レアル、優勝前線を僅差で制す！

リーガ・エスパニョーラ第21節、首位レアル・マドリードは3位のヴィジャレアルと本拠地サンティアゴ・ベルナベウ対戦。
レアルが優勝を狙う上で今後、確実に優勝争いに加わってくるであろうヴィジャレアル戦。ここで勝利すれば優勝への確実な一歩となるだけに絶対に負けられない。

前半戦
開始早々からヴィジャレアルに攻めかかったレアルは前半8分、ガゴを起点にヴィジャレアルゴールに迫るとグティのパスからロビーニョが決めて1-0。大事な一戦でレアルが早々と先制。
しかし前半15分、02-03シーズンでレアルを苦しめたニハト（当時ソシエダ）が作り出したしたチャンスからロッシが決めて1-1。
　前半19分、サルガドのパスからロビーニョがシュートを放つも得点ならず。その後もレアルはヴジャレアルを積極的に攻めるも得点できずに前半終了。

後半戦
開始早々から両チームチャンスを掴むもゴールネットは揺れず。それでも2度目のチャンスを得たレアルは後半7分に勝ち越し弾を決めて2-1。決めたのはまたもロビーニョ、グティのシュートのこぼれ球を拾った。
　後半12分、ジュリオ・バチスタがフリーキックから狙うもディエゴ・ロペスに阻まれ追加点ならず。その後もレアルがボールを支配、ヴィジャレアルは後半24分にスーパーサブのトマソンを投入。

後半30分、ホシコのパスからベテラン、カプデビラに決められて2-2。試合が半分以上過ぎたところでレアルが追いつかれる苦しい展開。
落胆するサンティアゴ・ベルナベウが歓喜の輪に包まれたのは僅か1分後の後半31分、ガゴのパスからスナイデルが渾身のシュートを放ち力強く勝ち越し！
　10分後の後半41分、ここまでレアルとのシーソーゲームを演じているヴィジュレアルがカプデビラのシュートで同点を狙うも枠外へ。レアルが肝を冷やすようなシュート。
その後もヴィジャレアル側の攻撃が続くも3-2のまま試合終了。レアルが僅差で優勝前線を制した。

総括
1位と3位の直接対決、リーグ後半戦ということもあって絶対に負けられない戦いでしたがレアルが制しました。
3冠獲得の可能性がなくなった今、気持ちを切り替えてUEFAチャンピオンズリーグとリーガ・エスパニョーラに照準を合わせてきたようです。今回のシーソーゲームは大変苦しい試合となりましたが、この勝利でバルセロナとの勝ち点差を9（バルサはビルバオと引き分け）としました。

レアル・マドリード3-2ヴィジャレアル
前半8分、ロビーニョ（レアル）
前半15分、ロッシ（ヴジャレアル）
後半7分、ロビーニョ（レアル）
後半30分、カプデビラ（ヴィジャレアル）
後半31分、スナイデル（レアル）

日程
リーガ・エスパニョーラ第22節 2月3日（日）メディテラネオ（アルメリア）
アルメリアvsレアル・マドリード

UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦、第1戦 2月19日（火）オリンピック・スタジアム（ローマ）
ローマvsレアル・マドリード

3.26、50年周年記念試合！

1958年6月29日、1958FIFAワールドカップスウェーデン大会。
決勝戦ブラジルvsスウェーデンがソルナのロースンダスタジアムで行なわれ、ペレなどのゴールでブラジルがスウェーデンを5-2の逆転で下し、ブラジルがワールドカップ初優勝を決めてから約50年後の2008年3月26日。舞台をイギリスのロンドンに移しブラジルvsスウェーデンの試合が行なわれることをブラジルサッカー協会が発表した。


ブラジルのワールドカップ初優勝50周年記念試合、今では両者の実力は開いていますが、50年の歴史を感じさせるような試合にして欲しいですね。

07年最優秀GKは？

国際サッカー歴史・統計連盟（IFFHS）は14日、2007最優秀GKを発表した。

最優秀GKを獲得したのはユヴェントス所属のイタリア代表、ジャンルイジ・ブッフォン。チームは昨季、セリエBに所属しているのにも関わらずの受賞となった。ブッフォンはこれで4度目の受賞。
2位はチェルシー所属のチェコ代表ペドル・チェフ。3位は昨季、完璧な守備でレアル・マドリード優勝に貢献、スペイン代表でもユーロ2008予選通過するキーマンとなったイケル・カシージャスがランクイン。最優秀GKを受賞してもいいほどの活躍をしたものの3位に止まった。

2007最優秀GK
1位 ジャンルイジ・ブッフォン（イタリア代表、ユヴェントス）
2位 ペドル・チェフ（チェコ代表、チェルシー）
3位 イケル・カシージャス（スペイン代表、レアル・マドリード）
4位 ファン・デル・サール（オランダ代表、マンチェスター・ユナイテッド）
5位 ロジェリオ・セニ（ブラジル代表、サンパウロ）
6位 マヌエル・レイナ（スペイン代表、リヴァプール）

