はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

「これは人間を諦めるレッスンなんだ」

2012-09-05 11:53:51 | 本・映画・ドラマ
先日、TVドラマ「家族貸します ファミリーコンプレックス」の中で、衝撃を受けたセリフである。
言ったのは、6~7歳(?)の子供。
それだけに、衝撃的だったのかもしれない。

数年前に、ニュースか何かで、
“最近、人との関係が薄くなっているので、結婚式などに参列する人をレンタルしてくれるような会社があるらしい”と知った時は、驚いたのだけれど、
今回のドラマは、そういうシチュエーションも、もちろんありつつ、
癌で余命宣告をされた男性が、実際には妻と娘がありながら、別居している関係で、
妻役と、娘役をレンタルする…というのがメインのお話だった。

そのレンタル会社を経営している男性も、また、自分の家族とは何かしら問題をかかえつつ、
レンタルすることは、人助けであると断言する。

ウソで固めた自分の人生に幸せがあるのだろうか?という疑問も湧きつつ、
それでも、目前に「死」を意識するとき、ウソでもいいから、幸せだと思える時間が
欲しくなるものなのだろうか?

人と人の間には、誤解することが少なからず存在すると思う。
できれば、死後、誤解が解けるよりは、その前に、誤解が解けるように、、、
話せる時に話したいものだ…と、改めて強く思った。

誤解したまま、話せなくなってしまった人が居るわけではないが、
話したいことがあったまま、逝ってしまった兄が居たので、余計にそう思うのかもしれない。
その思いは、行き場がなくなり、25年が経とうとしている今も、悔いめいた気持ちは
なくならないのだから。きっと一生この思いは続くのだろう。

で、タイトルに戻るのだけれど、
「人間を諦める」とはどういうことなのだろう?
「人間であること」とはどういうことなのだろう?
う~んって思っていたら、「人間であること」というタイトルの本を発見^^。

これは、一度読んでみるしかないでしょ。
コメント
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