リーガ・エスパニョーラ第19節。
2位レアル・マドリードは、残留争いをしているマラガとサンティアゴ・ベルナベウで対戦しました。
試合前にハンブルガーSVへの移籍が決まったファン・ニステルローイの挨拶が行われました。
この挨拶(この日のキャプテン、グティと記念撮影↑)でスタジアムのボルテージと選手たちのモチベーションが上がったようです。
この日、ニステルローイは、スタンドでチームメイトたちのプレイを目に刻み込んでいました。
スターティングメンバー
GK:カシージャス
DF:セルヒオ・ラモス、アルビオル、ガライ、アルベロア
MF:ラス、グティ、シャビ・アロンソ、カカ、クリスティアーノ・ロナウド
FW:ベンゼマ
交代
後半0分、ガライ→マルセロ
後半23分、グティ→グラネロ
後半35分、カカ→ラウル
前半戦
首位バルサを追うためには、勝ち点3が必要なレアル。
一方、残留争い中のマラガは最低でもドローに持ち込みたいところ。
そんな両者の対戦で、序盤から積極性を見せたのはアウェイのマラガでした。
前半7分、マラガ攻撃陣がレアル陣内に侵入し、最後はクロスバーにボールを当てる際どい攻めを披露しました。
レアルが反撃したのは前半15分。
カカのクロスをベンゼマが頭で落とし、詰めていたグティがボレーシュート!
しかし、これは相手GKのファインセーブに合います。
その後は一進一退の攻防が続き、マラガ側は前半28分にカシージャスを脅かすシュートを放ったものの失敗に終わりました。
一方で、肝を冷やしたレアル側は破壊力抜群の攻撃陣で報復を計ります。
前半36分、グティが中央付近からスルーパス。これをベンゼマが受け、サイドに流れていたカカへ繋ぐ。
カカが得意のドリブルでペナルティエリアに切り込み、走り込んできたC・ロナウドに見事なパスを出して1-0!最近不発だったC・ロナウドが決めました!
勢いに乗ったレアルは、3分後に再びC・ロナウドが決めて2-0!
今度はグティのアシストから得点が生まれました。
後半戦
ハーフタイム中にレアルDFガライの怪我が重度であることが判明し、ガライが退きました。
代わりに入ったのはSBマルセロ。この影響で、セルヒオ・ラモスがCBの位置に入りました。
開始からセルヒオ・ラモスがネットを揺らす(オフサイド判定)など、レアル側が積極的な攻めを披露。
しかし、後半25分にC・ロナウドが相手DFに肘鉄を見舞い一発退場した後は、レアル攻撃陣は停滞し、逆にマラガが前掛かり気味になります。
このマラガの攻撃をレアル守備陣は巧みに防ぎ、試合終了。
レアルがリーガ前半期ホーム全勝を飾りました。
総括
前節敗北していたため、絶対に負けられない状況でしたが、快勝して一安心といったところでしょう。
しかしC・ロナウドが退場、ガライが負傷とさらなる欠場者を出してしまいました。
次節は、苦手なリアソール(レアルは約18年間勝利なし)でのデポルティーボ戦ということで、厳しい戦いを強いられそうです。
デポル戦に欠場予定なのは、イグアイン、C・ロナウドという前線の要です。
ベンゼマはアシストはできるものの、得点はできないので力不足でしょう。もはやラウルに期待するしかありません。
レアル・マドリード2-0マラガ
前半36分、C・ロナウド(レアル)
前半39分、C・ロナウド(レアル)
日程
リーガ・エスパニョーラ 第20節 1月30日(土)リアソール・スタジアム(ラ・コルーニャ)
デポルティーボ・ラ・コルーニャvsレアル・マドリード
UEFAチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦第1戦 2月16日(火)スタッド・ドゥ・ジェルラン(リヨン)
オリンピック・リヨンvsレアル・マドリード