6位のマヌエル・レイナはカシージャスとスペイン代表正GK対決を繰り広げている選手、カシージャスとは1歳違いのためユーロ08、10年W杯までポジション争いは続くでしょう。
ファン・デル・サールはユーロ08を最後に代表引退を表明しています。

レアル、敗退と勝利 3冠の夢は散る

レアル・マドリードは1月20日、アウェイのビセンテ・カルデロンでアトレティコ・マドリードとの“マドリード・ダービー”に挑みました。

前半戦
開始1分、アトレティコ守備陣のミスを突いたロビーニョがペナルティエリア内に切り込みパス、これを受けたラウルが決めて0-1。レアルはこれ以上ないほどの幸先のいいスタート切った。
前半17分、ファン・ニステルローイのセンタリングをロビーニョがヘディングシュート。しかしゴールには至らず。
前半22分、アトレティコが得点チャンス。得点原のアグエロがレアル守備陣を突破してフォルランにパス、フォルランが放ったシュートはカシージャスがクリアして難を逃れた。
その後はアトレテスィコが試合を支配、レアルはいつも通りカウンター攻撃に終始する形。前半41分、スナイデルのコーナーからファン・ニステルローイがゴール！レアルが2点先取して前半終了。

後半戦
後半開始早々、元レアルのレジェスがレアルゴールを襲うもカシージャスがセーブ。
その後もアトレティコの攻勢で試合が進むもカシージャスが完全にストップして得点を与えず。一方でレアル攻撃陣も何度か決定機を得るもゴールには至らず、試合終了。
今季“マドリード・ダービー”はレアルの2連勝で幕を閉じた。

総括
レアルはいつものようにカウンター攻撃を中心とした戦いで2位バルセロナとの勝ち点7差を保ちました。
リーグ折り返しの初戦、伝統の“マドリード・ダービー”ということあり、負けていたら風向きが変わってしまう可能性がありました。そんな中で0-2というスコアでの勝利は連覇に向けてよりいっそう士気が高まったでしょう。

一方、1月16日に行なわれたコパ・デル・レイ対マジョルカ戦で敗れ、どのクラブチームもシーズン通しての最大の栄光である主要大会での3冠（UEFAチャンピオンズリーグ、国内リーグ、国内カップ）は夢と消えました。

日程
リーガ・エスパニョーラ第21節 1月27日（日）サンティアゴ・ベルナベウ（マドリード）
レアル・マドリードvsヴィジャレアル

リーガ・エスパニョーラ第22節 2月3日（日）メディテラネオ（アルメリア）
アルメリアvsレアル・マドリード

UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦、第1戦 2月19日（火）オリンピック・スタジアム（ローマ）
ローマvsレアル・マドリード

ミラン、約9ヶ月ぶりにサンシーロで勝利

ACミランが2007年4月以来のリーグ戦ホームゲームのでの勝ち星を挙げました。

ACミランは1月13日、サンシーロでナポリと対戦。先日レガ・カルチョに正式登録され公式戦への出場が認められたアレシャンドレ・パトと移籍が噂されていたロナウドがコンビを組み、トップ下にバロンドールのカカを置く新陣形で臨んだミラン。
まだ10代のパトは積極的にボールに絡みロナウド、カカとのコンビを形成。

試合が動いたのは後半16分、ピルロのパスからロナウドがゴールして1-0。しかし前半28分にナポリがカウンターからソサが決めて1-1。ミランはサンシーロで9ヶ月間リーグ戦では勝ち星がないだけに嫌な空気が立ち込めます。
前半31分、パトが渾身のシュートを放つもイエッツォがスーパーセーブ。しかしそのこぼれ球をセードルフが押し込み2-1。パトは初ゴールのチャンスを逃したものの重要な得点に絡む良い動き。しかし前半33分、ミランが与えたPKをドミッツィに決められ2-2。ミランは9ヶ月間続いている悪い流れをなかなか断ち切れません。

後半1分、セードルフのセンタリングからロナウドがヘディングで決めて3-2とすると後半23分にはカカが20メートル弾を決めて4-2。更に後半29分、パトが追いすがるナポリの息の根を止めるミラン移籍後リーグ戦初ゴールを決めて試合終了！
ミランはロナウドの復活、パトの台頭、サンシーロでの9か月ぶり（リーグ戦）の勝利と今シーズン最高の勝利を収めました。

レアル、21C最高の成績

スペイン、リーガ・エスパニーラ第19節。首位のレアル・マドリードはアウェイで最下位のレヴァンテと対戦。

前半戦
レアルは開始直後から最下位のレヴァンテに攻め入られる展開となりますが前半21分、スナイデルのコーナーキックから波状攻撃を仕掛け先制のチャンス。しかしレヴァンテの牙城は破れずスコアは0-0のまま。
その後は両者ともに決定機を作り出せずに前半終了。レアルはレヴァンテに予想以上に苦しむ嫌な流れ。

