はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「天地明察」

2011-03-16 16:25:13 | 本・映画・ドラマ
冲方丁さんの「天地明察」を読みました。

江戸時代半ばあたり(?)に暦を改定するという一大事業に一生をかけた、
渋川春海さんの物語で、情熱を持って、まっすぐ突き進んでいく様子を、
ただ面白く、ぐいぐい読み終えてしまいました。

純粋な人。
だからこそ、素晴らしい人たちとの出会いがあり、多くの人に、
“頼みましたよ”と、自分が果たせないかもしれない思いを任され、
“頼まれました”と、人の思いに助けられながら、成し遂げることができた
という人生は、素晴らしい以外の何ものでもない。そう思った。

もちろん、挫折したり、大切な人を亡くしたり、茫然自失になることもあった。
けれど、乗り越えることができた。

人とのつながりは、人生の宝であり、思い(目標)を持って生きること、
その気持ちを、共有することのできる人の存在は、“幸せ”以外のなにものでもない。

なんてことが、読後、しみじみ~っと実感できた。
とってもおもしろかった。
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