イングランドやトルコなど、様々な移籍話が出ていたファン・ニステルローイ。
結局、最終的な移籍先はドイツのハンブルガーSVに決定しました。
ニステルローイは、プレミア移籍を熱望していたものの、プレミアの(高い)レベルでは自分は活躍できないと判断したため、ドイツ行きを決めたようです。
ニステルローイは6ヶ月後に控えたW杯蘭代表メンバー入りを目指します。
2009-2010シーズン、リーガ・エスパニョーラ、プリメーラ・ディビジョンの前半期が終了しました。
■優勝争い
今回、冬の王者になったのは前季王者のバルセロナでした。
それを勝ち点5差で追うのは2位レアル・マドリード。
今季のリーガ優勝争いはほぼこの2チームに絞られました(ヴァレンシアが絡む可能性あり)。
■欧州CL&UEFAリーグ争い
欧州CL争いにはヴァレンシア、デポルティーボ、セヴィージャなどいつもの面々がいます。
そこにマジョルカやヘタフェ、A・ビルバオが食い込み、UEFAリーグ、あわよくば欧州CLを狙うという構図。
■中位
優勝、欧州CL、UEFAリーグを狙うのは厳しいが、残留する可能性も低いチーム。
この状況にあるのがヴィジャレアルです。
ヴィジャレアルは優勝争いを期待されていたものの、今季は調子が悪く、結果的に無難な順位に落ち着いています。
■残留争い
序盤から絶不調だったアトレティコやオサスナなどは最近調子が戻り、残留争いから抜け出しつつあります。
本当に崖っプチなのはサラゴサ、ヴァジャドリード、マラガといった面々でしょう。
また、エスパニョール、ラシン辺りもまだまだ予断を許せません。
■順位表(第19節終了時)
1位 バルサ(49)
2位 R・マドリード(44)
3位 ヴァレンシア(39)
4位 マジョルカ(34)
5位 デポルティーボ(34)
6位 セヴィージャ(33)
7位 ヘタフェ(30)
8位 A・ビルバオ(30)
9位 ヴィジャレアル(26)
10位 ヒホン(24)
11位 アトレティコ(23)
12位 オサスナ(23)
13位 ラシン・サンタンデール(23)
14位 エスパニョール(20)
15位 アルメリア(18)
16位 マラガ(17)
17位 ヴァジャドリード(17)
18位 テネリフェ(17)
19位 サラゴサ(14)
20位 シェレス(8)
※
1~4位:欧州CL
5位、6位:UEFAリーグ
18~20位:降格
■ベッカム引退を否定
「ベッカムの親しい友人からの情報によると、彼はW杯で引退を考えている」と伝えられていたデイビッド・ベッカムの引退問題。
1月17日(日)にベッカムがコメントを発表し、「チーム(ギャラクシー)はMLSカップ優勝を目指している。チームとの契約は1年半残っている。移籍期間の後は当然、ロサンゼルスに戻る予定だ」と引退を否定しました。
果たしてベッカム引退のニュースはマスコミがでっち上げたデマだったのか。
それとも、ベッカムをマスコミに売った非情な友人が本当にいたのか…その辺りは不明です。
■ジーコ、また解任
元日本代表監督でオリンピアコス監督のジーコが、1月19日(火)にクラブから解任されました。
オリンピアコスは欧州CL決勝T進出を果たしたものの、リーグ戦では不振で、首位に勝ち点7差を付けられていました。
ジーコは昨年も率いていたCSKAモスクワ監督の座をシーズン途中で追われていました。
バルサのグアルディオラのように、選手・監督ともに成功している人物もいる中で、ジーコはやっぱり監督業には向いていないようです。
■グアルディオラ監督、バルサとの契約延長
6冠獲得を成し遂げた為、しばらく休養する可能性があると示唆されていたグアルディオラ監督。
しかし、ここにきて契約を1年延長することが発表されました。
■ジェラード退団説を否定!