後半戦
後半6分、レヴァンテがファンマのセンタリングからチャンスを得ますがリガのヘディングはカシージャスが抑えます。
後半24分、ファン・ニステルローイのパスからロビーニョが狙うもポスト直撃。先制のチャンスを逃しました。逆にレヴァンテはリガを中心とした攻めでレアルゴールを襲いますがいずれもカシージャスがストップ。

後半29分、イグアインのセンタリングをレヴァンテディフェンダーがエリア内でハンド。後半30分、ファン・ニステルローイがPKを決めて0-1。レアルがラッキーな形で先制点を得ます。
後半37分、守護神カシージャスがリガの肘打ちを受けるもプレー続行。もし今後カシージャスが脱落するようなことがあれば、レアルにとっては大きなダメージとなります。
後半42分 、グティのパス受けたファン・ニステルローイがロングシュートを決めて0-2。レアルがリーグ前半戦を勝利で折り返しました。

総括
レアルのリーグ前半戦の成績は15勝2分2敗と21世紀になってから7年経ちましたが、その中でも最高の成績で折り返し。後半戦もこの状態を保てば優勝は間違いありませんが、去年とは逆に急激にチーム状態が悪くなる可能性もあるので安心はできません。
レアルはここ2回の優勝を最終節で、しかも2位との最高勝ち点差が2とギリギリの状況で決めてきました。今回は余裕を持って優勝を決められるのでしょうか…。

レヴァンテ0-2レアル・マドリード
後半30分、【PK】ファン・ニステルローイ
後半42分、ファン・ニステルローイ

日程
コパ・デル・レイ 勝トーナメント2回戦第2戦 1月16日（水）サンティアゴ・ベルナベウ（マドリード）
レアル・マドリードvsマジョルカ

リーガ・エスパニョーラ第18節 1月20日（日）ビセンテ・カルデロン（マドリード）
アトレティコ・マドリードvsレアル・マドリード

UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦、第1戦 2月19日（火）オリンピック・スタジアム（ローマ）
ローマvsレアル・マドリード

アーセナル首位陥落

イングランド・プレミアリーグは1月12日に各地で試合を行いました。

首位のアーセナルはホームでバーミンガムと対戦。
前半21分、アバデヨルがPKを決めて1-0。先制するも後半3分にオコナーに決められ1-1。その後アーセナルは精細を欠き痛いドローゲームとなりました。

2位のマンチェスター・ユナイテッドはニューカッスルと対戦。クリスティアーノ・ロナウドのハットトリックなどで6-0と大勝。この結果首位奪還（得失点差で）を果たしました。
4位リヴァプールはミドルスブラに引き分けと足踏み、チェルシーは勝利して上位2チームを追っています。

順位
1位 マンチェスター・U（勝点51）
2位 アーセナル（勝点51）
3位 チェルシー（勝点47）
4位 リヴァプール（勝点39）【他チームより1試合少ない】
5位 エバートン（勝点39）

トッティ「フル代表も五輪代表も同じこと」

フランチェスコ・トッティ（元イタリア代表、ローマ）

――北京五輪への出場（オーバーエイジ枠で）を希望しているという噂がありますが？
「僕がオリンピックに出たいというのは嘘だ。フル代表も五輪代表も同じことだからね。欧州選手権に出場しないなら、北京に行くのも正しいとは思えない」

――ローマから移籍する可能性はありますか？
「契約はあと2年間残っている。できるだけ早く契約を延長して、生涯ここに残りたいと思っている」

――元ローマ監督で現イングランド代表監督のファビオ・カペッロについて
「彼は素晴らしい監督だから、驚くようなことじゃない。イングランドでも素晴らしい監督であり続けるだろう。どこに行っても、いつも勝ってきた人だ」

バイエルン、来季監督はクリンスマン

ドイツ、ブンレス・リーガのバイエルン・ミュンヘンは1月11日にユルゲン・クリンスマンを今季限りでの退団が決まっている現バイエルン監督オットマー・ヒッツフェルトの後任にすることを決定しました。

クリンスマン監督は2006FIFAワールドカップでドイツ代表を3位に導き、選手時代は名実ともに最高の成績を挙げています。クリンスマンがバイエルン監督に就任するのは今年の7月です。

ソルダード、移籍は濃厚？

今シーズン、スペイン代表に初招集されるなど鳴り物入りでレアル・マドリードに戻ってきたロベルト・ソルダードでしたが、再びレアルを去ることになりそうです。

今シーズン、ヘタフェからシュスターを獲得したことで今まで良好だったレアルとヘタフェの関係が急速に悪化。その後レアルはカンテラでもトップの実力を誇るデ・ラ・レッドを完全移籍（買い戻しオプション付き）、グラネロをレンタル移籍してヘタフェとの関係修復にあたりました。
そして今回、ヘタフェはソルダードと接触。本人とは合意に至りあとはレアル側が容認すればソルダードはヘタフェの選手となるでしょう。ソルダードは今季先発のファン・ニステルローイ、ラウル、控えのサビオラ、イグアインに次ぐ5番目のFW扱いを受けていただけにこの移籍はヘタフェ、レアル、ソルダード3者にメリットがある重要な移籍となりそうです。