脱力が必要
・ピックは弦にまっすぐ(垂直?)当てることが大切
(少し斜めに当てることによって、わざとくすんだ音を出すこともあるが、基本ができたうえのこと)
通常、楽器の表面板は、垂直に立ってなくて、やや上を向いているので、
ダウンの時は、ピックを垂直に当てることができていても、
アップの時には当たっていないという人がいる。
そういう人は、手首の位置(?)を少し上にすることで(アップの時に)
垂直に当てることができるようになるので、
ダウンとアップの時に、微妙に手首の高さ(向き?)を変える必要がある。
これができていない人のトレモロは、アップが弱く、均等なきれいな音色に
ならない。
トレモロを弾くとき、振幅の中心に手首があるべき。
そのバランスがとれているかは、表面板に、右腕のどこもつかないようにして、
トレモロをしてみるとよい。
トレモロが不安定な人は、ダウンとアップのバランス感覚が、まだないということだ。
・・・これも、なんとか、大丈夫だった(*^-^*)
また、アップの時、ピックの先から弦に当てに行く人が、時々居るが、
それはちからまかせになってしまうので、だめ。
ダウンの時は、親指に、アップの時は、人差し指に、弦の当たり(力)を感じて弾く。
大きな音量で弾くとき、力づくで弾くと、ガシガシした嫌な音になる。
脱力して、大きな音を出すと、心地よい音になる。
・・・ここまでは、以前、倉敷で習ってた先生が言ってたことと、ほぼ同じ~^^
そして、ちょっと考えさせられてしまったのは、トレモロの速さについて。
これには、『賛否両論あると思いますが』と強調されたうえで、
トレモロの速さは、ゆっくりな方が、やわらかい音が出ていいと思っています。と。
脱力した状態で、トレモロを速くできればいいのでしょうが、
速くしようと思うと、余計な緊張感が生まれてしまうと思っているから、、と、言われていました。
以前、倉敷で習ってた先生に教わったのは、、、(一部しか教わってないかもしれないけれど)
クレッシェンドなど、盛り上がっていくときは、トレモロ速度をだんだん速くする。
でも、むしろピークの音は、けたたましくならないように、速度をゆるめる。
曲の終わりなど、フェイドアウトしていく時は、音量を落としながら、トレモロ速度は速めるとともに、
ピックをだんだん浅くしていく。
・・・だったのだけれど。
ほんとは、もっと、微妙に、速度を変えて演奏するんだろうなぁとは思いつつ。
トレモロをむやみやたらに速くしない という点では、同じことを言われているのかも
しれないけれど。ん~~~~~。
今、指導してもらってる先生は、「ここは、トレモロを速く」と、時々言われるので、
その意図を、、、ちゃんと理解しなくちゃだめね、、と、反省。
ということで、「トレモロの速さ」については、これからも、引き続き考えていきたいと思います。
例えとして、ブランコに乗った時、いいタイミングで背中を押してもらったら、
どんどん揺れが大きくなっていくけれど、良くないタイミングで背中を押されたら、
揺れが止まってしまうのと同じで、むやみやたらと、弦をはじけば、よく響くというわけでは
ないことを考えて、いいタイミングで弾くことが大切です…とも言われていました。
これは、感覚的につかむしかないことなのでしょうね。弦の振幅が見えるわけじゃないので^^;;
トレモロをどう弾くのかは、曲によっても異なると思うし、その時その時で
異なるのでしょうが、1つ1つのピックの音の集まりで、トレモロが構成され、音の輪郭を
作り上げるのだという意識を持って、弾くことが大切です。と。
そして、1音1音の強弱は、フレーズ感を出したりするためにも、とても重要です。と。
・・・このお話は、ほぼ時間切れ~って感じで、あまりたくさんお聞きすることができませんでした(残念~)
もっとお聞きしたかったです。
もう1つ、駆け抜けるように、話されたことに、アポヤンド奏法的に弾く方法と、アルアイデ奏法的に弾く方法のお話。
その奏法の名前は、初めて聞いたのですが、ギターの奏法のようで、
私が理解したところでは、ダウンアップで弾く場合に、ピックを隣の弦で止め、折り返す弾き方が、
アポヤンド奏法的なもので、速いパッセージ向き。
それに対して、1音ごとに弦からピックを抜いて、助走・・・みたいなものをつけて弾く方法が、
アルアイデ奏法的なもので、比較的ゆるやかなパッセージで、1音1音を響かせたいときに使用する・・・?
みたいなお話。
このお話も、もう少し聴きたかった~。
と、駆け足でお話を聞き、「質問のある方?」と聞いてくださったのだけれど、
たくさん聞いた話が、頭の中で、ぐるぐる整理できていなくて(こうやって書いていても、まだ整理しきれてないなぁって
感じるほどに)質問が、思い浮かびませんでした^^;;
今なら、質問、「あります~」って手をあげられそうなんだけど(^^ゞ
1時間では、話し足りないと、言われてました。。きっとそうなのでしょう。
もし、続編があれば、また聴きに行きたい^^
そして、左手編もあれば、嬉しい(^^)
ちょっと長くなってしまいました^^;
いつも、何気なく弾いているけれど、1音1音、どんな音を出したいのか、
考えて弾かなくちゃいけないってことを、思い出させていただき、
いろんなことを考えるきっかけをくださったことに、感謝いたします。
レクチャー終了後、その前日、京都で「饗演」のコンサートにご出演だった
4名のプロ演奏家さんたちが、来られていて、びっくりいたしました(*^-^*)