先日、リヴァプールからの退団説を報道されたジェラードが、これを真っ向から否定しました。
スティーヴン・ジェラード(イングランド代表、リヴァプール)
「この手のうわさがどこから来るのか、ぜひとも教えてほしいものだ。よほど想像力が豊かなんだろう。もちろん、事実無根もいいところだ。この無意味な記事によって、僕とリバプールの関係が悪化すると思っている人間がいたら大間違いだ。むしろ、笑いのネタにできて逆に仲がよくなるくらいだよ」
■アンリ、ハイチ大地震の被災者救済に寄付金
ティエリー・アンリがNGO団体「国境なき医師団」に5万6000ユーロ(約710万円)の寄付を行ったことが、所属するバルセロナのサイトで発表されました。
アンリは以前からNGOに寄付を行っており、今回のハイチ大地震にも寄付を行ったとのことです。
あと、アンリは先日のW杯プレーオフの件を不問に付されたようです。(注:もちろん、寄付とはなんの関係もありません)
レアル・マドリードは、ラシン・サンタンデール所属のスペイン人MFセルヒオ・カナレスを獲得した模様です。
スペイン紙『アス』と『マルカ』が伝えたところによると、レアルとカナレスは基本的に合意に達しており、あとは署名するだけで契約完了とのことです。
なお、カナサレスは18歳と若いため、1~2年はラシンに留まる(期限付き移籍扱い)ようです。
近い将来“スペインの至宝”ラウル・ゴンサレスを失う可能性があるレアル。
そんな状況で、スペインの新たな顔になり得るカナレスを他クラブとの強奪戦の末に獲得できたのは朗報でしょう。
レアル・マドリードは、1月24日(日)にサンティアゴ・ベルナベウでマラガと対戦します。
前節、A・ビルバオに惜敗したレアル。首位バルサとの勝ち点差は5と広がり、巻き返しが必要となっています。
そんな状況下で、16位と格下のマラガと対戦できるのは幸運といえるでしょう。
さらに、レアルは本拠地のベルナベウで今季全勝(国内リーグのみ)と好結果を記録している強味もあります。
一方で欠場者が多いというマイナス要素もあります。
マラガ戦の欠場者(負傷)
■DF
ぺぺ
ドレンテ(予定)
■MF
ファン・デル・ファールト
フェルナンド・ガゴ
マアマドゥ・ディアラ
■FW
ゴンサロ・イグアイン
ファン・ニステルローイ
突如現れた“時空の亀裂”をめぐる人間模様を描いたこの作品。
本国イギリスでは、打ち切りの危機を退けてシリーズの続投が決定しています。
日本では昨年の正月に第1章が、秋に第2章が放送されました。
そして今回、第3章が夏に放送されます。
第3章は全10回と前2章に比べてエピソード数が増えています。
また、NHKでは4月4日(日)から第1章と第2章の再放送が始まります。
レアル・マドリードは1月20日(水)にアルバニアのティラナでグラモズィ・エルセカと親善試合を行いました。
レアルは、ラウル・ゴンサレスやベンゼマ、ガゴといった出場機会が少ない選手を先発で起用。
前半2分に先制されたものの、前半37分にC・ロナウドのセンタリングからカカが決めて1-1。
レアルが同点に追いつき前半終了。
ハーフタイム中に停電が起きるハプニングが起きるも、試合は無事再開。
後半36分、グティのパスからベンゼマが決めて1-2となり試合終了。
親善試合に相応しい盛り上がりの中、レアルが勝利を収めました。
「2010-2011シーズン限りで欧州の地から去る」と表明していたラウル・ゴンサレス。
そのラウルが来期からアメリカでプレイする可能性があると米『ニューヨーク・ポスト』紙が伝えました。
同紙は、米のロサンゼルス・ギャラクシーとニューヨーク・レッド・ブルズ(レッドブル・ニューヨーク)がラウルにコンタクトを取っていると報じています。
今季は、イグアイン、クリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマなどの活躍によって出場機会が激減しているラウル。
欧州を去るのを1年繰上げするのか…注目です。
ちなみにLA・ギャラクシーにはお馴染みデイビッド・ベッカムが所属しています。
ニューヨーク・レッド・ブルズは、ティエリー・アンリ(バルセロナ)にも接触しています。
かつてプレミアとリーガで得点を量産したレアル・マドリード所属のファン・ニステルローイ。
オランダ代表入りのために出場機会の豊富なクラブへの移籍を目指すニステルローイには、現在プレミアの3つのクラブからオファーが届いている模様です。
一つ目は、今季プレミアでダークホース化したトッテナム。
このクラブは昨夏もニステルローイを狙っていましたが、結局移籍金などの問題で断念していました。今度こそ獲得なるか?!
その他2クラブはストーク・シティ、ウェスト・ハムのプレミアの中堅クラブです。
また、トルコのガラタサライも獲得の意思を示しています。しかし、ニステルローイはかつて栄光を味わい、レベルの高いプレミアの方が代表復帰できると考えているので、トルコ移籍の可能性は低いです。